(Noun) Behind, in back, backside, rear
Define shiru しる Meaning シル
Displaying results for shiru (shiru・しる・シル) – ryukyu
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
Search languages: Okinawan → Japanese
シル shiru (siru) ⓪ 名
- 汁。液体。~tubasjuN.水を切る。水気を切る。~hajuN.汁が出る。また,腐って汁が出る。~hwijuN.汁が干る。(飯が炊けてきて)水分がなくなる。~najuN.イ.溶ける。溶けて液体となる。ロ.無くなる。無になる。無駄になる。miiN~naci 'warajuN.目がなくなるように目を細めて笑う。'jaajasiciN~nataN.家屋敷もなくなった。siroonaraN.無駄にはならない。
- 汁。おつゆ。おすましやみそ汁。首里では多くは?usiruという。
シル shiru (siru) ⓪ 名
- 白。
シル shiru (siru) ① 名
- 代(しろ)。かわりとなるもの。代価。または金のかわりとして取る器物など。dusiruは身の代。
シル shiru (siru) ① 名
文
- 城。口語はguSiku。
シルー shiruu (siruu) ⓪ 名
- 白いもの。
- 与党。賛成派。kuruu(野党。反対派)に対する。とくに明治の中ごろの明治政府支持派をいう。saNsiiともいう。その項参照。
ウシル ushiru (?usiru) ⓪ 名
- えりあし。首すじ。うなじの付近。主に女のそれをいう。~tarasjuN.髪を耳の後ろにふくらませ,うなじにかかるように結う。首里の上流婦人が礼装する時の髪の結い方。その結い方はcura?uNcoobiともいう。~tuukijuN.やせこける。死ぬ前などに,首すじがやせ細るのをいう。
ウシル ushiru (?usiru) ⓪ 名
- おつゆ。お汁。siruの丁寧語。すまし汁・みそ汁の両方についていう。
ドゥシル dushiru (dusiru) ⓪ 名
- 身代金。人身売買の金。duuganeeともいう。sjuiwarabi nusudi, nahwawarabi nusudi, kuNzaNni ?ujai, nakugamini ?ujai, takadusiru ?utidu, takadusiru tutidu.[首里童盗で那覇童盗で国頭に売やい中頭に売やい高どしろ売てど高どしろ取てど(女物狂)]首里の子供を盗み,那覇の子供を盗み,国頭に売って,中頭に売って,高い身代金で売って,高い身代金を取って…。~?irijuN.身代金を払う。
ハシル hashiru (hasiru) ⓪ 名
- 雨戸。くり戸。
ムシル mushiru (musiru) ⓪ 名
- むしろ(蓆)。biigumusiru(備後表のむしろ),'iimusiru(琉球表のむしろ),?adanibaamusiru(阿旦の葉のむしろ),輸入されたhanamusiru(花むしろ),toomusiru(籐むしろ)などがある。'jaNbarunu nareja ?adanibanu~,sikaba ?irimisjori sjuinu sjunume.[山原のなれや阿旦葉のむしろ敷かば入りめしよれ首里の主の前]山原のことで阿旦の葉のむしろしかありませんが,敷いたらお入り下さい,首里の旦那様。
シルビ shirubi (sirubi) ① 名*
- 印。標識。
シルジ shiruji (siruzi) ⓪ 名
- 白地。白地の織物。白地は夏に多く用いるが,葬式には夏冬を問わず白,お祝いには同じく紺が用いられる。
シルミ shirumi (sirumi) ⓪ 名
- (卵の)白身。sirumiiともいう。
- (豚の)脂身。
キーシル kiishiru (kiisiru) ① 名
- 獣類の毛のぐあい。毛並・毛色・毛のつやなど。
ナーシル naashiru (naasiru) ⓪ 名
- 苗代。
シルミー shirumii (sirumii) ⓪ 名
- sirumiと同じ。
シルミー shirumii (sirumii) ⓪ 名
- 白目。~hwiQceerasjuN.まぶたをひっくりかえして白目を出す。
シルンナ shirunna (siruNna) ⓪ 名
- はまぐり。
シルサン shirusan (sirusaN) ⓪ 形
- 白い。
シルシ shirushi (sirusi) ① 名
- しるし。標識となるもの。~bikeei.しるしばかり。ほんのわずか。
- きざし。前兆。また,神の知らせ。'jutakanaru mijunu~?arawariti,?amiCijunu migumi tuciN tagaN.[豊なる御代のしるしあらはれて雨露の恵時もたがぬ]豊年の前兆があらわれて,雨露の恵みも時をたがえず順調である。
- 感応。祈った心が神仏に通ずること。
- 効験。ききめ。kusui nudaru~nu?aN.薬を飲んだききめがある。
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
Search languages: Japanese → Okinawan
しる 【知る】
- shiyuN (≈ shiiN)
Phrases
- 知らない人 shiraNcchu
- 知らぬふり shiraNfuunaa
- 知りつくす shirifukashuN
- 知っていて shiriee
しる 【汁】
See also
Phrases
- ~が引いて煮えたつこと shirufiitajii
- ~に入れる野菜 → ʔwaaʔuchi
- ~のかす shirunuguri
- ~の出るもの shiruhaimuN
- ~ばかりが多いこと shiruboNboN
- ~をかけた飯 shirujikii,ʔushirujikii
- 貧弱な~ sabijiru
しるわん 【汁椀】
いじる
おじる 【怖じる】
かじる
- kakajiyuN (≈ kakajiiN)
くじる
- kujiyuN (≈ kujiiN)
Phrases
- 突いて~ chichikujiyuN
とじる 【綴じる】
- tudiyuN (≈ tudiiN)
ねじる 【捩る】
はしる 【走る】
- hayuN (≈ haiN)
はじる 【恥じる】
See also
むしる 【毟る】
- mushiyuN (≈ mushiiN)
Phrases
- むしられたようになる mushiriyuN
よじる 【捩る】
See also
あいしる 【藍汁】
うでじる 【茹で汁】
See also
Dictionary of the Practical Use of Okinawan
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan), by Shinsho Miyara, © CC BY-ND 3.0 DEED.
Search languages: Japanese ↔ Okinawan
しる
- 汁
- みーや ねーらん、しるびけーどぅ やたる。んなしるーん ばーけーっしどぅ かむたる。
(具はなくて、汁だけであった。具無し汁も奪い合って食べたものだ)
Example phrases
しる ぢきー
- 汁かけご飯
- むぬぐとぅん っちゅぐとぅん ふぃっちゃかみっちゃか しみてー ならん ぐとぅ、してぃみてぃ っんぢーる めーねー しるぢきーっし むぬ かむる むのー あらん。
(物事も人間関係もごっちゃにさせてはいけないように、朝早く出る前には汁かけご飯にして食べるものではない)
Example phrases
しるー
- 白、白いもの、賛成派、与党
- まっさーら そーる くむ/しるじゃーたー
(真っ白な雲/白糖) - うちなーぬ おーるーや うみとぅ てぃん、しるーんでぃ いーねー しな やん。
(沖縄の青は海と空、白と言えば砂だ)
Example phrases
*(参考)くるー(反対派、野党)、まっさーら(真っ白)、しらがー(白髪の者)、まっさーら すん/そーん(真っ白くなる/なっている);しらぎん かみとーみしぇーしが、からじぇー まっさーらっし ちゅらさいびーん やー(白髪もだいぶ目立っていらっしゃいますが、髪は真っ白できれいですね)
しるし
- 兆候
- でぃーぐぬ はなぬ さちかんぢゅる とぅしねー まぎかじぬ ちゅーる しるし やんでぃ。
(デイゴの花が咲き乱れる年には大型台風がくる前兆だって)
Example phrases
うしる
- おつゆ
- 「うんじょー うしるん うさがみしぇーみ?」「わんねー しろー しむさ」
(「あなたはおつゆもいただきますか」「わたしはおつゆは要らないよ」) - ちゃー いちゅなさぬ、うしるぢきーさーに しまちょーん。
(いつも忙しくてご飯に汁をかけて済ましている)
Example phrases
うしる くぶー
- 後頭頸部
- がっぱやー
(後頭部の突起が大きい者) - わんねー うしるくぶーんかいん みーぬ あん どー。
(私は後頭頸部にも目はあるよ) - ちーぬ たかさる たっくぃー やてぃ うしるくぶーぬ くふぁとーん。
(高血圧の家系なので後頭頸部が凝っている)
Example phrases
*(参考)くし がっぱい(後頭部)
くち しる
- 口の中の唾液
- みーぬ めーぬ じーじーっし うとぅ たてぃてぃ やちぇーる うしぬ しし んーち くちしるぬ じーじー そーん。
(目の前のジージーと音を立てて焼いてある牛肉をみて、口の中の唾が出ている)
Example phrases
たか ばしる (とぅばしる〈雨戸口〉)
- 高窓
- んかしやーや とぅばしるから っちょー いっちゃい っんぢたいっし、すばぬ くびんかえー たかばしるぬ あたん。
(昔の家は雨戸口から人は出たり入ったりして、側の壁には高窓があった)
Example phrases
はしる
- 開戸
- はしるぐち/とぅばしる
(玄関) - はしる みちれー。
(雨戸を閉めなさい) - はしるぐちぇー うちゃくぬ めんしぇーるとぅくま やくとぅ くみむのー かたはらんかい ゆしとーてぃ ならびり よー。
(玄関先はお客さんがいらっしゃるところだから、履物はそばに寄せて並べなさいよ)
Example phrases
あるかしるか
- いっさいがっさい
- くぬめーぬ とーほくぬ しがりなめー ふにん、やーん、くるまん、きーん あるかしるか むる むっちはち ねーん。
(この前の東北の津波は船も家も車も木もいっさいがっさいすべて持ち去ってしまった)
Example phrases
Audio Database of Hatoma Lexicon
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa, © CC BY-SA 3.0 DEED
Search languages: Yaeyama (Hatoma) ↔ Japanese
アガシルシ [ʔa⸢gaʃiruʃi] (名)
- 赤い痣(あざ)。「赤印」の義。
- ⸣シラナ ア⸢ガシルシバ⸣ シ⸢キラリ⸣ル マ⸢リ⸣ケー
[⸣ʃirana ʔa⸢gaʃiruʃiba⸣ ʃi̥⸢kirari⸣ru ma⸢ri⸣keː]
(顔に赤い痣を付けられて生まれてきている)
Example phrases
イキキシルン [ʔi⸢kiki̥ʃi⸣ruŋ] (自動)
- 息切れる。激しく喘ぐ。
- ⸣パリクーカー イ⸢キキシ⸣ルン
[⸣parikuːkaː ʔi⸢kiki̥ʃi⸣ruŋ]
(走ってきたら息切れる<激しく喘ぐ>) - カ⸢キッツァー⸣シ パ⸢ル⸣バン イ⸢キキシラ⸣ヌ
[kḁ⸢kitʦaː⸣ʃi pa⸢ru⸣baŋ ʔi⸢kiki̥ʃira⸣nu]
(駆けて行っても息切れな<喘がない>) - イ⸢キキシ⸣ルカー ⸢ユー⸣クイバ
[ʔi⸢kiki̥ʃi⸣rukaː ⸢juː⸣kuiba]
(息切れしたら休みなさい)
Example phrases
ウーシルン [⸢ʔuːʃi⸣ruŋ] (他動)
- 罪や責任を他人に負わせる。責任を転嫁する。
- シ⸢キニン⸣バ プ⸢スン ウーシ⸣ルンティ ス⸢ナ⸣ヨー
[ʃi̥⸢kinim⸣ba pu̥⸢suŋ ʔuːʃi⸣runti su⸢na⸣joː]
(責任を他人に負わせよとするなよ)
Example phrases
ウシユーシルン [ʔu⸢ʃijuːʃiruŋ] (自動・他動)
- 押し寄せる。
- ⸢ナイ⸣ヌ ウ⸢クリ⸣ルカー ⸢ナン⸣ヌ ウ⸢シユーシルン⸣ツォー
[⸢nai⸣nu ʔu⸢kuri⸣rukaː ⸢nan⸣nu ʔu⸢ʃijuːʃirun⸣ʦoː]
(地震が起こると津波が押し寄せるそうだ) - パ⸢トゥ⸣マー ⸢ナン⸣マー ウ⸢シユーシラヌ⸣ティ ア⸢ザリブー
[pḁ⸢tu⸣maː ⸢nam⸣maː ʔu⸢ʃijuːʃiranu⸣ti ʔa⸢ʣaribuː]
(鳩間島へは津波は押し寄せないといわれている) - ウ⸢シユーシ⸣ クン
[ʔu⸢ʃijuːʃi⸣ kuŋ]
(押し寄せてくる<押し寄せ来る>) - ⸢ナン⸣ヌ ウ⸢シユーシル⸣カー ⸢デー⸣ジ⸢ゲ⸣ラ
[⸢nan⸣nu ʔu⸢ʃijuːʃiru⸣kaː ⸢deː⸣ʤi⸢ge⸣ra]
(津波が押し寄せたら大変だよ) - ⸢ニーム⸣チェー ⸣クマンター ウ⸢シユーシリ
[⸢niːmu⸣ʧeː ⸣kumantaː ʔu⸢ʃijuːʃiri]
(荷物はこちら側へ押し寄せなさい)
Example phrases
ウムシル [ʔu⸢mu⸣ʃiru] (連体)
- {Mn_1}面白い。楽しい。
ウムシル [ʔu⸢mu⸣ʃiru] (連体)
- {Mn_2}興味ある。歌謡語。
- ウ⸢ム⸣シルムヌ
[ʔu⸢mu⸣ʃirumunu]
(楽しいこと)
民
謡「鳩間口説」の第六連の囃子に/イヤイーヤー ユタカナルユヌ シルシサミエー アミヤトゥカグシ カジヤシジカニ シクリムジクイ マンサクソーリバ イヒンカタトゥキ ユダンヤナランサ キットゥキバリヨニセタ ウムシルムヌサミ ナマヌパヤシニ クドゥキユミユミ/(イヤイーヤー、豊かなる御世の兆候というものだ{EOS}雨は十日おきに降り、風は穏やかにそよぎ、農作物は豊年満作しており、一時も片時も油断は出来ない{EOS}しっかり気張れよ若者らよ{EOS}さすれば楽しい豊な人生となる{EOS}今の囃子に鳩間口説きを歌おうよ)- 『鳩間誌』、『鳩間島古典民謡古謡集』。 ⸣ユー ミリ⸢ダー⸣ アイ⸢ベー⸣ティル ⸢ヤームンドー⸣ヤ ウ⸢ク⸣ル⸢ダー⸣ ウ⸢ム⸣シル ⸣ムヌ⸢ダ⸣メー
[⸣juː miri⸢daː⸣ ʔai⸢beː⸣tiru ⸢jaːmundoː⸣ja ʔu⸢ku⸣ru⸢daː⸣ ʔu⸢mu⸣ʃiru ⸣munu⸢da⸣ meː]
(よく見ろよ{EOS}そうやって家族喧嘩<家問答>は起こるのだぞ{EOS}興味ある、考えさせられる見物だぞ{EOS}肝に銘じておきなさい)
Example phrases
ウムシルムヌ [ʔu⸢mu⸣ʃirumunu] (名)
- 面白いこと。愉快な事。楽しいこと。歌謡語。「○、心楽也 於毛志呂之」『新撰字鏡』の転訛したもの。話し言葉では、ウ⸢ムッ⸣サン[ʔu⸢mus⸣saŋ](形)(面白い{EOS}楽しい)という。/イヤイヤー ユタカナルユヌ シルシサミエー アミヤトゥカグシ カジヤシジカニ シクリムジクイ マンサクソーリバ イヒンカタトゥキ ユダンヤナランサキットゥ キバリヨニセタ ウムシルムヌサミ ナマヌパヤシニ クドゥキユミユミ/(ああ<イヤイヤー>豊かなる御世の兆候というものだ{EOS}雨は十日越しに降り、風はそよそよと静かに吹き、稲は稔って<満作して>いるから、一時も片時も油断はできないものだ{EOS}きっと頑張れ<気張れ>若者たちよ{EOS}愉快な<嬉しい>ことだ{EOS}今の囃子に口説きを歌えよ)「鳩間口説」第6連、『鳩間島古典民謡古謡集』、『竹富町史第六巻鳩間島』
ウンヌシル [⸢ʔun⸣nuʃiru] (名)
- {Mn_1}芋の煮汁。「甘藷の汁」の義。掘りたての芋を大鍋で煮る際、煮え上がった煮汁を切ったもの。戦前は芋の煮汁を原料にして酢を造った。それを⸢ウンヌ⸣シルパイル[⸢ʔunnu⸣ʃirupairu](芋汁酢)という。
ウンヌシル [⸢ʔun⸣nuʃiru] (名)
- {Mn_2}芋の実からでる乳液状の汁。芋ほりの際、汁液が衣類や手について汚れ、なかなか落ちないので若者達はそれを嫌がった
ウンヌシル [⸢ʔunnu⸣ʃiru] (名)
- 芋の汁。芋や芋蔓から出る汁液。芋を掘ったり、芋蔓を切ったりする際に出る汁液。手や衣類について黒いシミになる。
- ⸢ウンヌシル⸣ヌ ⸣ティーナ ⸢フシゥ⸣カリ ス⸢マリティ⸣ ウ⸢ティラン⸣バン
[⸢ʔunnuʃiru⸣nu ⸣tiːna ⸢ɸusï⸣kari su⸢mariti⸣ ʔu⸢tiram⸣baŋ]
(芋の汁液が手にくっつき染まって落ちないわい)
Example phrases
ウンヌシル [⸢ʔun⸣nu ⸣ʃiru] (連)
- {Mn_1}芋の汁。芋を掘ったときに出る芋の汁。手や衣服に付着すると落としにくい。
ウンヌシル [⸢ʔun⸣nu ⸣ʃiru] (連)
- {Mn_2}芋を煮た煮汁。豚の飼料を煮るのに利用した。
- ⸢ウン⸣ヌシルナ イ⸢ズン⸣プニ イ⸢リティ オー⸣ヌイー バ⸢カシ⸣バ
[⸢ʔun⸣nu ⸣ʃiruna ʔi⸢ʣum⸣puni ʔi⸢riti ʔoː⸣nu ⸣ʔiː ba⸢kaʃi⸣ba]
(芋の煮汁に魚の骨を入れて豚の餌<飯>を炊きなさい)
Example phrases
オーシルン [⸢ʔoːʃiruŋ] (他動)
- 上位の人に差し上げる。奉る。献上する。謙譲語。⸢オースン[⸢ʔoːsuŋ](差し上げる)と同じ意味だが、やや婉曲で、丁寧な意味が加わる。
- ⸢シンシン⸣マー <⸢シンシン⸣ナーネー> ⸣バーラ ⸢オーシルン
[⸢ʃiŋʃim⸣maː <⸢ʃiŋʃin⸣naːneː> ⸣baːra ⸢ʔoːʃiruŋ]
(先生には私から差し上げます)
Example phrases
カイヌシル [⸢kainu⸣ ʃiru] (連)
- おもゆ(重湯)。乳児用、病人用に炊いた、お粥の糊状の汁。「粥の汁」の義。「饘、厚粥也、加由<かゆ>『新撰字鏡』・の・醨、和名之流<しる>『和名抄』」の転訛したもの。
- ⸢シー⸣ヌ ⸢アイラン ベー⸣ティ ⸢カイヌ⸣ シル ヌ⸢マ⸣シェーティ シゥ⸢カ⸣ナイ ⸢ヨーッ⸣タ
[⸢ʃiː⸣nu ⸢ʔairam beː⸣ti ⸢kainu⸣ ʃiru nu⸢ma⸣ʃeːti si̥⸢ka⸣nai ⸢joːt⸣ta]
(お乳が出ない<安由流{f}アユル{/f}、「実は~」万、4111の打消し形の転訛か>ので重湯を飲ませながら育てられた)
Example phrases
ガンガンシル [⸣gaŋgaŋʃiru] (名)
- アルミ板やブリキ缶で作った釣瓶。
- ⸣ガンガンシルシ ⸢カーヌ⸣ ミ⸢ジ⸣ フ⸢ム⸣カー ヤ⸢ナンゴーリ⸣シタヌ ク⸢バンパーシル⸣シ フ⸢ム⸣カー ヤ⸢ナンゴーラン⸣シェン
[⸣gaŋgaŋʃiruʃi ⸢kaːnu⸣ mi⸢ʤi⸣ ɸu⸢mu⸣kaː ja⸢naŋgoːri⸣ʃi̥tanu ku⸢bampaːʃiru⸣ʃi ɸu⸢mu⸣kaː ja⸢naŋgoːraŋ⸣ʃeŋ]
(ブリキ缶の釣瓶で井戸水を汲むと<水は>濁ったが、クバの葉釣瓶で汲むと濁らなかった)
Example phrases
キーヌシル [⸢kiː⸣nu ⸣ʃiru] (連)
- 樹液。「木の汁」の義。
- ガ⸢ジマル⸣ヌ ⸢キー⸣ヌ シ⸢ル⸣バ ア⸢シ⸣ブナ ⸢ヌーリ⸣ シケー
[ga⸢ʤimaru⸣nu ⸢kiː⸣nu ʃi⸢ru⸣ba ʔa⸢ʃi⸣buna ⸢nuːri⸣ ʃikeː]
(ガジマル<榕樹>の樹液を御出来<あせも>の周囲に塗っておいてある)
Example phrases
キシル [ki⸢ʃi⸣ru] (名)
- きせる(煙管)。キセル(煙管)。カンボジア語の[khsier]から転訛したものという(Eサトー説)。刻み煙草を詰めて火をつけ、喫煙するのに用いる器具。頭と吸い口は金属で作られており、中間は長さ約30センチの竹の管で連結されている。煙草のやに(脂)がたまると藁の芯を吸い口の方から入れて頭の方から出してやに(脂)を除去した。
- キ⸢シル⸣ヌ フ⸢キン⸣グチェーラ バ⸢ラフタ⸣ヌ ⸣シン ヌ⸢キティ⸣ キ⸢シル⸣ヌ ⸣ッス サ⸢ライ⸣バ
[ki̥⸢ʃiru⸣nu ɸu̥⸢kiŋ⸣guʧeːra ba⸢raɸu̥ta⸣nu ⸣ʃin nu⸢kiti⸣ ki̥⸢ʃiru⸣nu ⸣ssu sa⸢rai⸣ba]
(煙管の吸い口から稲藁の芯を貫き通して煙草のやに<糞>をとって煙管を浚えなさい)
Example phrases
キシルヌサウ [ki̥⸢ʃiru⸣nu ⸣sau] (連)
- キセル(煙管)の竿。⸢ラウ[⸢rau](キセル<煙管>の竹製の管{EOS} uby{羅宇}{ラ|ウ})ともいう。煙管のがん首<雁首>と吸い口とを繋ぐ約30センチの竹管。
- ⸣アブジェー キ⸢シル⸣ヌ ⸢サウ⸣ヤー ⸣アッパー ⸣モーラン ナ⸢ガー⸣ル ⸣アル
[⸣ʔabuʤeː ki⸢ʃiru⸣nu ⸢sau⸣jaː ⸣ʔappaː ⸣moːran na⸢gaː⸣ru ⸣ʔaru]
(お祖父さんの煙管の竿<羅宇>はお祖母さんのものより長い<長くぞある>)
Example phrases
キシルヌサラ [ki⸢ʃiru⸣nu sa⸢ra] (連)
- キセル(煙管)の雁首。
- キ⸢シル⸣ヌ サ⸢ラ⸣ナー キ⸢ザミタバク⸣ ッ⸢シナ⸣キ ⸢ピー⸣バ ⸣シキティ タ⸢バ⸣ク フ⸢コーッ⸣タ
[ki̥⸢ʃiru⸣nu sa⸢ra⸣naː ki⸢ʣamitabaku⸣ ʃ⸢ʃina⸣kiti ⸢piː⸣ba ⸣ʃi̥kiti ta⸢ba⸣ku ɸu̥⸢koːt⸣ta]
(煙管の雁首に刻み煙草を詰め込んで火をつけて煙草を吸われた)
Example phrases
キシルヌッス [ki⸢ʃiru⸣nu ⸣ssu] (連)
- キセル(煙管)のやに(脂)。「煙管の糞」の義。
- キ⸢シル⸣ヌ ⸣ッソー バ⸢ラフタ⸣ヌ ⸣シンシル ⸢ソー⸣ジ シ⸢タル
[ki̥⸢ʃiru⸣nu ⸣ssoː ba⸢raɸuta⸣nu ⸣ʃiŋʃiru ⸢soː⸣ʤi ʃi̥⸢taru]
(煙管のやに<脂>は稲藁の芯で掃除したものだ)
Example phrases
Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect
Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa, © CC BY-NC 3.0 DEED
Search languages: Yaeyama (Miyara) ↔ Japanese, with basic English search
シル [ʃiru] F (名)
- 城
Japanese-Multilingual Dictionary (JMDict)
Results from the Japanese-Multilingual Electronic Dictionary project (JMdict), created by Jim Breen, © Electronic Dictionary Research and Development Group.
Search languages: Japanese ↔ English
しる・つゆ【汁・液】
(Common Noun)
- Juice; Sap
- Soup; Broth
しる【知る・識る】
(Common Godan verb, transitive)
- To be aware of; To know; To be conscious of; To cognize; To cognise
- To notice; To feel
- To understand; To comprehend; To grasp
- To remember; To be acquainted with (a procedure)
- To experience; To go through; To learn
- To be acquainted with (a person); To get to know
- To concern