A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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ふとる 【太る】
See also
Phrases
- 太ったさま kweegweetu
- 太った者 buttarakoo,buttarakuu,buttee,butuu,kweebutaa,kweetaa,kweetuu
- 太っている butasaN,→kweetaNda ʔuchuN
- ~こと → shirugweei,kurugweei
てまどる 【手間取る】
Phrases
- ~さま mucchaificchai,mucchooficchoo
- ~時間 timafima
くさぢゅん (くさぢゃん、くさがん、くさぢ)
- 包丁の刃を直角に当てて皮を削りとる
Example phrases
- ぐんぼーや かー んちゅしぇー あらん、くさぢゅし やん。
(ゴボウは皮をむくのではなくて、そぐものだ) - ちでーくに/ぐんぼー くさぎ。
(にんじん/ごぼうの皮をそぎなさい) - いゆぬ いりち くさぢゅん。
(魚のうろこを剥ぐ)
*(参考)かー んーちゃー(ピーラー)、くにぶぬ かー んーちゅん(みかんの皮をむく)、しぶい/でーくにぬ かー んーちゅん(冬瓜/大根の皮をむく)、しーん/しゆん(擦る)、しやー(擦り器)
さとぅいん (さとぅたん、さとぅらん、さとぅてぃ)
- さとる
Example phrases
- うっさ いーちかち とぅらちん さとぅえーうーさん。
(そんなに言い聞かせてあげても悟ることができない)
ぬぐいん (ぬぐたん、ぬぐらん、ぬぐてぃ)
- 拭きとる
Example phrases
- ちらんかい はとーる あしみじ てぃーさーじさーに ぬぐれー。
(顔に流れている汗を手ぬぐいで拭きとりなさい) - うじんぬ ゆぐり ふぃーちん
(那覇では、ひーちん) - さーに ぬぐてぃ むぬ しこーれー。
(お膳の汚れをフキンで拭いて食事の支度をしなさい) - っちゅぬ ちゅーくとぅ ふぇーくなー なだ ぬぐれー。
(人が来るので早く涙を拭きなさい)
ぬぢゅん (ぬぢゃん、ぬがん、ぬぢ)
- 抜きとる、追い抜く、撮る
Example phrases
- しらげー ぬぢゅるむのー あらん、ぬぢーねー あとー ちぶるぬ きーや はぎーんでぃ いーさ。
(白髪は抜きとるものではない、抜くと後で頭髪が禿げると言うよ) - くれー わらび そーいに ぬぢぇーし やん どー。
(これは子どもの頃に撮ったものだよ) - くれー ゆー ぬがっとーさー。
(これはよく撮れているよ)
はばかいん (はばかたん、はばからん、はばかてぃ)
- 広い場所をとる
Example phrases
- とぅーいみちんかい はばかいんな けー。
(通路に広がらないでくれ) - ふぁーぬ はばかとーくとぅ、ちーしぇー まし あらに?
(葉が広がっているので、切った方が良いのではないか)
*(参考)いったー あたいぐゎーや あんし かんだぬ ふちゃーてぃ、ふぃさん いりららんさ。(あなたの家の菜園はかずらがあんなに茂って、足の踏み場もない)
ふぃち とぅいん (〜とぅたん、〜とぅらん、〜とぅてぃ)
- 引きとる
Example phrases
- うやぬ あちねーぐとぅ っくゎぬ ふぃちとぅてぃ ゆくん さけーとーん。
(親の商売を子が引き継いでさらに繁盛している)
カシカシマースン [⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣suŋ] (他動)
- うまくすかす(
uby{賺}{スカ}す)。うまくだます(騙す)。機嫌をとってすかし
uby{賺}{スカ}し
uby{騙}{ダマ}す。したたかにすかす(賺す)。機嫌をとる。
Example phrases
- ヤ⸢ラ⸣ビ カ⸢シカシマー⸣スンティ ⸢スンド⸣ イッ⸢カ カシカシマーサラ⸣ヌ
[ja⸢ra⸣bi ⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣sunti ⸢sundu⸣ ʔik⸢ka kaʃi̥kaʃimaːsara⸣nu]
(子供を賺して機嫌をとろうとするが、一向に賺されない) - ⸢カシカシマー⸣シ ⸣ミサタンティン ⸣アイニ ⸢カシカシマー⸣ス ⸣クトー ス⸢ナ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃi ⸣misatantiŋ ⸣ʔaini ⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣su ⸣ku̥toː ⸢su⸢na]
(賺し騙して良くても、あんなに賺し騙すことはするな) - ⸢カシカシマー⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃeː ⸣misamunu]
(賺し騙せば良いのに) - ⸢カシカシマー⸣シバ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃiba]
(賺し騙しなさいよ) - ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢カシカシマー⸣シェーティル シゥ⸢カーリ
[ja⸢ra⸣beː ⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃeːtiru si̥⸢kaːri]
(子供は宥め賺しながら<ぞ>使われる) - ⸢カシカシマー⸣スンティ ⸢スンドゥ カシカシマーサラ⸣ヌ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣sunti ⸢sundu kaʃi̥kaʃimaːsara⸣nu]
(宥め賺そうとするが、宥め賺されない) - ⸢カシカシマー⸣スクトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣su ⸣ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(宥め賺すことは出来ない) - ⸢カシカシマー⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃeː ⸣misamunu]
(宥め賺せばよいのに) - ⸢カシカシマー⸣シ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃi]
(宥め賺せ)
カジドゥル [ka⸢ʤiduru] (名)
- {Mn_3}拍子をとる。ある動作をする際に、調子をとるように頭や身体の一部を動かすこと。
Example phrases
- カ⸢ジドゥル サン⸣カー ア⸢ラキングリサ⸣ル
[ka⸢ʤiduru saŋ⸣kaː ʔa⸢rakiŋgurisa⸣ru]
(手で拍子を取らないと歩きづらい)
ガジトゥルン [⸣gaʤituruŋ] (他動)
- こそぎ取る。かき集めてとる。掻き取る。
Example phrases
- ナ⸢マシキ⸣ヌ ⸢ガー⸣ガ ⸣ガジトゥルン
[na⸢maʃi̥ki⸣nu ⸢gaː⸣ga ⸣gaʤituruŋ]
(焦げ飯の黒焦げをこそぎ取る<掻き取る>) - ナ⸢ビ⸣ヌ ス⸢コーラ⸣ ガジトゥリティ シ⸢ティリ
[na⸢bi⸣nu su̥⸢koːra⸣ gaʤituriti ʃi⸢tiri]
(鍋の底からこそぎ取って<掻き取って>捨てなさい) - ナ⸢マ⸣シキ ガジトゥルン
[na⸢ma⸣ʃi̥ki ⸣gaʤituruŋ]
(おこげ<御焦げ>をこそげ取る)
カントゥルン [⸢kan⸣turuŋ] (他動)
- 感じとる。感得する。気付く。「勘取る」の義。
Example phrases
- ⸢ティーヨー⸣ ピ⸢サ⸣ヨー ⸢シー⸣ ミ⸢シルン⸣ドゥ ムッ⸢トゥ カントゥリユーサン⸣バン
[⸢tiːjoː⸣ pi̥⸢sa⸣joː ⸢ʃiː⸣ mi⸢ʃirun⸣du mut⸢tu kanturijuːsam⸣baŋ]
(手まね足まねして見せるのだが、相手はちっとも理解することが<感じ取ることが>出来ないよ) - ⸢カントゥララ⸣ヌ
[⸢kanturara⸣nu]
(理解できない{EOS}感得出来ない) - ⸢カン⸣トゥル プ⸢ソー カン⸣トゥルンツォー
[⸢kan⸣turu pu̥⸢soː kan⸣turunʦoː]
(気付く人は気付くそうだ) - ⸢カン⸣トゥレー ⸣ミサムヌ
[⸢kan⸣tureː ⸣misamaunu]
(気付けばよいのに) - ⸢パイ⸣サ ⸢カン⸣トゥリ
[⸢pai⸣sa ⸢kan⸣turi]
(早く感じ取れ<気付けよ>)
キムトゥルン [ki⸢mu⸣ turuŋ] (連)
- 機嫌をとる。気に入るようにする。
Example phrases
- ッ⸢ふァヌ⸣ キ⸢ム⸣ トゥルンティ イ⸢ル⸣ジナムヌバ ⸢カイオー⸣レーンドゥ ⸢ミームタイ⸣ヤーンツァン サ⸢ヌ
[f⸢fanu⸣ ki⸢mu⸣ turunti ʔi⸢ru⸣ʤinamunuba ⸢kaiʔoː⸣reːndu ⸢miːmutai⸣jaːnʦan sa⸢nu]
(子供の機嫌を取ろうと、いろいろな物を買ってこられたが、見向きすらしない)
キムノールン [⸣kimu ⸢noː⸣ruŋ] (連)
- 機嫌がなおる。機嫌をとる。相手の気分や感情が良くなる。
Example phrases
- ン⸢マー⸣ムヌ ッ⸢ふァース⸣カー ⸣キム ⸢ノー⸣ルンカヤー
[ʔm⸢maː⸣munu f⸢faːsu⸣kaː ⸣kimu ⸢noː⸣ruŋkajaː]
(美味しいのを食べさせたら機嫌は直るかねえ)
シビヌシトゥン [ʃi⸢bi nuʃi̥⸣tuŋ] (連)
- {Mn_2}責任をとる。後始末する。
Example phrases
- ⸢ドゥー⸣ヌ シ⸢ベー⸣ ドゥーシル ⸢ヌシ⸣トゥ
[⸢duː⸣nu ʃi⸢beː⸣ duːʃiru ⸢nuʃi̥⸣tu]
(自分の尻は自分で<ぞ>拭う{EOS}転じて、己が蒔いた種の後始末は己がする<自分が責任をとる>の意味{EOS}諺)
シマトゥルン [⸣ʃima ⸣turuŋ] (連)
- 相撲をとる。
Example phrases
- ⸣シマ ⸣トゥルンティ ⸢アー⸣キ ⸣ドゥー ヤ⸢マ⸣シ ⸣シケーバン
[⸣ʃima ⸣turunti ⸢ʔaː⸣ki ⸣duː ja⸢ma⸣ʃi ⸣ʃi̥keːbaŋ]
(相撲をとろうとして体を痛めて<病まして>あるわい)
タカブルン [t⸢kḁ⸣buruŋ] (自動)
- 威張る。自慢する。奢り高ぶる。高慢な態度をとる。⸢高ぶる」の義。標準語からの借用語。
Example phrases
- ウ⸢ヤ⸣キ シ⸢ター⸣ タ⸢カ⸣ブリティ ⸢バンター⸣トー パ⸢ナ⸣シン サ⸢ヌ
[ʔu⸢ja⸣ki ʃi̥⸢taː⸣ tḁ⸢ka⸣buriti ⸢bantaː⸣toː pa⸢na⸣ʃin sa⸢nu]
(金持ちになったので威張って私らとは話もしない) - タ⸢カブラン⸣ドーシ ドゥ⸢シトゥン⸣ ピライバ
[tḁ⸢kaburan⸣doːʃi du⸢ʃitum⸣ piraiba]
(威張らないで友人とも付き合いなさい) - イッ⸢ケナ⸣ タ⸢カ⸣ブルンティ ス⸢クタンドゥ⸣ タ⸢カ⸣ブル ⸢ヨー⸣シェー ノー⸢ン⸣ ミ⸢ララ⸣ヌ
[ʔik⸢kena⸣ tḁ⸢ka⸣burunti su̥⸢kutandu⸣ tḁ⸢ka⸣buru ⸢joː⸣ʃeː noː⸢m⸣ mi⸢rara⸣nu]
(非常に威張ると聞いたが、威張る様子はなにも見られない) - ン⸢メーマー⸣ タ⸢カ⸣ブレー ⸣ミサムヌ
[ʔm⸢meːmaː⸣ tḁ⸢ka⸣bureː ⸣misamunu]
(少しは威張っても良いのに) - ⸣ワンザーヤ タ⸢カ⸣ブリバ
[⸣wanʣaːja tḁ⸢ka⸣buriba]
(お前は威張りやがれ)
ダンダンシ [⸢dandaŋ⸣ʃi] (副)
- さっさと。急いで。ぐずぐずしないですばやく。多くの場合文末の命令形と照応する表現形式をとる。
Example phrases
- ム⸢ニ⸣ユミ ア⸢サバンドー⸣シ ⸢ダンダン⸣シ パ⸢タ⸣ケー ⸣パリ
[mu⸢ni⸣jumi ʔa⸢sabandoː⸣ʃi ⸢dandaŋ⸣ʃi pḁ⸢ta⸣keː ⸣pari]
(お喋りして遊ばないで、さっさと畑へ行け) - ⸢ダンダン⸣シ ア⸢ラ⸣キ
[⸢dandaŋ⸣ʃi ʔa⸢ra⸣ki]
(さっさと歩け)
ッスルン [s⸢suruŋ] (他動)
- 拭く。ぬぐう。紙や布巾で汚れをとる。「こする(擦る)」の転訛したもの。[kosuru] → [ɸusuru] → [ssuruŋ] のように音韻変化したもの。布巾で軽く拭くのもッ⸢スルン[s⸢suruŋ]という。
Example phrases
- ⸣マカルドング ア⸢ライティ⸣ ッ⸢スルンティ ベーン⸣ドゥ ムッ⸢トゥ⸣ ッ⸢スララヌ
[⸣makarudoŋgu ʔa⸢raiti⸣ s⸢surunti beːn⸣du mut⸢tu⸣ s⸢suraranu]
(お椀類を洗って拭こうと思うがちっとも拭かれない) - ッ⸢スリ⸣ ミサカー ⸣ドゥーシ ッ⸢スル⸣クトー ⸣ナルン
[s⸢suri⸣ misakaː ⸣duːʃi s⸢suru⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
(拭いてよければ自分で拭くことはできる) - ッ⸢スレー⸣ ミサムヌ
[s⸢sureː⸣ misamunu]
(拭けばいいのに) - ⸣ドゥーシ ッ⸢スリ
[⸣duːʃi s⸢suri]
(自分で拭け) - ⸣アシ ッ⸢スリ
[⸣ʔaʃi s⸢suri]
(汗を拭け) - タ⸢マガラ⸣ス ッ⸢スリ
[ta⸢magara⸣su s⸢suri]
(ガラスを拭け) - ⸢トゥーシ ゾー⸣キンシ ッ⸢スリ
[⸢tuːʃi ʣoː⸣kiŋʃi s⸢suri]
(縁側を雑巾で拭け)
ナダミルン [na⸢dami⸣ruŋ] (他動)
- なだめる(宥める)。穏やかにする。機嫌をとる。しずめる。怒りや悲しみの感情を和らげる。
Example phrases
- ウ⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァ⸣ ナ⸢ダミ⸣ルンティ シ⸢タンドゥ バン⸣マー ナ⸢ダミララ⸣ヌ
[ʔu⸢nu⸣ f⸢fa⸣ na⸢dami⸣runti ʃi̥⸢tandu bam⸣maː na⸢damirara⸣nu]
(あの子を宥めようとしたが、私には宥められない) - ナ⸢ダ⸣ミ ッ⸢ふィーリ
[na⸢da⸣mi f⸢fiːri]
(宥めてくれ) - ナ⸢ダミ⸣ル プ⸢ソー パー⸣ク ナ⸢ダミ⸣レー ⸣ミサムヌ
[na⸢dami⸣ru pu̥⸢soː paː⸣ku na⸢dami⸣reː ⸣misamunu]
(宥める人は早く宥めればいいのに) - ヤー⸢ディン ワー⸣シ ナ⸢ダミ⸣リ
[jaː⸢diŋ waː⸣ʃi na⸢dami⸣ri]
(必ず君の方で宥めろ<宥めれ>)
ナダムン [na⸢da⸣muŋ] (他動)
- 宥める。機嫌をとる。しずめる。怒りや悲しみの感情を和らげる。「なだむ(宥む)下二段活用」の四段活用化したもの。「寛、ナダム・ユルス」『類聚名義抄』の転訛。
Example phrases
- ナ⸢キベー⸣ ッ⸢ふァヨー⸣ ナ⸢ダ⸣ムンティ ⸢スンドゥ バン⸣マー ナ⸢ダマラ⸣ヌ
[na⸢ki beː⸣ f⸢fajoː⸣ na⸢da⸣munti ⸢sundu bam⸣maː na⸢damara⸣nu]
(泣いている子を宥めようとするが、私には宥められない) - ナ⸢ダミ⸣ プサカー ⸢パー⸣ク ナ⸢ダ⸣メー ⸣ミサムヌ
[na⸢dami⸣ pu̥sakaː ⸢paː⸣ku na⸢da⸣meː ⸣misamunu]
(宥めたければ早く宥めればいいのに) - ナ⸢ダ⸣ム ⸣クトー ム⸢チ⸣カサラバン ヤー⸢ディン⸣ ナ⸢ダ⸣ミ
[na⸢da⸣mu ⸣ku̥toː mu⸢ʧi⸣kasarabaɲ jaː⸢din⸣ na⸢da⸣mi]
(宥めることは難しくても、必ず宥めよ) - ⸢ヤー ペーリマー⸣キ ⸢ベー⸣ムヌ ナ⸢ダ⸣ミ ⸢サーリ⸣ クーバ
[⸢jaː peːrimaː⸣ki ⸢beː⸣munu na⸢da⸣mi ⸢saːri⸣ kuːba]
(家の中に入りかねているから、宥めて連れてきなさいよ)
ヌクムン [nu⸢ku⸣muŋ] (自動)
- ぬくむ(温む)。暖をとる。あたたまる。
Example phrases
- ⸣ピー ヌ⸢ク⸣ムンティ ⸢スンドゥ⸣ ムッ⸢トゥ⸣ ヌ⸢クマラ⸣ヌ
[⸣piː nu⸢ku⸣munti ⸢sundu⸣ mut⸢tu⸣ nu⸢kumara⸣nu]
(火に当って体を温めようとするが、ちっとも温まれない) - ⸢ピー⸣ヤ ヌ⸢クマ⸣ヌ
[⸢piː⸣ja nu⸢kuma⸣nu]
(火には当らない<温まない>) - ⸣ピー ヌ⸢クミ⸣ プサン
[⸣piː nu⸢kumi⸣ pusaŋ]
(火に当って温まりたい<温みたい>) - マ⸢ナ⸣マー ⸣ピー ヌ⸢ク⸣ム プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
[ma⸢na⸣maː ⸣piː nu⸢ku⸣mu pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
(今は火に当って暖をとる<温まる>人はいない) - ヌ⸢ク⸣メー ⸣ミサムヌ
[nu⸢ku⸣meː ⸣misamunu]
(火に当って温まればいいのに) - ク⸢マー⸣ キー ⸣ピー ヌ⸢ク⸣ミ
[ku⸢maː⸣ kiː ⸣piː nu⸢ku⸣mi]
(ここへ来て温まれ<火に当って温まれ{EOS}火を温め>)
バタカーラスン [⸣bata ⸢kaːra⸣suŋ] (連)
- 空複を凌ぐために少量の食物をとる。空腹を紛らわすために少量の代用食をとる。
Example phrases
- ⸢ユー⸣ボンスコール ⸢スン⸣ケン ⸢サーフキ⸣ヌ ヌ⸢カ⸣ローンツァン ッ⸢ふァイティ⸣ バタ ⸢カーラ⸣シバ
[⸢juː⸣bonsu̥koːru ⸢suŋ⸣ken ⸢saːɸu̥ki⸣nu nu⸢ka⸣roːnʦaŋ f⸢faiti⸣ bata ⸢kaːra⸣ʃiba]
(夕食の支度ができるまで、茶請けの残りものだけでも食べて空腹を紛らわしなさいよ)
マートゥルン [⸣maː ⸣turuŋ] (連)
- 広い面積を必要とする。場所をとる。「間を取る」の義。
Example phrases
- ピ⸢バ⸣チェー ⸣マー トゥ⸢リ⸣ムヌ ヤ⸢ルンダ⸣ カ⸢タジキ⸣リ
[pi⸢ba⸣ʧeː ⸣maː tu⸢ri⸣munu ja⸢runda⸣ kḁ⸢taʤiki⸣ri]
(火鉢は部屋の場所を余計に取るから片付けなさい)
ヤ [⸣-ja] (係助)
- ~は。取り立て強意を表す。名詞、代名詞、副詞、助詞、活用語の連用形につく。上接語の末尾の音節構造と母音によっていろいろな融合変化を起こし、次のような異形態をとる。
ヤンツァン [⸢janʦaŋ] (係助)
- ~でさえ。~でさえも。~ですら。~だにも。動詞の連用形語尾、名詞の語尾が連母音の場合は、⸢-ヤンツァン[⸢-janʦaŋ]、その他の場合は、⸢-ンツァン[-nʦaŋ]の形をとる。助動詞⸢ヤン[⸢jaŋ](である)に、係助詞⸢ツァン[⸢ʦaŋ](さえも{EOS}すらも{EOS}だにも)が付いて形成されたもの。下に来る打ち消し<否定>の表現と呼応したり、仮定条件と呼応したりして、当然予想されることや願望を打ち消す表現に用いることが多い。⸣ツァン[⸣ʦaŋ](さえも{EOS}すらも{EOS}だにも)は、「だに」*[ndani] → [nʣaŋ](さえも)<石垣方言> → [nʦaŋ](さえも{EOS}すらも{EOS}だにも)<鳩間方言>のように音韻変化したものと考えられる。
Example phrases
- バ⸢ライヤンツァン⸣ サ⸢ヌ [ba⸢raijanʦan⸣ sa⸢nu] (笑いすらしない)。バ⸢ラインツァン サヌ[ba⸢rainʦan sanu](笑いさえもいない)ともいう。 ッ⸢ふァイヤンツァン⸣ サ⸢ヌ [f⸢faijanʦan⸣ sa⸢nu] (食べること<食らい>さえしない)。ッ⸢ふァインツァン サヌ[f⸢fainʦan sanu](食べすらしない)ともいう。 ⸣カキンツァン サ⸢ヌ [⸣kḁKinʦan sa⸢nu] (書くこと<書き>すらもしない)。 シ⸢ントゥ⸣ プ⸢ス⸣ルンツァン タ⸢ナマラ⸣ヌ [ʃin⸢tu⸣ pu̥⸢su⸣runʦan ta⸢namara⸣nu] (たった一人すらも頼まれない)
アウバサ [⸢ʔaubasa] (名)
- (植)「青芭蕉」の義。台湾原産芭蕉の一種で、樹高の高い品種。タ⸢カバ⸣サー[ta⸢kaba⸣saː](高芭蕉)ともいう。芭蕉布の繊維をとるのに用いる芭蕉。
Example phrases
- ⸢アウバサー トー⸣シキー ⸣カーパギ ⸢ネーシティル⸣ イトゥ トゥ⸢ル⸣タ
[⸢ʔaubasaː toː⸣ʃikiː ⸣kaːpagi ⸢neːʃitiru⸣ ʔitu tu⸢ru⸣ta]
(青芭蕉は切り倒してきて皮を剥いで煮てから<ぞ>糸を取った)
アンガマカブン [⸢ʔaŋ⸣gama ⸣kabuŋ] (連)
- {Mn_2}転じて、子供が拗ねたり、男が酒を飲んで常軌を逸した行動をとることにもいう。
Example phrases
- ⸢キュー⸣ヤータ キ⸢サーティ⸣ ビータリ ⸢アン⸣ガマ カ⸢ビ⸣ル ⸢オール⸣バン
[⸢kjuː⸣jaːta ki̥⸢saːti⸣ biːtariti ⸢ʔaŋ⸣gama ka⸢bi⸣ru ⸢oːru⸣ban]
(今日はまたすでに酔いつぶれて常軌を逸したことをして<アンガマを被って>おられるわい)
とる【撮る・録る】
(Common Godan verb, transitive)
- To take (a photo)
- To record (video, audio, etc.); To make (a film)
とる【取る】
(Common Godan verb, transitive)
- To take; To pick up; To harvest; To earn; To win; To choose
- To steal
- To eat; To have (a meal)
- To remove (one's glasses, etc.)
- To compete (in sumo, cards, etc.); To play
とる【捕る・獲る】
(Common Godan verb, transitive)
- To take; To catch; To capture
とる【採る】
(Common Godan verb, transitive)
- To adopt (measure, proposal)
- To pick (e.g. fruit); To catch (e.g. insects); To take (e.g. a sample)
- To assume (attitude)
- To take on (i.e. hire); To engage
とる【執る】
(Common Godan verb, transitive)
- To take (trouble); To attend (to business); To command (army)
とる【盗る】
(Godan verb, transitive)
- To take (nuance of stealing)
とる【摂る】
(Godan verb, transitive)
- To have (lunch, etc.); To take (vitamins, etc.)
トル
(Noun)
- Torr
- To delete (editor's mark)
とる【穫る】
(Godan verb, transitive)
- To harvest (a crop)
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Possible results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
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Ryukyu (Okinawa)
いゆとぅやー【魚捕やー・魚獲やー】
(Noun) Fisherman