A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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カタカ kataka (kataka) ⓪ 名
- 遮蔽。さえぎるもの。tiidagataka(日よけ),kazigataka(風よけ)など。
- 庇護。かばうこと。'iNnu Ciragataka.縁が顔をかばう。縁のある者は顔までいい顔に見える。~sjuN.さえぎる。よける。また,かばう。
カタカキ katakaki (katakaki) ⓪ 名
- 片手落ち。不公平。cuunu Cicikazija kuniguniN tijura,~N neranu tiNnu ?uzimu.[けふの月影や国々も照ゆら片欠もないらぬ天のお肝]きょうの月影は国国を照らすだろう。不公平もない天の御心。
カタカサー katakasaa (katakasaa) ① 名
- katakasiと同じ。
カタカシ katakashi (katakasi) ① 名
- 魚名。赤味を帯びた黒い,ありふれた魚で,干物にすることが多い。
カタカキユン katakakiyun (katakaki=juN) ⓪ 他=raN,=ti
- 兼務する。掛け持つ。片手間に他の仕事をする。くり合わせて仕事する。?icunasaN katakakiti.忙しいのもくり合わせて。
カタカミチ katakamichi (katakamici) ⓪ 名
- ひっこんだところにある,人目につかない道。
カタカシラ katakashira (katakasira) ⓪ 名
- [欹髻]成人男子の髪型。元は頭の右辺に結び,後には中央に結ぶようになった。貴族は15歳で,一般は10歳内外で結った。
メーカタカシラ meekatakashira (meekatakasira) ⓪ 名
- katakasira[欹髻]を結った時の髪の形で,前方に結ったもの。おかしく愚鈍に見える。按司(?azi)など身分の高い貴族は金の重いkamisasi(かんざし)を用いるので,自然前になる傾きがあり,それは重重しくも見えるが,身分の低い士族が,重くもない銀のkamisasiを用いて前方に結うとかえってこっけいに見えた。
カタカキマーカキ katakakimaakaki (katakakimaa]kaki) ⓪ 副
- 方方の仕事を掛け持ちするさま。
カタカシラユーイ katakashirayuui (katakasirajuui) ⓪ 名
- [欹髻結]元服。男子が10歳前後に達した時,はじめてkatakasiraを結う儀式。親戚中の人格者・成功者に結ってもらい,盛大に祝って,供の者を従えて親類回りをして披露した。貴族の場合は,15歳で行ない,ziNbuku(元服)という。
メーカタカシラー meekatakashiraa (meekatakasiraa) ⓪ 名
- katakasiraを前寄りに結った者。律義者。融通のきかない者。しゃれけのない者。ぬけ作。~?uu?waakarajaa.まぬけの能なし。?uu?waakarajaa(豚の種付け業者)も能のない者の代表とされている。
カタカシラユーヤー katakashirayuuyaa (katakasirajuujaa) ⓪ 名
- 髪結い床。?iQkwaNmagi(一貫髷),nikwaNmagi(二貫髷)など,料金の別があった。
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かた かき
- 不公平
Example phrases
- てぃーだん うちちゅーめーん かたかき ねーらんぐとぅ、あかがらち とぅらしみしぇーん。
(太陽もお月様も公平さを欠かないように、照らしてくださる)
かた かきーん (〜かきたん、〜かきらん、〜かきてぃ)
- 兼業する
Example phrases
- ありんくりん かたかきとーくとぅ ちゃー いちゅなさ そーん。
(あれもこれも兼業しているので、いつも忙しくしている)
かた かしら
- 片髪、成人男子の髪型
Example phrases
- んかしわらべー ゆかっちょー じゅーぐ、ひゃくしょーや とぅー ないねー、かたかしら ゆーとーたん。
(昔の子どもは士族は15歳、平民は10歳になれば、片髪を結っていた)
かたか
- 避け、除け
Example phrases
- わったー やーぬ あがりばんたんかい まぎアパートぬ たっち、てぃーだかたか さってぃ やしぇーや むる すだたん。
(私の家の東端に大きなアパートが建って、陽が遮られて野菜はまったく育たない)
かたか すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- さえぎる
Example phrases
- かたかー すなけー。
(さえぎることはするな) - わん やーぬ あがりむてぃーや とぅないぬ アパートぬ かたかそーくとぅ、あがいてぃーだ をぅがまらん。
(私の家の東側は隣りのアパートが日除けになっていて、日照がのぞめない)
かたか みち
- 人目につかない道
Example phrases
- やんばろー きーぬ まぎさくとぅ かたかみちぬ うふさん。
(ヤンバルは木が大きいので隠れた道が多い)
かじ かたか
- 風除け
Example phrases
- んかしぬ ふくぢがちぇー かじかたかん てぃーだかたかん なてぃ ゐー やんべー やたん。
(昔のフクギ垣は風よけにも日よけにもなってよかった)
ふぃー かたか (てぃーだ かたか〈日除け〉)
- 日除け
Example phrases
- あがりむてぃーんかい うふやーぬ たっち わったー やーや ふぃー/てぃーだ かたか なてぃ、なまー あさが やら、ふぃるが やら、ゆさんでぃどぅ なとーが わからん あたい なとーん。
(東側に大きな家が建って私のうちは日陰になって、今は朝なのか、昼なのか、夕方になっているのか分からないほどになっている)
アミヌカタカ [ʔa⸢mi⸣nu ka⸢ta⸣ka] (連)
- あまよけ。雨覆い。雨に濡れるのを防ぐための覆い。雨の防護壁。トゥ⸢マー[tu⸢maː](茅を編んで作った苫)などをかけて覆い、雨に濡れるのを防ぐもの。
Example phrases
- ノー⸢ンナ⸣カシー ア⸢ミ⸣ヌ カ⸢タ⸣カ ス⸢ク⸣リバ
[⸣noː⸢nna⸣kaʃi ʔa⸢mi⸣nu kḁ⸢ta⸣ka su̥⸢ku⸣riba]
(何かで雨よけを作りなさいよ)
カタカ [kḁ⸢ta⸣ka] (名)
- {Mn_1}かげ(陰)。物陰。日光、雨、風を避ける物陰。
Example phrases
- ティ⸢ダ⸣ヌ カ⸢タ⸣カ
[ti⸢da⸣nu kḁ⸢ta⸣ka]
(太陽の陰{EOS}日蔭{EOS}日光の当たらない所) - ア⸢ミ⸣ヌ カ⸢タ⸣カ ⸢スンティ⸣ シ⸢ラ⸣ナー トゥ⸢マー⸣ カキシケー
[ʔa⸢mi⸣nu kḁ⸢ta⸣ka ⸢sunti⸣ ʃi⸢ra⸣naː tu⸢maː⸣ kḁkiʃi̥keː]
(雨を防ぐために、いなむら<稲叢>に苫をかけてある) - フ⸢クンキーヤ⸣ カ⸢ジヌ⸣ カ⸢タ⸣カティル イ⸢ボーッ⸣タ
[ɸu̥⸢kuŋkiːja⸣ ka⸢ʤinu⸣ kḁ⸢ta⸣katiru ʔi⸢boːt⸣ta]
(福木は防風林<台風除け>として植えられた) - ティ⸢ダ⸣ヌ カ⸢タ⸣カ
[ti⸢da⸣nu kḁ⸢ta⸣ka]
(日除け) - ア⸢ミ⸣ヌ カ⸢タ⸣カ
[ʔa⸢mi⸣nu kḁ⸢ta⸣ka]
(雨よけ) - カ⸢ジヌ⸣ カ⸢タ⸣カ
[ka⸢ʤinu⸣ kḁ⸢ta⸣ka]
(風除け)
カタカ [kḁ⸢ta⸣ka] (名)
- {Mn_2}庇うこと。擁護。庇護。
Example phrases
- ⸣アイブ ヤ⸢ビ⸣ムヌ ヤ⸢ルンドゥ⸣ ウヤー ッ⸢ふァヌ⸣ カ⸢タ⸣カ ⸢スンティ シール⸣ キ⸢ムイ⸣ツァー プ⸢スカージ⸣ラ イ⸢ザリオー⸣ル
[⸣ʔaibu ja⸢bi⸣munu ja⸢rundu⸣ ʔujaː f⸢fanu⸣ kḁ⸢ta⸣ka ⸢sunti ʃiːru⸣ ki⸢mui⸣ʦaː pu̥⸢sukaːʤi⸣ra ʔi⸢ʣariʔoː⸣ru]
(あんな不良児であるが、親は子供の擁護をしようとして、可哀相に多くの人から叱られておられる) - ッ⸢ふァヌ⸣ カ⸢タ⸣カー ウ⸢ヤ⸣ヌ ス⸢クブン
[f⸢fanu⸣ kḁ⸢ta⸣kaː ʔu⸢ja⸣nu su̥⸢kubuŋ]
(子供の庇護は親の義務<職分>だ)
カタカシ [kḁ⸢takaʃi] (名)
- (動)魚の名。和名ヒメジ。ミナミヒメジ(イジヤンカタカシ{EOS}体長約25センチ)。インドヒメジ(アーマンカタカシ)。オウゴンヒメジ(ジンバー{EOS}体長約25センチ)。マルクチヒメジ(ジンバー{EOS}体長約25センチ)。コバンヒメジ(ジンバー{EOS}体長約35センチ)。ホウライヒメジ(ジンバー{EOS}体長約30センチ)。和名、モンツキアカヒメジ(体長約30センチ)『原色沖縄の魚』などがいる。
Example phrases
- カ⸢タカセー⸣ ナ⸢マ⸣シ ⸢スー⸣カー ン⸢マーナー⸣ヌヌ ガ⸢シ⸣イズ ⸣ナスカー ン⸢マー⸣ナルン
[kḁ⸢takaʃeː⸣ na⸢ma⸣ʃi ⸢suː⸣kaː ʔm⸢maːnaː⸣nunu ga⸢ʃi⸣ʔiʣu ⸣nasukaː ʔm⸢maː⸣ŋ]
(ヒメジ<カタカシ>は刺身にすると美味しくないが、炙って燻製魚にすると<焙乾すると>美味しくなる)
鳩
間島では、陸上のトカゲ(蜥蜴)
が
海にはいって、カタカシ魚になったという口碑がある)
カタカシラ [kḁ⸢takaʃi⸣ra] (名)
- 琉球国時代の成人男子の髪型の一つ。「欹髻。もとどり」、元は頭の右辺に結び、後には中央に結ぶようになった。貴族は15歳で、一般は10歳内外で結った『沖縄語辞典』。
Example phrases
- パ⸢トゥ⸣マナー ⸢ガッ⸣コー ス⸢ク⸣ローッタ ⸣バス ⸢シー⸣トゥンケーヌ カ⸢タカシ⸣ラ キ⸢サ⸣スンティ ⸢スー ソードーヌ アッ⸣タンツォー
[pḁ⸢tu⸣manaː ⸢gak⸣koː su̥⸢ku⸣roːtta ⸣basu ⸢ʃiː⸣tuŋkeːnu kḁ⸢takaʃi⸣ra ki̥⸢sa⸣sunti ⸢suː soːdoːnu ʔat⸣tanʦoː]
(鳩間島で学校を作られた<創立された>とき、生徒達の琉球結髪を断髪<切らせ>させようとする騒動があったそうだよ)
カタカスン [kḁ⸢ta⸣ka ⸢suŋ] (連)
カタカスン [kḁ⸢ta⸣ka ⸢suŋ] (連)
- {Mn_2}擁護する。庇う。贔屓する。
Example phrases
- ナ⸢ラー⸣スンティ ッ⸢ふァ⸣ イ⸢ズ⸣カー ⸣ウヤー ッ⸢ふァヌ⸣ カ⸢タカ⸣ル ⸢ソー⸣ル
[na⸢raː⸣sunti f⸢fa⸣ ʔi⸢ʣu⸣kaː ⸣ʔujaː f⸢fanu⸣ kḁ⸢taka⸣ru ⸢soː⸣ru]
(躾けよう<教えよう>として子供を叱ると、親は子供の擁護をされる) - ⸢ドゥー⸣ヌ ッ⸢ふァヌ⸣ カ⸢タ⸣カ カー⸢ニル ソー⸣ル
[⸢duː⸣nu f⸢fanu⸣ kḁ⸢ta⸣ka kaː⸢niru soː⸣ru]
(自分の子の
uby{擁護}{ヨウ|ゴ}<
uby{贔屓}{ヒイ|キ}>ばかりなさる)
カタカタ [kḁ⸢ta⸣kata] (名)
- 片方の肩。
Example phrases
- ⸢ニーリヌ⸣ カ⸢タ⸣カタナ カー⸢ニ アイ⸣コー ア⸢タルンダ ニーリカター⸣ ヤ⸢ミ⸣ス
[⸢niːrinu⸣ kḁ⸢ta⸣katana kaː⸢ni ʔai⸣koː ʔa⸢tarunda niːrikataː⸣ ja⸢mi⸣su]
(右の片方の肩にだけ天秤棒<担い棒>が当たるので、右肩は痛むよ)
カタカドゥ [kḁ⸢ta⸣kadu] (名)
- 一角。片隅。一部分。「片角」の義。
Example phrases
- ⸢ヤー⸣ヌ カ⸢クヌ⸣ カ⸢タ⸣カドゥナー ブ⸢サー⸣ラ フ⸢クンキーヌ⸣ ムイ⸢ベー⸣タン
[⸢jaː⸣nu kḁ⸢kunu⸣ kḁ⸢ta⸣kadunaː bu⸢saː⸣ra ɸu̥⸢kuŋkiːnu⸣ mui⸢beː⸣taŋ]
(屋敷の一角に大きな福木が生えていた) - ⸢ナーブク⸣ヌ カ⸢タ⸣カドゥナー ス⸢ルッ⸣ティ イ⸢リシキ⸣リバ
[⸢naːbuku⸣nu kḁ⸢ta⸣kadunaː su⸢rut⸣ti ʔi⸢riʃi̥ki⸣riba]
(縄箱の片隅にそっと入れておけよ)
ティダヌカタカ [ti⸢da⸣nu kḁ⸢ta⸣ka] (連)
- 日除け。「太陽の影」の義。
Example phrases
⸣
クマー ⸢イーリティダヌ スーワン(スー⸣ヤン)- ダ ⸢ユシ⸣キシダル ⸣タティティ ティ⸢ダ⸣ヌ カ⸢タ⸣カ ⸢シー⸣ シ⸢キ⸣リ
⸢ユシ⸣キシダル ⸣タティティ ティ⸢ダ⸣ヌ カ⸢タ⸣カ ⸢シー⸣ シ⸢キ⸣リ [⸣kumaː ⸢ʔiːritidanu suːwan(suː⸣jan)
da ⸢juʃi̥⸣kiʃidaru ⸣tḁtiti ti⸢da⸣nu kḁ⸢ta⸣ka ⸢ʃiː⸣ ʃi̥⸢ki⸣ri]
(ここは西日が強いから、ススキ簾を立てかけて日除け<太陽の影>にして置きなさい)
かたかな・カタカナ【片仮名】
(Common Noun)
- Katakana; Angular Japanese syllabary used primarily for loanwords
— Word usually written using kana alone
かたかけ【肩掛け・肩掛】
(Noun)
- Shawl
かたかげ【片陰】
(Noun)
- Shade; Shady spot
カタカナご・かたかなご【カタカナ語・片仮名語】
(Noun)
- Katakana word (esp. a loanword)
バカたかい・ばかたかい・ばかだかい【バカ高い・馬鹿高い・ばか高い】
(I-adjective)
- Ridiculously expensive; Stupidly expensive
かたかた・カタカタ
(Noun)
- Clattering; Rattling
— Onomatopoeic or mimetic word
たかたかゆび【高高指・高々指】
(Noun)
- Middle finger
おやかたかぶ【親方株】
(Noun)
- Coach's name-use license (licence)
かたかんせつ【肩関節】
(Noun)
- Shoulder joint
はんかくカタカナ【半角カタカナ】
(Noun)
- Half-width katakana
ぜんかくカタカナ【全角カタカナ】
(Noun)
- Full-width katakana
カタカナごじてん【カタカナ語辞典】
(Noun)
- Katakana dictionary; Loanword dictionary
てきをあざむくにはまずみかたから【敵を欺くにはまず味方から】
(Expression)
- In fooling the enemy first deceive your allies
— Proverb
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言葉の助言:
- kataku (かたく) — Possible Japanese 'ku' verb
- kata (かた) — Japanese expression with the question particle か ('did...?', 'is...?')
- katai (かたい) — Possible Kyushu adjective