A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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カラカニ karakani (karakani) ⓪ 名
- 青銅。唐金。
カラカサ karakasa (karakasa) ⓪ 名
- 唐傘。かぶる笠に対する,柄のあるさし傘。
カラカラー karakaraa (karakaraa) ⓪ 名
- 酒を入れる器の一種。いろいろの形があるが,丸くて偏平,中央に注入口,わきに注出口が付いた形のものが多い。倒れにくく,また倒れてもこぼれにくい。mitaN~'jooNciguhwiN.少少足りない人間。満たないkarakaraaや,いっぱいはない小瓶の意。振ればかえって大きい音がする。mitaN~'jooNcigukuru.ともいう。
カラカユン karakayun (karaka=juN) ① 他=raN,=ti
- 長くかかる。手間どる。cusigutu nagee karakatooN.一つの仕事に長くかかっている。
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からからー
- 酒の容器
Example phrases
- とーりてぃん いーけーりぐりさるぐとぅ、ちゅくらっとーる さき いりやーんかい からからーんでぃ いーん。
(倒れてもこぼれにくいように作られている酒の容器を「からからー」と言う) - あてぃん からからー ねーんてぃん からからー。
(あっても「からからー」無くても「からからー」、借ら[借りてもいいか]とかけた言葉遊び)
なばくいん (なばくたん、なばくらん、なばくてぃ)
- からかう、ひやかす
Example phrases
- なばくいから まぎく なてぃ っちゅなけーしぐとぅ なてぃいちゅる くとぅん あくとぅ、っちゅ なばくてー ならん。
(からかいから大きくなっていじめに発展していくこともあるので、人をからかってはいけない)
わちゃくいん (わちゃくたん、わちゃくらん、わちゃくてぃ)
- からかう
Example phrases
- っちゅ わちゃくてぃ ぬーぬ とぅくぬ あが?
(人をからかって何の得があるか) - っやーや っちゅびかー わちゃくてぃ あっちょーしが、なまに まぎく わちゃくらりーん どー。
(あなたは他人をからかってばかりいるが、今にすごくいたずらされるよ)
わちゃく すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- からかう
Example phrases
- あぬ たえー ちゃー っうぃーりきさ そーくとぅ、いふぇー わちゃくっしとぅらさ。
(あの二人はいつも楽しんでいるから、少しばかりからかってやろう)
わちゃく
- からかうこと
Example phrases
- あれー わん わちゃくそーる/わちゃくとーる ちむえー やさ やー。
(あの人は私をからかっているわけだね)
カラカーラヌ [ka⸢rakaːranu] (連)
- 手に負えない。対応できない。付き合えない。カ⸢ラカウン[ka⸢rakauŋ](対応する{EOS}相手にする{EOS}宥める)の未然形に受身・可能の助動詞⸢リン[riŋ](~れる)の未然形が付いた形。
Example phrases
- ク⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァー⸣ パ⸢ダキネー⸣ヌ ⸢バン⸣マー カ⸢ラカーラヌ
[ku⸢nu⸣ f⸢faː⸣ pa⸢dakineː⸣nu ⸢bam⸣maː ka⸢rakaːranu]
(この子は
uby{SqBr}g{/SqBr}{悪戯}{イタズラ}が過ぎる<腕白過ぎる>ので、私には手に負えない) - ウ⸢ヌ⸣ ア⸢タ⸣ロー ミ⸢ドゥ⸣ムン カ⸢ラカーリン
[ʔu⸢nu⸣ ʔa⸢ta⸣roː mi⸢du⸣muŋ ka⸢rakaːriŋ]
(この程度は女にも対応できる<手に負える>)
カラカウン [ka⸢rakauŋ] (他動)
- {Mn_1}言い争う。相手にして争い
uby{宥}{ナダ}める。応対する。
Example phrases
- ヤ⸢ラビ⸣ヌ ⸢フンダイバ⸣ シ⸢ティル⸣ ウ⸢リトゥ⸣ カ⸢ラカウンティ⸣ シ⸢グトー⸣ ナ⸢ラ⸣ヌ
[ja⸢rabi⸣nu ⸢ɸundaiba⸣ ʃi̥⸢tiru⸣ ʔu⸢ritu⸣ ka⸢rakaunti⸣ ʃi⸢gutoː⸣ na⸢ra⸣nu]
(子供が駄々を捏ねて、それを相手になだめようとして仕事が出来ない) - カ⸢ラカーラヌ⸣ ナルスコー ア⸢ラ⸣ヌ
[ka⸢rakaːranu⸣ narusu̥koː ʔa⸢ra⸣nu]
(応対して宥められない{EOS}取り付く島がない<成るどころではない>) - ⸢タンガ⸣シル カ⸢ラカイヤッ⸣サ
[⸢taŋga⸣ʃiru ka⸢rakaijas⸣sa]
(一人でするのが応対しやすい)
カラカウン [ka⸢rakauŋ] (他動)
- {Mn_2}人をなぶる<嬲る>。人を揶揄する。冗談を言って困らせる。笑いものにする。
Example phrases
- プ⸢スバ⸣ カ⸢ラカウ⸣ クトー ス⸢ナ⸣ヨー
[pu̥⸢suba⸣ ka⸢rakau⸣ ku̥toː su⸢na⸣joː]
(人をからかい、冷やかすことはするなよ) - カ⸢ラカイヤー⸣ ミサムヌ
[ka⸢rakaijaː⸣ misamunu]
(揶揄すればよいのに{EOS}からかえば<冷やかせば>いいのに) - カ⸢ラカイ⸣バ
[ka⸢rakai⸣ba]
(冷やかせよ)
カラカンナール [ka⸢rakannaːru] (名)
- 雨を伴わない雷。「空雷」の義。
Example phrases
- ⸢カンナー⸣ロー ⸢ナーリ ブンドゥ⸣ アメー ⸢ホーン⸣バン カ⸢ラカンナールユン
[⸢kannaː⸣roː ⸢naːribundu⸣ ʔameː ⸢hoːm⸣baŋ ka⸢rakannaːrujuŋ]
(雷は鳴っているが雨は降らないワイ{EOS}空雷だよ)
アマスン [ʔa⸢masuŋ] (他動)
- 浴びせる。水などを頭からかける。
Example phrases
- ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢ピンピン⸣ ミ⸢ジ⸣ ア⸢マサン⸣カー ア⸢シブ⸣ヌ ン⸢ジ⸣ルン
[ja⸢ra⸣beː ⸢pimpim⸣ mi⸢dʒi⸣ ʔa⸢masaŋ⸣kaː ʔa⸢ʃibu⸣nu ʔn⸢dʒi⸣ruŋ]
(子供は毎日水を浴びせないと汗疹<あせも>が出る) - ユ⸢ナラン⸣ケン ミ⸢ジ⸣ ア⸢マシ
[ju⸢naraŋ⸣kem mi⸢dʒi⸣ ʔa⸢maʃi]
(日が暮れないうちに水を浴びせなさい<入浴させなさい>) - 動詞ア⸢ムン
[ʔa⸢muŋ]
(浴びる) - の未然形に、使役の助動詞⸢スン
[⸢suŋ]
(~せる{EOS}~させる) - が付いて形成された使役動詞。 ミ⸢ジ⸣ ア⸢マスン
[mi⸢ʤi⸣ ʔa⸢masuŋ]
(入浴させる<水を浴びせる>) - ⸢ピー⸣ヤンダ ア⸢マサヌ
[⸢piː⸣janda ʔa⸢masanu]
(寒いから浴びせない<入浴させない>) - ミ⸢ジ⸣ ア⸢マシ⸣ プサカー ア⸢マス⸣ クトー ⸣ナルン
[mi⸢ʤi⸣ ʔa⸢maʃi⸣ pu̥sakaː ʔa⸢masu⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
(入浴させたければ<水を浴びせたければ>入浴させる<浴びせる>ことは出来る) - ⸢マー⸣ビン ア⸢マシェー⸣ ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ ʔa⸢maʃeː⸣ misamunu]
(もっと浴びせれば良いのに) - ⸢パー⸣ク ア⸢マシ
[⸢paː⸣ku ʔa⸢maʃi]
(早く浴びせろ<入浴させろ>)
カバスン [ka⸢ba⸣suŋ] (他動)
- かぶせる。覆う。上からかける。
Example phrases
- ナ⸢ビ⸣ヌ フ⸢タ⸣ カ⸢バ⸣スン
[na⸢bi⸣nu ɸu̥⸢ta⸣ ka⸢ba⸣suŋ]
(鍋の蓋をかぶせる) - ⸢ピー⸣ヤバ ⸣ウズ カ⸢バ⸣シバ
[⸢piː⸣jaba ⸣ʔuʣu ka⸢ba⸣ʃiba]
(寒いから布団をかけ<被せ>なさい) - ⸣バー カ⸢バサ⸣ヌ
[⸣baː ka⸢basa⸣nu]
(私はかぶせない) - マ⸢ナ⸣マ カ⸢バ⸣シ ⸣ミサンカヤー
[ma⸢na⸣ma ka⸢ba⸣ʃi ⸣misaŋkajaː]
(今被せてもいいかねえ) - カ⸢バ⸣ス ⸣クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[ka⸢ba⸣su ⸣ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(被せてはならない{EOS}<被せるることはならない>) - ⸢マー⸣ビン カ⸢バ⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ ka⸢ba⸣ʃeː ⸣misamunu]
(もっと被せたらよいのに)
サナ [⸣sana] (名)
- からかさ(唐傘)。「み-さあなあ」(御傘)『混効験集』の義。漢語の「傘(san)」がCVCV構造の琉球語に借用される際に母音[a]が付いて/sana/(傘)が形成されたもの。
Example phrases
- ア⸢ミ⸣ヌ ⸢フイ⸣バ ⸣サナー カ⸢リ⸣ カビ ⸢ギーティ ⸣アツァー ⸢カイ⸣シバ
[ʔa⸢mi⸣nu ⸢ɸui⸣ba ⸣sanaː ka⸢ri⸣ kabi ⸢giːti ⸣ʔaʦaː ⸢kai⸣ʃiba]
(雨が降るから傘を借りて被って行って明日返しなさい)
シディルン [ʃi⸢di⸣ruŋ] (自動)
- {Mn_1}孵化する。卵からかえる。虫などが
uby{涌}{ワ}く。卵がかえる(
uby{孵}{カエ}る)。孵化する。
Example phrases
- トゥ⸢ルヌ コー⸣マ ダ⸢キ ベー⸣ンダ シ⸢ディ⸣ルンカヤーティ ウ⸢ムータ⸣ヌ マ⸢ダ⸣ シ⸢ディラ⸣ヌ
[tu⸢runu koː⸣ma da⸢ki beː⸣nda ʃi⸢di⸣ruŋkajaːti ʔu⸢muːta⸣nu ma⸢da⸣ ʃi⸢dira⸣nu]
(鶏が卵を抱いているので孵る<孵化する>かと思ったが、まだ孵らない) - ⸣シデーン
[⸣ʃideːŋ]
(既に孵った) - シ⸢ディン⸣ギサン
[ʃi⸢diŋ⸣gisaŋ]
(孵化しそうだ) - キサー⸢ティ⸣ シディ⸢ナー⸣ヌ
[kisaː⸢ti⸣ ʃidi⸢naː⸣nu]
(既に孵化してしまった) - ⸢オーパ⸣ヤー シ⸢ディ⸣ル ⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
[⸢ʔoːpa⸣jaː ʃi⸢di⸣ru ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
(こんなに早く孵化することはない) - トゥ⸢ルヌ コー⸣マ シ⸢ディ⸣ルン
[tu⸢runu koː⸣ma ʃi⸢di⸣ruŋ]
(鶏卵が孵化する) - ⸢スー⸣マリティ シ⸢ディラ⸣ヌ
[⸢suː⸣mariti ʃi⸢dira⸣nu]
(すもり<巣守>になって孵化しない) - シ⸢ディパヤー⸣ン
[ʃi⸢di pajaː⸣ŋ]
(孵化しやすい) - シ⸢ディ⸣ル ⸣ピン
[ʃi⸢di⸣ru ⸣piŋ]
(孵化するとき) - ⸢パー⸣ク シ⸢ディ⸣レー ⸣ミサムヌ
[⸢paː⸣ku ʃi⸢di⸣reː ⸣misamunu]
(早く孵化すればよいのに) - シ⸢ディ⸣リ
[ʃi⸢di⸣ri]
(孵化しろ) - ク⸢ヌ コー⸣マー シ⸢ディ⸣ルンティ ウ⸢ムータン⸣ドゥ シ⸢ディラン⸣バン
[ku⸢nu koː⸣maː ʃi⸢di⸣runti ʔu⸢muːtan⸣du ʃi⸢diram⸣baŋ]
(この卵は孵化すると思ったが孵化しないわい) - ア⸢ツァー⸣ラ シ⸢ディ⸣ パ⸢ジミ⸣ル ⸣パジ ⸢ダー⸣バ シ⸢ディ⸣ル ⸢コー⸣マー ムー⸢ル⸣ユミ シ⸢キ⸣リ
[ʔa⸢ʦaː⸣ra ʃi⸢di⸣ pa⸢ʤimi⸣ru ⸣paʤi ⸢daː⸣ba ʃi⸢di⸣ru ⸢koː⸣maː muː⸢ru⸣ jumi ʃi̥⸢ki⸣ri]
(明日から孵化し始めるはずだから、孵化する卵は全部数えておけ) - ⸢マー⸣ビン シ⸢ディ⸣レー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ ʃi⸢di⸣reː ⸣misamunu]
(もっと孵化すれば良いのに) - ⸢パー⸣ク シ⸢ディ⸣リ
[⸢paː⸣ku ʃi⸢di⸣ri]
(早く孵化せよ)
タースン [⸢taː⸣suŋ] (他動)
- 悪戯や悪ふざけをして他人を怒らせる。からかう。ふざける。悪戯をしてけしかけ、子供の感情を害する。「Tauabure,uru,eta.タワブレ、ルル、レタ(戯れ、るる、れた)ひやかし、からかう、または、むつまじく遊びたわむれる、など、」『邦訳日葡辞書』の他動詞化したものか。
Example phrases
- ⸣ヌースンティ ヤ⸢ラビ⸣バ ⸢ター⸣シ ⸢ベー⸣ワ
[⸣nuːsunti ja⸢rabi⸣ba ⸢taː⸣ʃi ⸢beː⸣wa]
(何故悪ふざけして子供の感情を損ねているのか<怒らせているのか>) - ⸢ター⸣スンティ シ⸢タヌ ターサラン⸣シェン
[⸢taː⸣sunti ʃi̥⸢tanu taːsaraŋ⸣ʃeŋ]
(悪戯して怒らせようとしたが、怒らされなかった) - ⸣ヌンティ プ⸢スバ ター⸣ス ⸣クトゥ カー⸢ニ スーワ
[⸣nunti pu̥⸢suba taː⸣su ⸣ku̥tu kaː⸢ni suːwa]
(どうして、悪戯して他人を怒らせることだけするのか) - ⸢ター⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢taː⸣ʃeː misamunu]
(悪戯して怒らせば良いのに) - ⸢パー⸣ク ⸢ター⸣シ
[⸢paː⸣ku ⸢taː⸣ʃi]
(早く悪戯して怒らせ)
ダンガサ [⸢daŋga⸣sa] (名)
- こうもりがさ(蝙蝠傘)。らんがさ(蘭傘{EOS}洋傘)の転訛したもの。⸣サナ[⸣sana](日傘{EOS}雨傘{EOS}からかさ)に対して蝙蝠傘をいう。新しく導入された傘で、鳩間島では一般家庭には普及していなかった。
Example phrases
- ⸢ダンガ⸣サー ⸢ナン⸣ゾー ⸢ナーン⸣シェン
[⸢daŋga⸣saː ⸢nan⸣ʣoː ⸢naːŋ⸣ʃeŋ]
(蝙蝠傘はあまり無かった)
ッサザリ [s⸢sa⸣ʣari] (名)
- {Mn_2}衣類が風雨に晒されてくたびれ<草臥れ>ること。桶などが日に晒されてからからに乾くこと。
Example phrases
- ⸢ワー タン⸣ゴー ッ⸢サ⸣ザリ ⸢シー ベー⸣バ ウ⸢リ⸣シェー ミ⸢ジ⸣ カ⸢タマラ⸣ヌ
[⸢waː taŋ⸣goː s⸢sa⸣ʣari ⸢ʃiːbeː⸣ba ʔu⸢ri⸣ʃeː mi⸢ʤi⸣ kḁ⸢tamara⸣nu]
(君のたご<担桶>は日晒しているので、これでは水は担がれない) - ッ⸢サ⸣ザリ ⸢スン⸣ケン ⸢キン⸣バ キ⸢シェー⸣ティ ⸢アーキ⸣バ キ⸢ムイ⸣ツァー⸢ツォー
[s⸢sa⸣ʣari ⸢suŋ⸣keŋ ⸢kim⸣ba ki⸢ʃeː⸣ti ⸢ʔaːki⸣ba ki⸢mui⸣ʦaː⸢ʦoː]
(風雨に晒されて草臥れるまで着物を着ているのを見ると気の毒だよ)
バークラウン [⸢baː⸣kurauŋ] (他動)
- からかう。揶揄する。ひやかす。なぶる。
Example phrases
- ⸢バイ⸣ヨー ⸣ムノー ワ⸢カラン⸣ティ ウ⸢ムイ⸣ル ⸢バー⸣クラウンダ ⸢バークラーサン⸣ヨーニ ⸣アジ シゥ⸢カシ
[⸢bai⸣joː ⸣munoː wa⸢karan⸣ti ʔu⸢mui⸣ru ⸢baː⸣kuraunda ⸢baːkuraːsaɲ⸣joːni ⸣ʔaʤi sï̥⸢kaʃi]
(私を物知らずと思って<ぞ>からかうのだから、ひやかさないように言ってやりなさい) - ⸢ウンザー⸣ プ⸢スバ バーク⸣ライ ⸢ベー⸣ヌ ⸢バー⸣クラウ プ⸢ソー マーパカラサー ナー⸣ンダ シ⸢ティ シキ⸣リ
[⸢ʔunʣaː⸣ pu̥⸢suba baː⸣kurai ⸢beː⸣nu ⸢baː⸣kurau pu̥⸢soː maːpakarasaː naː⸣nda ʃi̥⸢tiʃi̥ki⸣ri]
(あいつは人をからかっているが、からかう人はまとも<真面>な人間ではないからほっておけ) - ⸢バークライ⸣ヤー ⸣ミサムヌ
[⸢baːkurai⸣jaː ⸣misamunu]
(からかってやればば良いのに) - ⸢マー⸣ビン ⸢バー⸣クライ
[⸢maː⸣bim ⸢baː⸣kurai]
(もっとからかえ<ひやかせ>)
バーックラウン [⸢baːk⸣kurauŋ] (他動)
- からかう。揶揄する。冗談をいってひやかす。冗談をいって他人をばかにする。首里方言の'wacakujuN(からかう)の転訛したもの。⸢バー⸣クラウン[⸢baː⸣kuraun](からかう{EOS}揶揄する{EOS}ひやかす)ともいう。
Example phrases
- イ⸢ファナムニバ⸣ イ⸢ジ⸣ プ⸢スバ バーッ⸣クライ ⸢ベー⸣バ ⸢バーックララン⸣ ス⸢コール シー ベー⸣リ
[ʔi⸢ɸanamuniba⸣ ʔi⸢ʤi⸣ pu̥⸢suba baːk⸣kurai ⸢beː⸣ba ⸢baːkkuraran⸣ su̥⸢koːru ʃiːbeː⸣ri]
(妙なことを言って他人をからかっているから、からかわれないように準備をしておきなさい) - プ⸢ス バーッ⸣クライ ⸣ミサカー ⸢バン⸣ヌン ⸢バーッ⸣クラウン⸢ダー
[pu̥⸢su baːk⸣kurai ⸣misakaː ⸢ban⸣num ⸢baːk⸣kuraun⸢daː]
(他人をからかってよければ、私もからかうよ) - ⸢マー⸣ビン ⸢バーックライ⸣ヤー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣bim ⸢baːkkurai⸣jaː ⸣misamunu]
(もっとからかえば良いのに) - ⸢パー⸣ク ⸢バーッ⸣クライバ
[⸢paː⸣ku ⸢baːk⸣kuraiba]
(早くからかえよ)
プスマ [pu̥⸢suma] (名)
- ふすま(襖)。からかみ。「Fusumaxoji.フスマシヤゥウジ(襖障子) 戸の一種で、その表も裏も全部紙で張ったもの」『邦訳日葡辞書』の転訛したものか。
Example phrases
- ヤ⸢ラビ⸣ヌ ⸢ブー ヤー⸣ヤ プ⸢スマヌ⸣ ヤ⸢ブ⸣リン ⸢ノーシマーキ⸣ル ⸢ブー [ja⸢rabi⸣nu ⸢buː jaː⸣ja pu̥⸢sumanu⸣ ja⸢bu⸣rin ⸢noːʃimaːki⸣ru ⸢buː] (子供のいる家は、襖の破れも直しかねて<ぞ>いる)。 プ⸢スマヌ⸣ サン ⸣ブリ ⸢ナー⸣ヌ [pu̥⸢sumanu⸣ sam ⸣buri ⸢naː⸣nu] (襖の桟を折ってしまった)。障子の場合は、⸢ソージヌ(ア⸢カルヌ)⸣ プニ[⸢soːʤinu(ʔa⸢karunu)⸣ puni](障子の骨)という
ヤトゥ [ja⸢tu] (名)
- (海底地名)。外洋部から干瀬の方へ深く切り込むように形成された渓谷状の珊瑚礁の裂け目。大潮の夜の干潮時に村人たちはヤ⸢トゥ[ja⸢tu](珊瑚礁の裂け目)に来て、パ⸢シ⸣ナー[pḁ⸢ʃi⸣naː](イットウダイの仲間)やビ⸢キパシナー[bi⸢kipaʃinaː](スミツキエビス)、⸢ミーパシ⸣ナー[⸢miːpaʃi⸣naː](トガリエビス)などを釣り上げた。「鎌倉に、いりいりをやつとなづく。さて、谷の字をやつとよめる心如何」『名語記』五、「湿地の意のアイヌ語ヤチからか『東方言語史叢考』」『日本国語大辞典』と関係あるか
ワザク [wa⸢ʣa⸣ku] (名)
- からかい。いたずら(悪戯)。
Example phrases
- ヤ⸢ナヤラビン⸣ パ⸢タ⸣ケー ⸢フンツァーサリ⸣ ワ⸢ザ⸣ク シ⸢ラリティル クン⸣ゾー ⸣ンジ イ⸢ジ⸣ シケー⸢ダー [ja⸢najarabim⸣ pḁ⸢ta⸣keː ⸢ɸunʦaːsaritiru kun⸣ʣoː ⸣ʔnʤi ʔi⸢ʤi⸣ ʃi̥keː⸢daː] (悪童に畑を踏み荒らされて酷いことをされて、怒って叱っておいてあるんだよ)。悪ふざけ。
uby{邪魔}{ジャ|マ}。他人に迷惑をかけること。「
uby{横着}{オウ|チャク}」の転訛したもの。石垣方言からの借用語。普通は、⸢オス⸣ク[⸢ʔosu̥⸣ku](
uby{SqBr}g{/SqBr}{悪戯}{イタズラ}{EOS}悪ふざけ)という。 プ⸢ス⸣ ワ⸢ザ⸣ク ス⸢ナ⸠ツォー [pu̥⸢su⸣ wa⸢ʣa⸣ku su⸢na⸠ʦoː] (他人に悪戯するなってば)
たからか【高らか】
(Common Noun)
- Loud; Sonorous; Ringing
からかう【揶揄う】
(Common Godan verb)
- To ridicule; To tease; To mock; To chaff; To razz; To banter with; To make fun of; To poke fun at; To make cracks about
— Word usually written using kana alone
からかい【揶揄い】
(Noun)
- Banter; Teasing; Persiflage
— Word usually written using kana alone
からかぜ【乾風・空風・から風】
(Noun)
- Dry wind
からかぶ・くうかぶ【空株】
(Noun)
- Fictitious stock
からかみ【唐紙】
(Noun)
- Thick printed paper (for covering sliding doors)
- Paper sliding-door; Sliding door covered with thick paper
— Abbreviation
からかさ【から傘・唐傘・傘】
(Noun)
- Paper umbrella; Bamboo-and-paper umbrella parasol
カラカル
(Noun)
- Caracal (Caracal caracal); African lynx
カラカラ
(Noun)
- Crested caracara (Polyborus plancus)
とうどう・からかね【唐銅】
(Noun)
- Bronze
— Obscure term
つからかす【疲らかす】
(Godan verb, transitive)
- To fatigue; To exhaust
— Archaism
いつからか【何時からか】
(Expression)
- Since some time or another; Since who-knows-when
— Word usually written using kana alone
からから
(Adjectival noun)
- Parched; Dried-up
— Onomatopoeic or mimetic word
(Adverb)
- Rattle; Clatter
— Onomatopoeic or mimetic word
(Adjectival noun)
- Loud laughter
— Onomatopoeic or mimetic word
すっからかん
(Noun)
- Flat out (of); Completely empty
- Out of money; Penniless; Broke
おんばひがさ・おんばひからかさ【乳母日傘】
(Expression)
- (Bringing up a child) with greatest care pampering (him, her) with material comforts of a rich family; (Being brought up) in a hothouse atmosphere
— Yojijukugo
きんからかわ【金唐革・金唐皮】
(Noun)
- Thin leather with gold patterns (introduced from Europe during the Edo period)
ちからかんけい【力関係】
(Noun)
- Power relationship
からかみしょうじ【唐紙障子】
(Noun)
- Sliding door covered with thick patterned paper
しきそせいからかわしょう【色素性乾皮症】
(Noun)
- Xeroderma pigmentosum