A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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ウティラ utira (?utira) ⓪ 名
- お寺。寺(tira)の敬称。
- 首里の円覚寺の通称。
ーティラムン -tiramun (-ti]ramuN) 接尾
- というもの。ともあろうもの。'winagutiramuN baNzuni tumajumi, ?isuzi suzisuzi 'jadu kakara.女ともあろうものが番所に泊まることがあるものか。急いで家に着こうよ。
カシティラ kashitira (kaSitira) ⓪ 名
- カステラ。菓子名。
- 料理名。魚肉をすりつぶし,卵を入れて作る。材料も味も伊達巻きに似ている。
ウフウティラ ufu utira (?uhu?utira) ⓪ 名
- 首里の円覚寺をいう。大寺院の意。
ティラムヌメー tiramunumee (tiramunumee) ①* 名
- 寺参り。宮参りをもいう。参詣。参拝。
ジーカシティラ jiikashitira (ziikaSitira) ⓪ 名
- 菓子の名。カステラの一種。黒砂糖を入れて作るので色が黒い。
ティラチャガユン tirachagayun (tiracaga=juN) ① 自=raN,=ti
- 照り輝く。tiracagati mijusa ?umui ?aru simanu, 'jujuru tusi mudusu hananu kukazi.[てらちやがて見ゆさ 思ある島のよよる年もどす 花の木蔭]照り輝いて見えるぞ,思いをかけている郭の,寄る年を押し返すような花の木かげ(愛人)が。
ウティラジューニカシュ utirajuunikashu (?utirazuunikasju) ⓪ 名
- [お寺十二箇所]十二支のそれぞれをつかさどる仏が安置されている所。円覚寺・観音堂・赤平・鳥小堀の四寺が,それぞれ十二支のいくつかずつをつかさどっていた。
ウティラークヮーサガラークヮー utiraakwaasagaraakwaa (?utiraakwa]asagaraakwa]a) ⓪ 副
- 犬猫がものを欲しがってねらうさま。落ちたら食おう,下がったら食おうの意。
てぃら
- 寺、拝所
Example phrases
- すいんかえー くゎんぬんどー、あんくくじ、だるまうてぃら、せいこーじ、ばんしょーいんぬ いちちぬ うてぃらぬ あてぃ、ばんしょーいんぬ ふかー じゅーにしぬ まむりがみとぅっし ゐちょーん。かんぬんどーや にー、うし、とぅら、たち、みー、っんまぬ むーち、あんくくじんかえー とぅい てぃーち、だるまうてぃらんかえー うー、いん、ゐーぬ みーち、せいこーじんかえー ふぃちじとぅ さーるーぬ たーち ゐちょーん。
(首里には観音堂、安国寺、達磨お寺、盛光寺、万松院の5つのお寺があって、万松院以外は12支の守り神として配置されている。観音堂は子、丑、寅、卯、辰、巳、午の6つ、安国寺には酉1つ、達磨お寺には卯、戌、亥の3つ、盛光寺には未、申の2つが置かれている)
うてぃらー くゎー さがらー くゎー すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 物欲しそうにする
Example phrases
- あぬ いんぐゎーや ぬーしぬ むぬ かどーる ばすに ちゃー すばんかい ちゃーに うてぃらーくゎーさがらーくゎー そーん。
(あの犬は飼い主がものを食べているときにずうっと側に来て者欲しそうにしている)
うてぃら めー
- 拝所参り、お寺参り
Example phrases
- あきまどぅし ないねー、やーにんじゅぬ からだがふー うにげーしーが うてぃらめー すん。
(新年になると、家族の健康をお願いしに拝所参りをする)
かしてぃら
- かまぼこの一種
Example phrases
- かしてぃら かまぶこー うちーなーをぅてー しちぐゎち、そーぐゎち、すーじぐとぅんかえー かかさらんむん やん。あかかまぶくとぅ かしてぃらーや くわっちーぬ はながた やたん。
(かすてらかまぼこは沖縄では盆、正月、祝い事には欠かせないものだ。赤かまぼことかすてらはごちそうの花形だった)
ウダティラリルン [ʔu⸢datirari⸣ruŋ] (自動)
- おだてられる(煽てられる)。他動詞ウ⸢ダティ⸣ルン[ʔu⸢dati⸣ruŋ](煽てる)の未然形に、受身・可能の助動詞⸢リ⸣ルン[⸢ri⸣ruŋ](れる)が付いて形成された派生動詞(受身動詞{EOS}可能動詞)。⸢パーサ⸣リン、⸢パーサリ⸣ルンとも言う。
Example phrases
- パ⸢ナイキ⸣ガリ ⸢ベー⸣ルカ プ⸢スン⸣ ウ⸢ダティラリ⸣ルン
[pa⸢naiki⸣gari ⸢beː⸣rukaː pu̥⸢suŋ⸣ ʔu⸢datirari⸣ruŋ]
(自惚れ<自慢して>威張っていると、他人に煽てられる<はやされる>) - ⸢バン⸣ヌン プ⸢ス⸣ ウ⸢ダティラリ⸣ルンカヤー
[⸢ban⸣num pu̥⸢su⸣ ʔu⸢datirari⸣ruŋkajaː]
(私にも他人を
uby{煽}{オダテ}てられるかねえ<煽てることが出来るかねえ>)
ウダティラリン [ʔu⸢datira⸣riŋ] (自動)
- おだてられる(煽てられる)。{ウ⸢ダティ⸣ルン[ʔu⸢dati⸣ruŋ](煽てる)の未然形に受身・可能の助動詞⸣リン[⸣riŋ](れる)が付いて形成された派生動詞(受身動詞{EOS}可能動詞)}。
Example phrases
- ⸢ウッツァ⸣トゥ マー⸢ズン ベー⸣ルカー ⸢ウッ⸣ツァン ウ⸢ダティラ⸣リン<⸢パーサ⸣リン>⸢ダー
[⸢ʔutʦa⸣tu ⸢maːʣum beː⸣rukaː ⸢ʔut⸣ʦaŋ ʔu⸢datira⸣rin<⸢paːsa⸣riŋ>⸢daː]
(彼らと一緒に居ると、彼らに煽てられる<はやされる>よ) - ⸢バン⸣ヌン プ⸢ス⸣ ウ⸢ダティラ⸣リンカヤー
[⸢ban⸣num pu̥⸢su⸣ ʔu⸢datira⸣riŋkajaː]
(私にも他人が煽てられる<他人を煽てることが出来る>かねえ)
ウティラウティラ [ʔu⸢ti⸣raʔutira] (副)
- 落ちそうになるさま。今にも落ちそうになる。落ち零れそうになる。
Example phrases
- ⸣ティローラ ウ⸢ティ⸣ラウティラ ⸢スン⸣ケン ⸢ウン⸣バ ッ⸢シナ⸣キティ カ⸢タ⸣ミ ⸢アー⸣ク
[⸣tiroːra ʔu⸢ti⸣raʔutira ⸢suŋ⸣keŋ ⸢ʔum⸣ba ʃ⸢ʃina⸣kiti kḁ⸢ta⸣mi ⸢ʔaː⸣ku]
(笊から今にも落ち零れそうになるほど芋を詰め<差し>込んで担いでいる)
カシティラ [⸢kaʃi̥⸣tira] (名)
- カステラ(Castilla)。ポルトガル人が長崎に伝えたという。小麦粉に卵と砂糖、水飴などを混ぜて焼いた菓子。首里方言からの借用語か。
Example phrases
- ク⸢ヌ カシ⸣ティラー ウ⸢キ⸣ナーラヌ ⸣シトゥティ ⸢カイ オー⸣レール ⸢コー⸣シツォー
[ku⸢nu kaʃi̥⸣tiraː ʔu⸢ki⸣naːranu ⸣ʃi̥tuti ⸢kai ʔoː⸣reːru ⸢koː⸣ʃiʦoː]
(このカステラは沖縄からのお土産として買って来られたお菓子だそうだ) - イ⸢サナケー⸣ラ ⸢カシ⸣ティラ ⸢カイ オー⸣リ ッ⸢ふァーソーッタン⸣ドゥ イッ⸢ケナ⸣ ン⸢マー⸣タン ア⸢ラシコーシ ニーブタ
[ʔi⸢sanakeː⸣ra ⸢kaʃi̥⸣tira ⸢kai ʔoː⸣ri f⸢faːsoːttan⸣du ʔik⸢kena⸣ ʔm⸢maː⸣taŋ ʔa⸢raʃikoːʃi niːbuta]
(石垣からカステラを買ってきて食べさせてくださったが、非常に美味しかった{EOS}伝統的な蒸し菓子<アラシコーシ>に似ていた)
カシティラカマブク [⸢kaʃi̥⸣tirakamabuku] (名)
- カステラ蒲鉾。魚肉を十分に擂り潰し、澱粉と鶏卵、調味料を加えて重箱型の型枠に入れてカステラ状に蒸しあげた蒲鉾。
Example phrases
- ⸢カシ⸣ティラカマブコー パ⸢トゥ⸣マナーテー ス⸢クラン⸣シェン
[⸢kaʃi̥⸣tirakamabukoː pḁ⸢tu⸣manaːteː su̥⸢kuraŋ⸣ʃeŋ]
(カステラ蒲鉾は、鳩間島では作らなかった)
ティラ [ti⸢ra] (名)
- 寺。
Example phrases
- ウ⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァー⸣ ティ⸢ラヌ ゾー⸣ヌ ⸣ニヨープトゥキ ウ⸢ガマシター⸣ル パ⸢シットゥ ナッ⸣タツォー
[ʔu⸢nu⸣ f⸢faː⸣ ti⸢ranu ʣoː⸣nu ⸣nijoːpu̥tuki ʔu⸢gamaʃi̥taː⸣ru pḁ⸢ʃittu nat⸣taʦoː]
(その子は寺の門の仁王仏を拝ませたので<ぞ>すっかり元気になった<気分爽快になった>そうだ)
ティラスン [ti⸢ra⸣suŋ] (他動)
- 照らす。
Example phrases
- ⸢トゥー⸣ル ⸣シキ ティ⸢ラ⸣シバ
[⸢tuː⸣ru ⸣ʃi̥ki ti⸢ra⸣ʃiba]
(ランプ<灯籠>を点けて照らしなさい) - ティ⸢ラ⸣スンティ ⸢スンドゥ⸣ ティ⸢ラサラ⸣ヌ
[ti⸢ra⸣sunti ⸢sundu⸣ ti⸢rasara⸣nu]
(照らそうとするが照らされない) - ⸢マー⸣ビン ティ⸢ラシ⸣ プサカー ティ⸢ラ⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣bin ti⸢raʃi⸣ pu̥sakaː ti⸢ra⸣ʃeː ⸣misamunu]
(もっと照らしたければ照らせば良いのに) - ティ⸢ラ⸣ス ⸣クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[ti⸢ra⸣su ⸣ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(照らすことは出来ない) - ⸣アールカーラ ⸢アーリ⸣オール ウ⸢ブシキンガー⸣ナ⸢シー⸣ ウ⸢キ⸣ナーン ⸢ヤイ⸣マーン ティ⸢ラショ⸣ー⸢リー
[⸣ʔaːrukaːra ⸢ʔaːri⸣oːru ʔu⸢buʃi̥kiŋgaː⸣na⸢ʃiː⸣ ʔu⸢ki⸣naːɲ ⸢jai⸣maːn ti⸢raʃo⸣ː⸢riː]
(東の空から上がって来られるお月様、沖縄も八重山も照らしてください{SqBr}童謡{/SqBr})
ティラテー [ti⸢rateː] (名)
- 屋号。大城伊佐氏宅。旧鳩間小学校の西隣にある。同家の前の道で、豊年祭の綱引きや⸢プールゾーラ⸣キ[⸢puruzoːra⸣ki](豊年祭りの奉納舞踊)が行われた。
Example phrases
- イ⸢ラカザケーヌ アー⸣ネール ティ⸢ラテー ヤッタ
[ʔi⸢rakaʣakeːnu ʔaː⸣neːru ti⸢rateː jatta]
(西加治工家の東隣が大城伊佐氏宅だった)
ティラヌウニプトゥキ [ti⸢ranu⸣ ʔunipu̥tuki] (連)
- 寺の仁王仏。「寺の鬼仏」の義。桃林寺門の仏像。鳩間島では、病弱な子供を石垣島へつれて行き、桃林寺の仁王仏を拝観させると邪気が祓われて健康になると伝えられていた。
Example phrases
- ⸢ビョー⸣ザール ヤ⸢ラ⸣ベー ティ⸢ラヌ⸣ ウニプトゥキ ウ⸢ガマス⸣カー パ⸢シットゥ⸣ ナルンティ ア⸢ゾーッ⸣タ
[⸢bjoː⸣ʣaːru ja⸢ra⸣beː ti⸢ranu⸣ ʔunipu̥tuki ʔu⸢gama⸣sukaː pḁ⸢ʃittu⸣ narunti ʔa⸢ʣoːt⸣ta]
(病弱な子供は寺<桃林寺>の仁王仏を拝ませると元気<気分爽快>になるといわれたものだ)
ティラヌボージ [ti⸢ranuboː⸣ʤi] (名)
- 僧侶。坊主。和尚さん。「寺の坊主」の義。
Example phrases
- テ⸢ラヌボー⸣ジ タ⸢ナ⸣ミ ⸣キー キ⸢トー⸣ シ⸢ミリ⸣バ
[ti⸢ranu boː⸣ʤi ta⸢na⸣mi ⸣kiː ki̥⸢toː⸣ ʃi⸢miri⸣ba]
(寺の僧侶<坊主>を頼んできて、祈祷させなさいよ)
トゥランパーヌティラテー [tu⸢rampaːnu⸣ ti⸢rateː] (連)
- 屋号。大城武雄氏宅(昭和30年頃)。長男の大城公男氏は鳩間島出身で最初に沖縄県立首里高等学校長を努められた。大城公男氏の長男は鳩間島出身で最初の医師であり、琉球大学医学部附属病院に勤務された。
Example phrases
- トゥ⸢ランパーヌ⸣ ティ⸢ラテーヤ ウイカナケーヌ エイキツァザーテーヌ⸣ シンタナル ⸢アッ⸣ター
[tu⸢rampaːnu⸣ ti⸢rateːja ʔuikanakeːnu ʔeikiʦaʣaːteːnu⸣ ʃintanaːru ⸢ʔat⸣taː]
(大城武雄氏宅は兼久英吉氏宅の後ろに<ぞ>あった)
ティラピア・テラピア
(Noun)
- Tilapia (freshwater fishes native to Africa, introduced to many areas worldwide as a food source)
ティラニー
(Common Noun)
- Tyranny
ジルティラピア
(Noun)
- Redbelly tilapia (Tilapia zillii, fish of the family Cichlidae found in Africa and Eurasia)
ティラピアぞく【ティラピア属】
(Noun)
- Tilapia (large genus of cichlid fish in the Cichlidae family endemic to Africa and the Middle East)
ティラノサウルス・ティラノザウルス・ティランノサウルス・チラノサウルス・チラノザウルス・タイラノサウルス・タイラノザウルス
(Noun)
- Tyrannosaurus rex; T. rex
— Abbreviation
- Tyrannosaurus
ナイルティラピア・ナイル・ティラピア
(Noun)
- Nile tilapia (Oreochromis niloticus niloticus) (larger member of the family Cichlidae, important to aquaculture since ancient Egypt)
スティラコサウルス
(Noun)
- Styracosaurus (dinosaur)
モザンビークティラピア・モザンビークテラピア・モザンビーク・ティラピア・モザンビーク・テラピア
(Noun)
- Mozambique tilapia (tilapiine cichlid fish native to southern Africa, Oreochromis mossambicus)
ティラピア・モザンビカ
(Noun)
- Mozambique tilapia (tilapiine cichlid fish native to southern Africa, Oreochromis mossambicus)
ティラノサウルスレックス・ティラノサウルス・レックス
(Noun)
- Tyrannosaurus rex; T. rex
アンティキティラとうのきかい【アンティキティラ島の機械】
(Noun)
- Antikythera mechanism; Ancient analog computer used for astronomical predictions
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Possible results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese
Ryukyu (Yaeyama, Miyako, Tarama-Minna, Amami, Yoron, Kunigam...
てぃだ【天道・太陽】
(Noun) Sun, solar
Ryukyu (Okinawa: Shuri)
てぃーだ【天道・太陽】
(Noun) Sun, solar
Ryukyu (Yonaguni)
てぃだん【天道・太陽】
(Noun) Sun, solar
Ryukyu (Amami: Kikai)
てぃだ【天道・太陽】
(Noun) Sun, solar
Ryukyu (Kunigami: Benoki)
しら【天道・太陽】
(Noun) Sun, solar
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