(Pronoun) They, those guys, those people
Define atta あった Meaning アッタ
Displaying results for atta (atta・あった・アッタ) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
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A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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アッタ atta (?aQta) ⓪ 名
- 熱田。«地»参照。
アッター atta- (?aQta-) 接頭
- にわか・不意・突然の意を表わす接頭辞。?aQta?weekiNcu(にわか分限),?aQtabui(にわか雨)など。
アッター attaa (?aQtaa) ⓪ 名
- あの人たち。彼ら。
タッタ tatta (taQta) ① 副
- たびたび。~kuu'joo.たびたび来い。
- 次第に。~masi najuN.だんだんよくなる。
アッタミ attami (?aQtami) ⓪ 名
- 精肉。buta?aQtami(豚肉),Cinu?aQtami(牛肉),'jama?aQtami(猪の肉)など。
アッタニ attani (?aQtani) ① 副
- にわかに。不意に。いきなり。突然。~kusikara munu?jaQtaN.だしぬけに後ろから呼びかけられた。
アッタラ attara (?aQtara) ⓪ 副
- あたら。惜しくも。
アッタル attaru (?aQtaru) ⓪ 連体
- 惜しい。手離せない。~?uhu?iju hwiNgaci ?icasataN.惜しい大きな魚を逃がして残念だっだ。
ワッター wattaa ('waQtaa) ⓪ 名、接頭
- わたしたち。われら。われわれ。話し相手を含めた意も,含めない意もある一人称複数。
- わが家。わたしの家。~Nkai ?ikani.わたしの家へ行かないか。
- (接頭)わたしたちの。われわれの。'waQtaahara.(わたしたちの親類)
ヤッタイ yattai ('jaQtai) ① 名
- 八人。普通haciniNという。
アッタブイ attabui (?aQtabui) ① 名
- にわか雨。
アッタグトゥ attagutu (?aQtagutu) ⓪ 名
- 不意なこと。突然なできごと。~'jati caa see'jutasjaga'wakaraNtaN.突然のことでどうしたらよいかわからなかった。
マッタチ mattachi (maQtaci) ⓪ 名
- そっくり。~nicooN.まったくよく似ている。?aQcijoonu~'jaN.歩き方がそっくりだ。~numuN.よく似ている者。
マッタキー mattakii (maQtakii) ① 副
- 全部。まるまる。そっくり。maNtakiiともいう。~kwitaN.全部やった。
マッタクー mattakuu (maQtakuu) ⓪ 名
- 紙だこの一種。十字の骨に紙を張った,簡単な紙だこ。maQtaraaともいう。形がこうもりに似ているので,那覇ではkaabujaaという。
マッタラー mattaraa (maQtaraa) ⓪ 名
- つばめ。
- maQtakuuと同じ。
アッタバゾー attabazoo (?aQtabazoo) ① 名
- ちょっと見。また,ちょっと見た目にはよく見えるもの。
フィータッター fiitattaa (hwiitaQtaa) ⓪ 名
- 火ぶくれ。やけどで皮膚がふくれること。またその箇所。
アッタウジュミ atta ujumi (?aQta?uZumi) ① 名
- 偶然の機会。ひょんなきっかけ。
アッタカンゲー attakangee (?aQtakaNgee) ① 名
- にわかの考え。不意の思いつき。
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
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あった〜
- 急
- っやーや っちゅぬ みみぬ すばんぢ あったあびーっし たまし ぬぎたっさー。
(おまえは人の耳の側で急に大声を出してびっくりしたよ) - なま やーんかい けーいんちどぅ そーたしが、あったぶいっし かさん ねーらん、じゃーふぇー そーっさー。
(今家に帰ろうとしていたが、急に雨が降って傘もない、困っているよ) - あいえーなー! ちゅーや あさから てぃーだ くゎらくゎら そーたくとぅ うーどぅから しんたくむんから ふかんかい ふちゃしが/ふちぇーしが、あったぶいっし なまから やーんかい むどぅりわどぅ ないる。
(しまった! 今日は朝から太陽がカンカン照っていたので、布団も洗濯物も外に干したが/干してあるが、急に雨が降ってこれから家に戻らないといけない) - あったわれー
(急な笑い) - 、あったなち
(急に泣くこと)
Example phrases
あった ばじょー
- ちらっと見の良さ、見かけ
- あれー あったばじょーどぅ やん どー。っんまー ぬてぃどぅ しらりーる、っちょー ふぃらてぃどぅ しらりーる。
(あいつは見かけだけだよ、馬は乗ってこそわかるし、人はつき合ってこそわかる) - あったばじょーや ちゅらさー あしが。
(みかけはきれいなのだが) - くぬ ないむのー まーさぎさー やたしが [かーぎぬぐとぅ まーさが あがやーんでぃ うむたしが]、あったばじょーどぅ やっさー。
(この果物はおいしそうだったが、見かけが良いだけだよ) - くぬ ないむのー ばじょーや ねーらんしが、かみーねー まーさん/かだくとぅ まーさたん どー。
(この果物は見かけの良さはないが、食べるとおいしい/食べたらおいしかったよ)
Example phrases
あったみ
- 精肉
- ぶた あったみ
(豚肉) - 、=っわーぬ なまじし
(豚の精肉) - ちぬ あったみ
(牛肉) - 、=うしぬ なまじし
(牛の精肉) - やま あったみ
(イノシシの肉)
Example phrases
*(参考)ふぃーじゃーぬ なまじし(山羊の精肉)
あったる
- 大事な、大切な
- あいゑーなー、あったる んーす してぃてー ならん どー。
(あれあれ、大切な味噌を捨ててはいけないよ) - あったる わらび をぅらん なしみてぃ なー。
(大事な子を失くしてしまってね) - あったる とぅじ ふぃんがちゃる ばー なー? じゃーふぇー そーさ やー。
(大事な妻を逃がしたのか。困ったことになったね) - あったる とぅじ をぅらん なしみてぃ なー?
(大事な妻を居なくしてしまったのか) - うんちぇーぬ ふぁーびけー とぅやーに ぐちぇー むる してぃてぃ、なまぬ わかむんぬちゃーや あったる かみむぬん むる してぃーん どー。
(空心菜の葉だけ取って茎をみんな捨てて、今時の若者たちは大切な食べ物をみんな捨ててしまうよ) - あったる じん ねーん なとーさ/うとぅち ねーらん どー/うとぅちぇーさ やー。
(大切なお金が無くなっているよ/を落としてしまっているよ/を落としてしまったんだね)
Example phrases
あったに
- 急に
⇒ あった〜〈急な〜〉 - あったに
(*ちゅーちゃん) - っちゅ うどぅるかち、たまし ぬぎーさ。
(急に人を驚かせて、びっくりするじゃないか、「*ちゅーちゃん」はここでは使えない) - くすい ぬだくとぅ、あったに まし なとーさ。
(薬を飲んだので急によくなっている) - あったあびーっし っちゅ どぅまんぐゎち なー?
(急に大声を出して人をびっくりさせてねえ) - むぬん あったがみっし っやーや やーさどぅ ある ゐ?
(急いだ食べ方をしてお前は腹でもすかせているのか) - くぬわらべー あったなちっし まーがな やみどぅ すがやー?
(この子は急に泣き出してどこが痛いのかねえ) - くまんかい ちぇー をぅたしが、あったに をぅらん なとーん。
(ここに来てはいたが、急に居なくなっている) - ゆーじゅ うびっんぢゃさーに あったに けーたん。
(用事を思い出して急に帰った)
Example phrases
*(参照)ちゅーちゃん(すぐに)
やま あったみ
- イノシシの肉
- 「いなむどぅち」や「やまあったみ」ちかてぃ ちゅくたしが、なまー っわーしし なとーん。
(「いなむどぅち」(肉汁の一種)
はイノシシの肉使って作ったが、現在は豚肉になっている)
Example phrases
*(参考)ちぬ あったみ(牛肉)、うしぬ しし(牛の肉)
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
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アッタターナ [⸢ʔat⸣ta ⸢taː⸣na] (連)
- もとのままに。もとの通りに。もとあった通りに。ヨー⸢ヨー キー⸣ シ⸢キ⸣リ⸢ダー⸣ ク⸢レー アッ⸣タ ⸢ター⸣ナ シ⸢キ⸣リ。⸢ウーカ⸣シェー ナ⸢ラ⸣ヌ[joː⸢joː kiː⸣ ʃi̥⸢ki⸣ri ku⸢reː ⸢ʔat⸣ta ⸢taː⸣na ʃi̥⸢ki⸣ri。⸢ʔuːka⸣ʃeː na⸢ra⸣nu](よくよく気をつけろよ{EOS}これはもと在ったとおりにしておきなさい{EOS}動かしてはならないよ)
アッタニ [⸢ʔat⸣tani] (副)
- 急に。不意に。にわかに。だしぬけに。突然に。
⸢
アッ⸣タニ ⸢オ(ー)- シケー⸣ ヤ⸢ブ⸣リ ニ⸢シカジヌ⸣ ウティキー ⸢ナーン⸣バン
ケー⸣ ヤ⸢ブ⸣リ ニ⸢シカジヌ⸣ ウティキー ⸢ナーン⸣バン [⸢ʔat⸣tani ⸢ʔo(ː)
ʃi̥keː⸣ ja⸢bu⸣ri ni⸢ʃikaʤinu⸣ ʔutikiː ⸢naːm⸣baŋ]
(急に天気が崩れて<破れて>北風が吹き降ろしてきて<落ちてきて>しまった)- ⸢アッ⸣タニ ⸢トゥンジ⸣ キーティ プ⸢ス⸣ ウ⸢バースナ
[⸢ʔat⸣tani ⸢tunʤi⸣ kiːti pu̥⸢su⸣ ʔu⸢baːsuna]
(急に飛び出してきて人を驚かせるな) - ⸣カイブ シ⸢グトゥバ アッ⸣タニ ⸢スー⸣カー ⸣ドゥー ヤ⸢マ⸣スン
[⸣kaibu ʃi⸢gutuba ʔat⸣tani suː⸣kaː ⸣duː ja⸢ma⸣suŋ]
(こんな仕事を急にやると体を損ねる<病ます>)
Example phrases
アッタラ [⸢ʔat⸣tara] (副)
- あたら。惜しくも。もったいないことに。
- バ⸢カー⸣ムンヌ ⸢アッ⸣タラ ヌ⸢チ⸣バ イ⸢ク⸣サナ シ⸢ティ⸠ナー キ⸢ムイ⸣ツァー
[ba⸢kaː⸣munnu ⸢ʔat⸣tara nu⸢ʧi⸣ba ʔi⸢ku⸣sana ʃi̥⸢ti⸠naː ki⸢mui⸣ʦaː]
(若者が、あたら命を戦争で落として<捨てて>しまってねえ{EOS}可哀そうに)
Example phrases
アッタラシェーマ [ʔattara⸢ʃeː⸣ma] (名)
- 可愛い子。いとし子。
- アッタラ⸢シェーマー⸣ ミサナリ ⸢アークタン
[ʔattara⸢ʃeːmaː⸣ misanari ⸢ʔaːkutaŋ]
(可愛い子よ、元気だったか<元気でいたか>)
Example phrases
アッタルムヌ [⸢ʔat⸣tarumunu] (名)
- 大切なもの。大事なもの。「可惜(あたら)もの」から転訛したもの。
- ⸢アッ⸣タルムヌバ ッ⸢ふァイヤー⸣ サ⸢ムティ⸣ ヌンティ シ⸢ティッツァーシ⸣ シケーワ
[⸢ʔat⸣tarumunuba f⸢faijaː⸣ sa⸢muti⸣ nunti ʃi̥⸢titʦaːʃi⸣ ʃi̥keːwa]
(折角の大事な<勿体ない>ものを食べはしないで、何ゆえに捨てちらかしてあるのか)
「
あたらもの(可惜もの)- 」「~木に伐り行きつ安多良<アタラ>船木を。万、391」の転訛。 ⸢アッ⸣タル ⸣ムヌバ ミシー⸢ミシ⸣ シ⸢ティル⸣ シ⸢ター
[⸢ʔat⸣taru ⸣munuba miʃiː⸢miʃi⸣ ʃi̥⸢tiru⸣ ʃi̥⸢taː]
(あたら大事なものを、みすみす紛失したのか<捨ててしまったのか>)
Example phrases
アタラシェーマ [ʔa⸢taraʃeː⸣ma] (名)
- いとし子。かわいい子。愛児。⸢アッタラシェー⸣マ[⸢ʔattaraʃeː⸣ma](愛児)ともいう。
- ア⸢タラシェーマー ガン⸣ズーシ ⸢アークタン
[ʔa⸢taraʃeːmaː gan⸣ʣuːʃi ⸢ʔaːkutaŋ]
(いとし子よ、元気にしていたか)
Example phrases
ウシダマルン [ʔu⸢ʃidamaruŋ] (自動)
- 押し黙る。じっとだまる。全く沈黙する。「Voxidamari,ru,atta.ヲシダマリ,ル,ッタ(押し黙る,る,つた)持っている物とか,知っている事とかを隠して知らぬ振りをして黙っている」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
- ウ⸢リヌ⸣ ピン ⸢スー⸣カー ウ⸢シダマリティ⸣ ムニ イ⸢ザヌ
[ʔu⸢rinu⸣ pin ⸢suː⸣kaː ʔu⸢ʃidamariti⸣ muni ʔi⸢ʣanu]
(彼が反抗すると押し黙ってものを言わない)
Example phrases
カジブタラーマ [ka⸢ʤibutaraː⸣ma] (名)
- (動)ツバメ(燕)。「風舞鳥」の義。『八重山語彙』という。単に、マッタ⸢ラー⸣マ[matta⸢raː⸣ma](燕)『八重山語彙』ともいう。
- カ⸢ジヌ⸣ フクカー ウ⸢ヌス⸣ク カ⸢ジブタラーマ⸣ヌ トゥ⸢ビブタンドゥ⸣ ミ⸢ララン⸣ ナリ⸢ナー⸣ヌ ⸢ヌー⸣シタカヤー
[ka⸢ʤinu⸣ ɸu̥kukaː ʔu⸢nusu̥⸣ku ka⸢ʤibutaraːma⸣nu tu⸢bibutandu⸣ mi⸢raran⸣ nari⸢naː⸣nu ⸢nuː⸣ʃi̥takajaː]
(風が<台風が>吹くと、あれほど飛びかっていた燕が見られなくなってしまった{EOS}一体どうしたのかなあ)
Example phrases
ギーバルン [⸢giːbaruŋ] (自動)
- 気張る。元気を出す。頑張る。精を出す。「Qibari,u,atta.キバリ,ル,ッタ(気張り,る,つた)物事をするのに一層力を出す.~」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
- ⸢タンガ⸣シ ⸢ギーバルンティ⸣ ウ⸢ムーン⸣ドゥ ⸢ギーバララヌ
[⸢taŋga⸣ʃi ⸢giːbarunti⸣ ʔu⸢muːn⸣du ⸢giːbararanu]
(一人で頑張ろうと思うが、頑張られない) - ⸢ギーバリ⸣ ミサカー ⸢ギーバル⸣ クトー ナ⸢ルン⸣ドゥ ⸢ワンヌン ギーバレー⸣ ミサムヌ
[⸢giːbari⸣ misakaː ⸢giːbaru⸣ ku̥toː na⸢run⸣du ⸢wannuŋ giːbareː⸣ misamunu]
(頑張って良ければ頑張ることは出来るが、君も頑張れば良いのに) - イ⸢ジン⸣ジ ⸢ギーバリ⸣ヨー
[ʔi⸢ʤin⸣ʤi ⸢giːbari⸣joː]
(一生懸命に頑張れよ) - シ⸢グトー タンガ⸣シン ⸢ギーバルン
[ʃi⸢gutoː⸣ ⸢taŋga⸣ʃim ⸢giːbaruŋ]
(仕事は一人ででも頑張る) - ⸢ギーバラン⸣タンティン ⸣ミサン
[⸢giːbaran⸣tantim ⸣misaŋ]
(頑張らなくてもいい) - ⸢ギーバリ⸣ プサン
[⸢giːbari⸣ pu̥saŋ]
(頑張りたい) - ⸢ギーバル⸣ クトゥ
[⸢giːbaru⸣ ku̥tu]
(頑張ること) - ⸢ギーバレー⸣ ミサムヌ
[⸢giːbareː⸣ misamunu]
(頑張ればよいのに) - ク⸢ヌ⸣ シ⸢グトー⸣ ヤー⸢ディン ギーバリ
[ku⸢nu⸣ ʃi⸢gutoː⸣ jaː⸢diŋ giːbari]
(この仕事は必ず頑張れ)
Example phrases
スマルン [su⸢maruŋ] (自動)
- {Mn_1}染まる。色がしみこむ。「Somari,ru,atta.ソマリ,ル,ッタ(染まり,る,った)」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
- ム⸢ミン⸣マ ⸣アイナー ⸣ユー ス⸢マルンティ⸣ ウ⸢ムーン⸣ドゥ ⸣バサキンマー ⸢ナン⸣ゾー ス⸢マラヌ
[mu⸢mim⸣maː ⸣ʔainaː ⸣juː su⸢marunti⸣ ʔu⸢muːn⸣du ⸣basakimmaː ⸢nan⸣ʣoː su⸢maranu]
(綿布は藍によく染まると思うが、芭蕉布はあまり染まらない) - ク⸢レー⸣ ス⸢マリ ヤッ⸣サン
[ku⸢reː⸣ su⸢mari jas⸣saŋ]
(これは染まりやすい) - ス⸢マル⸣ クトー ス⸢マルンドゥ マー⸣ビン ス⸢マレー⸣ ミサムヌ
[su⸢maru⸣ kutoː su⸢marundu maː⸣bin su⸢mareː⸣ misamunu]
(染まることは染まるが、もっと染まればよいのに) - ⸢パー⸣ク ス⸢マリ
[⸢paː⸣ku su⸢mari]
(早く染まれ)
Example phrases
タボールン [ta⸢boː⸣ruŋ] (他動)
- {PoS_1}頂く。頂戴する(謙譲語)。下位の者が上位の者から頂く意で、くれる人や神を敬う。「足柄のみ坂多麻波里<たまはり>~『万葉集 4372』」、「Tamauari、ru、atta.タマワリ、ル、ッタ(賜はり、る、った)尊敬すべき人がほかの下級の人とか同等の人に与える~」『邦訳日葡辞書』の転訛。/ウマンチュヌ ニガイヤヨー アカカラジヌ ニガイヤヨー ハーリ アミタボリ リューガナシ(御真人<衆生、民衆>の願いは、百姓の願いは、はーり<囃子>、雨を下さい<賜れ>竜神さま)/「雨乞い歌<ハヤミク>」『鳩間島古典民謡古謡集』。
ダマンガルン [da⸢maŋgaruŋ] (自動)
- ひどく驚いて相手を睨みつける。無言で睨む。「Tamagari,ru,atta.タマガリ,ル,ッタ(魂がり,る,った)驚く.」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
- ⸣ドゥク ウ⸢ダラ⸣クカー プ⸢ソー⸣ ダ⸢マンガルン⸣ダー
[⸣duku ʔu⸢dara⸣kukaː pu̥⸢soː⸣ da⸢maŋgarun⸣daː]
(ひどく驚くと人は無言で目を剥いて睨みつけるよ) - ⸣ムネー イ⸢ザムティ⸣ ダ⸢マンガリ ベー
[⸣muneː ʔi⸢ʣamuti⸣ da⸢maŋgari beː]
(ものは言わずに目を剥いて睨みつけている) - ウ⸢リヌ⸣ ダ⸢マンガル⸣ ピンマー ナ⸢クラーン⸣ダー
[ʔu⸢rinu⸣ da⸢maŋgaru⸣ pimmaː na⸢kuraːn⸣daː]
(彼が無言で睨みつける時は怖いよ)
Example phrases
ドゥームトゥン [⸣duː ⸣mutuŋ] (連)
- 結婚する。所帯を持つ。⸢身持ち(胴持ち)する(子を孕む)」の義。「Mimochi.ミモチ(身持)妊娠.Cano vonna mimochini natta(あの女は妊娠している)」『邦訳日葡辞書』の転訛か。
- ミ⸢ドーン⸣ッふァー ⸣ドゥー ム⸢タ⸣シ パ⸢ラ⸣シティル ウミ⸢ナーク シーベー
[mi⸢doːŋ⸣ffaː ⸣duː mu⸢ta⸣ʃi pa⸢ra⸣ʃi̥tiru ʔumi⸢naːku ʃiːbeː]
(女の子を結婚させて行かせて<所帯を持たせてやって>すっかり安心<ほっと>している)
Example phrases
バカドゥームティ [ba⸢kaduː⸣muti] (名)
- 早婚。「若身持ち」の義。「Mimochi.ミモチ(身持) 妊娠.Cano vonna mimochini natta,」『邦訳日葡辞書』の義。早く結婚して所帯を持つことの意。
- ⸢ウン⸣ネヌ ッ⸢ふァン⸣ケーヤ ムー⸢ル⸣ バ⸢カ⸣ドゥームティ ⸢シェー⸣ルバン
[⸢ʔun⸣nenu f⸢faŋ⸣keːja muː⸢ru⸣ ba⸢ka⸣duːmuti ⸢ʃeː⸣rubaŋ]
(あの家の子供達は、みんな早婚<若身持ち>しているよ)
Example phrases
パダッカルン [pa⸢dakkaruŋ] (自動)
- 手足を開き広げて立ち塞ぐ。立ちはだかる。前に立ち塞がる。パ⸢ダカルン[pa⸢dakaruŋ](立ちはだかる)ともいう。「跨、ハタカル」『類聚名義抄』の転訛したもの。「Fatacari,u,atta(ハタカル)」『邦訳日葡辞書』の義。
- プ⸢スヌ⸣ マイナー パ⸢ダッカルンダル⸣ マイ ⸢ユーザラヌ⸣ パ⸢ダッカランドー⸣シ ア⸢ラカ⸣シバ
[pu̥⸢sunu⸣ mainaː pa⸢dakkarundaru⸣ mai ⸢juːʣaranu⸣ pa⸢dakkarandoː⸣ʃi ʔa⸢raka⸣ʃiba]
(他人の前に立ちはだかるから前に進め<寄られ>ない{EOS}立ちはだからないで歩かせなさい) - ⸣マイナー パ⸢ダッカリティ⸣ ミ⸢チ⸣バ ッ⸢サイ ベー⸣ヌ パ⸢ダッカル⸣ クトー ユ⸢ラサラ⸣ヌ
[⸣mainaː pa⸢dakkariti⸣ mi⸢ʧi⸣ba s⸢sai beː⸣nu pa⸢dakkaru⸣ ku̥toː ju⸢rasara⸣nu]
(前に立ちはだかって道を塞いでいるが、立ちはだかることは許されない) - パ⸢ダッカレー⸣ ミサムヌ
[pa⸢dakkareː⸣ misamunu]
(立ちはだかればいいのに) - ウ⸢リヌ⸣ マイナー パ⸢ダッカリ⸣バ
[ʔu⸢rinu⸣ mainaː pa⸢dakkari⸣ba]
(彼の前に立ちはだかれよ)
Example phrases
パタッキルン [pḁ⸢takkiruŋ] (他動)
- 開ける。広げる。「はだける<開ける>」。「開、ハダクル」『運歩色葉集』の義。「Fatacari,u,atta.ハタカリ、ル、ッタ(扈り、る、った)両脚を開き、踏み広げて立つ」『邦訳日葡辞書』。
- ⸣マタ パ⸢タッキルン
[⸣mata pḁ⸢takkiruŋ]
(股を広げる) - フ⸢チ⸣ パ⸢タッキルンティ スンドゥ⸣ パ⸢タッキララヌ
[ɸu̥⸢ʧi⸣ pḁ⸢takkirunti sundu⸣ pḁ⸢takkiraranu]
(口を開けようとするが、開けられない) - フ⸢チェー⸣ パ⸢タッキ⸣ ミサカー パ⸢タッキレー⸣ ミサムヌ
[ɸu̥⸢ʧeː⸣ pḁ⸢takki⸣ misakaː pḁ⸢takkireː⸣ misamunu]
(口を開けてよければ、開ければいいのに) - フ⸢チ⸣ パ⸢タッキル⸣ ピンマー ウ⸢ムイ⸣キシ パ⸢タッキリ
[ɸu̥⸢ʧi⸣ pḁ⸢takkiru⸣ pimmaː ʔu⸢mui⸣ki̥ʃi pḁ⸢takkiri]
(口を開ける時は思い切って大きく開けなさい)
Example phrases
パヤドゥームティ [pa⸢ja⸣duːmuti] (名)
- 早婚。「早身持ち」の義。「Mimochi.ミモチ(身持) 妊娠.Cano vonna mimochini natta、かの女身持になった、~」『邦訳日葡辞書』の転訛。
- ミ⸢ドーン⸣ッふァー ムー⸢ル⸣ パ⸢ヤ⸣ドゥームティ ⸢シー⸣ パレーンティ⸢ダー
[mi⸢doːn⸣ffaː muː⸢ru⸣ pa⸢ja⸣duːmuti ⸢ʃiː⸣ pareːnti⸢daː]
(女の子は皆早婚して嫁いでしまったそうだよ)
Example phrases
フチコールン [ɸu̥⸢ʧi koː⸣ruŋ] (連)
- 頑なに言い張る。「口」に「Couari,ru,atta.コワリ、ル、ッタ(強り、る、った)物が固くなる、または、強直する」『邦訳日葡辞書』が下接して形成された連語であろう。⸢ギーンゴー⸣ルン[⸢giːŋgoː⸣ruŋ](強情に言い張る)ともいう。
- ウ⸢ナー⸣ イッ⸢カ⸣ サ⸢ヌ⸣ティ フ⸢チ コー⸣リ ⸢ベー
[ʔu⸢naː⸣ ʔik⸢ka⸣ sa⸢nu⸣ti ɸu̥⸢ʧi koː⸣ri ⸢beː]
(自分は決してやらないと頑なに言い張っている)
Example phrases
マッタキ [mat⸢taki] (副)
- 全く。完全に。そっくり。「Mattacu.マッタク(全く).副詞.確かに疑いも無く,または,すべて,完全に」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
- ク⸢レー⸣ マ⸢ッタキ⸣ ユ⸢ヌ⸣ムヌ
[ku⸢reː⸣ mat⸢taki⸣ ju⸢nu⸣munu]
(これは全く同じものだ) - ッ⸢ふァー⸣ ウ⸢ヤ⸣トゥ マッ⸢タキ<ビッ⸢ツティ> ニーブ
[f⸢faː⸣ ʔu⸢ja⸣tu mat⸢takiniːbu]
(子供は親にそっくり似ている) - ウ⸢ヌ シーヨー⸣ヤ マッ⸢タキ⸣ プ⸢リムヌ⸠ツォー
[ʔu⸢nu ʃiːjoː⸣ja mat⸢taki⸣ pu⸢rimunu⸠ʦoː]
(そいつのやり方<しざま{EOS}為様>は全く狂人< uby{耄}{ホ}れ者>なんだよ)
Example phrases
マナマタ [ma⸢namata] (名)
- 先刻。さきほど。今しがた。ついさっき(先)。「いま先」の義。マ⸢ナマッタ[ma⸢namatta](先刻{EOS}強調表現)ともいう。
- マ⸢ナマタル ヤー パッタ⸣ル シ⸢ビウイ シー⸣ パリバ
[ma⸢namataru jaː patta⸣ru ʃi⸢biʔui ʃiː⸣ pariba]
(ついさっき<ぞ>家にかえったんだ{EOS}後追い<しりおい>して行きなさいよ)