A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
Search languages: Okinawan → Japanese
ククル kukuru (kukuru) ⓪ 名
- 心。精神。心情。意志。cimu(肝・心)と意味はほとんど同じだが,cimuを多く用いる。~nu'NkaaN.心が向かない。しようとする意志がない。~nunuriraN.気乗りがしない。また,納得しない。~?uci?akijuN.心を打ちあける。~nu sibasaN.心が狭い(cimunu sibasaNともいう)。~nu suku.心の底(cimunu sukuともいう)。~nu tuukiraN.心が解けない,釈然としない(cimunu tuukiraNともいう)。~'jurusjuN.安心する,心をゆるめる(cimu'jurusjuNともいう)。kukuroo 'jurusaraN.安心できない。
ククルミ kukurumi (kukurumi) ⓪ 名
- 試み。ためし。
カタククル katakukuru (katakukuru) ⓪ 名
- 片心の意。次の句でいう。~'jurusjuN.(すっかり安心するのでなく)ひとまず安心する。一息つく。
ククルアティ kukuru ati (kukuru?ati) ⓪ 名
- 心あて。心で期待すること。
ククルイリ kukuru iri (kukuru?iri) ⓪ 名
- 好意。親切。心をこめること。cimu?iriともいう。
ククルウビ kukuru ubi (kukuru?ubi) ⓪ 名
- 心覚え。心に記憶しておくこと。cimu?ubiともいう。
ククルジキ kukurujiki (kukuruZiki) ⓪ 名
- 心付け。僕婢に手当てとして与える金品。また,物品を収納する役人に対する心付けをもいう。
チムククル chimukukuru (cimukukuru) ⓪ 名
- 心。心を強めていう語。cimuもkukuruも心の意。~?ucaasjuN.心を合わせる。一致協力する。~nu 'jutasjaN.心が立派である。
ククルガワイ kukurugawai (kukurugawai) ⓪ 名
- 心変わり。変心。
ククルジャシ kukurujashi (kukuruZasi) ⓪ 名
- こころざし。志。
ククルムチ kukurumuchi (kukurumuci) ⓪ 名
- こころ持ち。気持ち。
ククルベーサン kukurubeesan (kukurubeesaN) ⓪ 形
- 目ざめやすい。睡眠中,ちょっとの物音ですぐ目をさます。cimubeesaNともいう。
ククルヤッサン kukuruyassan (kukurujaQsaN) ⓪ 形
- 心安い。気づかいがない。安心である。
ククルガキユン kukurugakiyun (kukurugaki=juN) ⓪ 他=raN,=ti
- 心掛ける。また,励む。gakumuN~.学問に励む。
ククルジキヤク kukurujikiyaku (kukuruZikijaku) ⓪ 名
- [心付役]kurajakuと同じ。受け取る物品のうちから心付けとして上前をはねることが公然と許されていたのでこういう。
ククルムトゥナサン kukurumutunasan (kukurumutunasaN) ⓪ 形
- 心もとない。不安である。きずかわしい。
A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
Search languages: Japanese → Okinawan
くくる
- 心
Example phrases
- なさきぬ ねーん っちょー っちゅにんぢんぬ くくろー まーんかい むっちょーがやー?
(情のない人は人としての心はどこに持っているのかね) - あれー くくるむちぬ ゆたさん やー。
(あの人は気心が良いね) - あれー ちむなさき/ちむぐぐるぬ ねーん。
(あの人は情け/心がない)
くくる がきーん (〜がきたん、〜がきらん、〜がきてぃ)
- 心がける
Example phrases
- うふっちゅ ないねー ぬー すし やてぃん くくるがきてぃ さんねー ならん どー。がくむぬん わじゃん あん やん どー。
(大人になると何をするのも心がけてしなければならない。学問も技術もそうだよ)
かた くくる
- ひとまずの安心
Example phrases
- くるま はっちゃかたんでぃぬ しらしぬ あたしが、まーん やまちぇー ねーらんでぃる くとぅぬ わかてぃ なまぬ とぅくろー かたくくる ゆるちょーん。
(交通事故の知らせがあったが、どこもケガしていないということが分かって今のところひとまず安心している)
サマルン [sa⸢ma⸣ruŋ] (他動)
- 縛る。結わえる。くくる。
Example phrases
- ⸢キーヌ⸣ ユダ サ⸢マ⸣ルンティ ⸢ベー⸣ヌンドゥ ⸢バン⸣マー サ⸢マララ⸣ヌ
[⸢kiː⸣nu ⸣juda sa⸢ma⸣runti ⸢beː⸣nundu ⸢bam⸣maː sa⸢marara⸣nu]
(木の枝を結わえよう<縛る>としているが、私には結わえら<縛れ>れない) - サ⸢マ⸣ル ⸣ムノー プ⸢スタバル⸣ナー サ⸢マ⸣リ ⸣シキ
[sa⸢ma⸣ru ⸣munoː pu̥⸢sutabaru⸣naː sa⸢ma⸣ri ʃi̥ki]
(結わえる<縛る>ものは、一束ずつ結わえ<縛っ>ておけ) - グマー⸢グマー⸣シ サ⸢マ⸣レー ⸣ミサムヌ
[gumaː⸢gumaː⸣ʃi sa⸢ma⸣reː misamunu]
(小さく結わえ<縛>ればよいのに) - バ⸢ラフ⸣タジナシ サ⸢マ⸣リ
[ba⸢raɸu⸣taʤinaʃi sa⸢ma⸣ri]
(藁縄で縛れ)
フバルン [ɸu⸢baruŋ] (他動)
- 縛る。くくる。くくりしめる。「頚を結(ゆ)ふをば
uby{縊}{クビル}といふ」『新撰字鏡』、「Cubiri,ru,itta.クビリ、ル、ッタ(縊り、る、った)結びつける、または、しばる、~」『邦訳日葡辞書』の転訛したもの。
Example phrases
- バ⸢ラフ⸣タジナシ フ⸢バルンティ⸣ シ⸢タンドゥ⸣ フ⸢バランドー⸣シ ⸣シケー
[ba⸢raɸu̥⸣taʤinaʃi ɸu⸢barunti⸣ ʃi⸢tandu⸣ ɸu⸢barandoː⸣ʃi ʃi̥keː]
(藁縄で縛ろうとしたが縛らないで置いてある) - フ⸢バリ⸣ ミサカー フ⸢バル⸣ クトー ⸣ナルン
[ɸu⸢bari⸣misakaː ɸu⸢baru⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
(縛ってよければ縛ることはできる) - ⸢マー⸣ビン フ⸢バレー⸣ ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ ɸu⸢bareː⸣ misamunu]
(もっと縛ればいいのに) - ⸢パー⸣ク フ⸢バリ
[⸢paː⸣ku ɸu⸢bari]
(早く縛れ)
フンマラクン [⸢ɸummarakuŋ] (他動)
- 強くまろぐ(丸ぐ{EOS}円ぐ)。稲束30束をひとまとめにして強く縛る。丸くひっくくる。⸢フン-[⸢ɸuŋ-]は強意の接頭語。マ⸢ラクン[ma⸢rakuŋ]は、「Marome,uru.マロメ、ムル(丸め、むる)」『邦訳日葡辞書』、「是れを丸げて~」『宇治拾遺物語二』の転訛したもの。
Example phrases
- バ⸢ラフ⸣タタバル ⸢フンマラクンティ スンドゥ フンマラカラヌ
[ba⸢raɸu̥⸣ta ⸣tabaru ⸢ɸummarakunti sundu ɸummarakaranu]
(藁束を強く丸ごうとするが、強く丸がれない) - ク⸢ビ⸣ナー ⸢フンマラキ⸣ ミサカー ⸢フンマラク⸣ クトー ⸣ナルン
[ku⸢bi⸣naː ⸢ɸummaraki⸣ misakaː ⸢ɸummaraku⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
(これぐらいずつ丸くひっくくって<丸げて>よければ、丸くひっくくる<丸げる>ことはできる) - ⸢マイーマイー⸣シ ⸢フンマラケー⸣ ミサムヌ
[⸢maiːmaiː⸣ʃi ⸢ɸummarakeː⸣ misamunu]
(大きくひっくくれば<丸げば>いいのに) - ⸢マー⸣ビン ⸢フンマラキ
[⸢maː⸣biŋ ⸢ɸummaraki]
(もっ大きくとひっくくれ<丸げ>)
ユーン [⸢juːŋ] (他動)
- 結う。むすぶ。束ねる。縛る。くくる。「~額髪結在<ユヘル>染木綿の~。万、2496」、「~見しし野邊には之米由布倍之母<標ユフ・べしも>。万、4509」の転訛したもの。
Example phrases
- ガ⸢マ⸣ジ ⸢ユーン
[ga⸢ma⸣ʤi ⸢juːŋ]
(髪を結う) - ⸢ヨーヌ
[⸢joːnu]
(結わない) - ⸢ユシキ⸣ヌ ⸣フキシ ⸣サン ⸢ユーンティ ベータン⸣ドゥ ウ⸢リ⸣シェー ⸢ヨームティ⸣ ガヤーシ ⸢ユイ ベー
[⸢juʃi̥ki⸣nu ⸣ɸu̥kiʃi ⸣saŋ ⸢juːnti beːtan⸣du ʔu⸢ri⸣ʃeː ⸢joːmuti⸣ gajaːʃi ⸢jui beː]
(ススキの茎でサンを結おうとしていたが、それでは結わないで、茅で結っている) - ⸢マイタブル ユームノー⸣ バ⸢ラフタ⸣ル シゥ⸢カウ⸣ダー
[⸢maitaburu juː munoː⸣ ba⸢raɸu̥ta⸣ru si̥⸢kau⸣daː]
(稲束を結うのは稲藁を使うのだよ) - タ⸢ブ⸣ル ⸢ユイヤー⸣ ミサムヌ
[ta⸢bu⸣ru ⸢juijaː⸣ misamunu]
(稲束を結えばいいのに) - ⸢マイタブル ⸢ユイ⸣バ
[⸢maitaburu jui⸣ba]
(稲束を結えよ)
イツククル [⸣ʔiʦuku̥kuru] (名)
- 絹のように美しい心。立派な精神。優しい心。
Example phrases
- ⸣イツククル ⸣マンククルバ ム⸢ティ⸣ル シ⸢キン⸣マー バ⸢タル⸣ダー
[⸣ʔiʦuku̥kuru ⸣maŋku̥kuruba mu⸢ti⸣ru ʃi̥⸢kim⸣maː ba⸢taru⸣daː]
(絹のような、繭のような美しい、優しい心で世間を渡るものだよ)
⸣
イツククル マンククルは強意の繰り返し表現)
ククル [ku⸢ku⸣ru] (名)
- {Mn_1}心。「心、ココロ、五臓之一也」『色葉字類抄』。意思のはたらき。
Example phrases
- ⸢イーククル
[⸢ʔiːkukuru]
(良い心) - ヤ⸢ナククル
[ja⸢nakukuru]
(悪い心) - ク⸢クル⸣ウチ
[ku̥⸢kuru⸣ʔuʧi]
(心中、内心{EOS}胸中)
ククル [ku⸢ku⸣ru] (名)
- {Mn_2}望み。こころざし(志)。意向。「多麻可豆良 多延武能己許呂<玉蔓 絶えむの心>~」『万、3507』の義。「世の中の人これを例にてこころ高くなりぬべき頃なめり」『源氏物語 若菜下』。/イヤイーヤ ピトゥヌイヌチヤ サンアティナランサ ヌチヌアリワドゥ チムヌウムティン ククルヌアルティン ジュージューサマザマ カナワティイカリサ ナマヌパヤシニ クドゥキユミユミ/(いやいや<弥弥>、人の命は予測できる<計算して頼れる>ものではないよ{EOS}命があればこそ希望や望み、意志があるのも、いろいろとその形にに叶えていけるものだ{EOS}今の囃子に口説きを歌おうよ)<鳩間口説>『鳩間島古典民謡古謡集』
ククルアティ [ku⸢kuru⸣ʔati] (名)
- 心当て。心積もり。心中にあてにすること。心に思って頼みにすること。
Example phrases
- シゥカイ⸢トゥ⸣ ヤ⸢クスコー⸣ ナ⸢ラ⸣ヌヌ ⸢ピー⸣チ ク⸢クルアティ⸣ヌ ⸣アン
[si̥kai⸢tu⸣ ja⸢kusu̥koː⸣ na⸢ra⸣nunu ⸢piː⸣ʧi ku̥⸢kuruʔati⸣nu ⸣ʔaŋ]
(しかとは約束は出来ないが、一つ心当てがある)
ククルウチ [ku̥⸢kuru⸣ʔuʧi] (名)
- 心中。内心。心の中。胸中。石垣方言からの借用語か。老年層は、キ⸢ム⸣ウチ[ki⸢mu⸣ʔuʧi](心中{EOS}⸢肝内」の義)という。
Example phrases
- ク⸢クル⸣ウチナー ウ⸢ムイ⸣ル ⸣クトー ムー⸢ル⸣ パ⸢ナ⸣シ ⸣ミリバ
[ku̥⸢kuru⸣ʔuʧinaː ʔu⸢mui⸣ru ⸣kutoː muː⸢ru⸣ pa⸢na⸣ʃi ⸣miriba]
(胸中に思っていることを全部話してみなさいよ)
ククルガーリ [ku̥⸢kurugaː⸣ri] (名)
- 心変わり。変心すること。愛情が他の人に移ること。老年層はキ⸢ムンガー⸣リ[ki⸢muŋgaː⸣ri](心変わり)という。
Example phrases
- ユ⸢ミ⸣ トゥル ヤ⸢クスク シー⸣ シケータンドゥ ク⸢クルガー⸣リ ⸢シー ナーン⸣ツォー
[ju⸢mi⸣ turu ja⸢kusuku ʃiː⸣ ʃi̥keːtandu ku̥⸢kurugaː⸣ri ⸢ʃiː naːn⸣ʦoː]
(嫁を取る約束をしてあったが、心変わりしてしまったそうだ)
ククルガキ [ku̥⸢kuruga⸣ki] (名)
- 心掛け。心構え。標準語からの転訛。老年層は、キ⸢ム⸣ヌ ム⸢ティ⸣ヨー[ki⸢mu⸣nu mu⸢ti⸣joː](心掛け{EOS}「肝の持ち様」)という。
Example phrases
- ⸢ウイ⸣プス ウ⸢ヤマイル⸣ ク⸢クルガキ⸣ヌ ⸢ナーン⸣カー ユ⸢ヌナカー⸣ マ⸢シェー⸣ ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢ʔui⸣pu̥su ʔu⸢jamairu⸣ ku̥⸢kurugaki⸣nu ⸢naːŋ⸣kaː ju⸢nunakaː⸣ ma⸢ʃeː⸣ na⸢ra⸣nu]
(年寄り<老人>を敬う心掛けがなかったら世の中は良くならない)
ククルガキルン [ku̥⸢kurugaki⸣ruŋ] (他動)
- 心掛ける。標準語から転訛したもの。老年層は、キ⸢ム⸣バ ⸣ムトゥン[ki⸢mu⸣ba ⸣mutuŋ](心掛ける{EOS}「肝を持つ」)という。
Example phrases
- ⸢ピントゥルピン⸣ ア⸢サ⸣ニビ ⸢サン⸣ヨー <サ⸢ヌ⸣ヨー> ク⸢クルガキ⸣ルン
[⸢pinturupiŋ⸣ ʔa⸢sa⸣nibi ⸢saɲ⸣joː ku̥⸢kurugaki⸣ruŋ]
(毎日朝寝坊をしないよう心掛ける) - ク⸢クルガキラ⸣ヌ
[ku̥⸢kurugakira⸣nu]
(心掛けない) - ク⸢クル⸣ガキティ
[ku̥⸢kuru⸣gakiti]
(心掛けて) - ク⸢クルガキ⸣ル ⸣クトゥ
[ku̥⸢kurugaki⸣ru kutu]
(心掛けること) - ク⸢クルガキ⸣レー ⸣ミサムヌ
[ku̥⸢kuruga⸣keː misamunu]
(心掛ければよいのに) - ク⸢クルガキ⸣リ
[ku̥⸢kurugaki⸣ri]
(心掛けよ)
ククルザシ [ku̥⸢kuru⸣ʣaʃi] (名)
- {Mn_1}志。目標。標準語から転訛したもの。老年層は、ヌ⸢ズミ[nu⸢ʣumi](志{EOS}「望み」)という。
ククルザシ [ku̥⸢kuru⸣ʣaʃi] (名)
- {Mn_2}厚意。気持ちばかり。寸志。
Example phrases
- シン⸢トゥヌ⸣ ク⸢クルザ⸣シ ヤ⸢レースヌ ヨイ⸣ヌ キ⸢ムチ⸣ユー
[ʃin⸢tunu⸣ ku̥⸢kuruʣa⸣ʃi ja⸢reːsunu joi⸣nu ki⸢muʧi⸣juː]
(ほんの心許りのもの<寸志>ですがお祝いの気持ちです)
ククルミルン [ku̥⸢kurumi⸣ruŋ] (他動)
- 試みる。ためしてみる。老年層は、タ⸢ミ⸣スン[ta⸢mi⸣suŋ](試す)を多用する。
Example phrases
- ⸢ヌー⸣ル シゥ⸢カイヤッ⸣サユー シゥ⸢カイ⸣ ク⸢クルミ⸣ルンティ ウ⸢ムーン⸣ドゥ ⸣クナーテー ク⸢クルミララ⸣ヌ
[⸢nuː⸣ru si̥⸢kaijas⸣sajuː si̥⸢kai⸣ ku̥⸢kurumi⸣runti ʔu⸢muːn⸣du ⸣kunaːteː ku̥⸢kurumirara⸣nu]
(何が使いやすいか、使って試みようと思うが、此処では試みられない)
ククルムチ [ku̥⸢kurumu⸣ʧi] (名)
- {Mn_1}性格。性情。標準語から転訛したもの。老年層は、シ⸢ムチ[ʃi⸢muʧi](性格{EOS}「肝持ち」)という。
Example phrases
- ⸢イー⸣ ク⸢クルムチヌ⸣ プ⸢ス
[⸢ʔiː⸣ ku̥⸢kurumuʧinu⸣ pu̥⸢su]
(よい性格の人) - ヤ⸢ナ⸣ ク⸢クルムチ⸣ ス⸢カウナ <ム⸢トゥ⸣ナ>
[ja⸢na⸣ ku̥⸢kurumuʧi⸣ si̥⸢kauna ]
(悪意<悪い性格>を持つな<使うな>)
ククルムチ [ku̥⸢kurumu⸣ʧi] (名)
- {Mn_2}ほんの少し。やや。標準語から転訛したもの。
Example phrases
- ク⸢クルム⸣チ <ン⸢メーマ> ⸢ヤン⸣マー ピ⸢ケー⸣ン
[ku̥⸢kurumu⸣ʧi ⸢jam⸣maː pi̥⸢keː⸣ŋ]
(ほんの少し<心持>痛みは減った<ひいた>)
ナンククル [⸢naŋkuku⸣ru] (副)
- 自然に。ひとりでに。おのずと。若年層は、⸢ナンク⸣ル[⸢nakku⸣ru](自然に)ともいう。
Example phrases
- シ⸢ティシキ⸣リ ナ⸢キブガリ スー⸣カー ⸢ナンクク⸣ル ナ⸢キヤムン
[ʃi̥⸢tiʃi̥ki⸣ri na⸢kibugari suː⸣kaː ⸢naŋkuku⸣ru na⸢kijamuŋ]
(ほって<捨てて>おけ{EOS}泣き疲れたら自然に泣き止むよ) - ウ⸢ビッチン⸣ヌ ア⸢シ⸣ボー ガ⸢ジマル⸣ヌ ⸣シル ⸢ヌーリ⸣ スクカー ⸢ナンクク⸣ル シ⸢ビリ⸣ パルン
[ʔu⸢bitʧin⸣nu ʔa⸢ʃi⸣boː ga⸢ʤimaru⸣nu ⸣ʃiru ⸢nuːri⸣ su̥kukaː ⸢naŋkuku⸣ru ʃibiri⸣ paruŋ]
(それぽっちのおできはガジマルの白い樹液を塗っておくと自然に
uby{萎}{シボ}んで枯れていくよ)
プスククル [pu̥⸢sukuku⸣ru] (名)
- 一心にすること。心をあわせること。心を一致させること。
Example phrases
- ⸢ヤーニン⸣ズー ウ⸢トゥザマリ⸣ プ⸢スクク⸣ル ⸣ナシェーティ パ⸢タラキ
[⸢jaːnin⸣ʣu ʔu⸢tuʣamari⸣ pu̥⸢sukuku⸣ru ⸣naʃeːti pḁ⸢taraki]
(家族、親戚一同が一心になって働きなさい)
/
マクトゥ キキシミ パトゥマムラ ウイム ワカキム ピトゥククル シジク パンジョー ナウマワル/(誠を心に聞き染めて鳩間村は老いも若きも一心になって、続く繁盛はいよいよ勝っていく)
(
囃子)
/
イヤイーヤー カミヌククルニ タムキアルラバ ミグリミグリヌ ナシグヮウミグヮン ンマリンマリティ アトゥユンサキユン ネランムヌサミ アタルウヤフジ ラクユミシェユサ ナマヌパヤシニ クドゥキユミユミ/(弥々<イヨイヨ>、神の御心に手向けの心があれば、廻り廻って子孫も誕生して後も先もないものだ{EOS}当たる先祖は安楽をなさるものだ{EOS}今の囃子に口説きを歌おう)- パ⸢トゥ⸣マクドゥキン
[pa⸢tu⸣makudukiŋ]
(鳩間口説)
『
鳩間島古典民謡古謡集』)
マンククル [⸣maŋkukuru] (名)
- 美しい心。優しい心。⸢絹、繭のような心」の義。「マン」は、⸢マン[⸢maŋ](繭{EOS}絹)の意。
Example phrases
- ⸣イツククル ⸣マンククル ム⸢トーリ⸣ル プ⸢ス⸣ ヤ⸢ローッ⸣タ
[⸣ʔiʦuku̥kuru ⸣maŋku̥kuru mu⸢toːri⸣ru pu̥⸢su⸣ ja⸢roːt⸣ta]
(絹のような美しい心を持っておられる方<人>でいらっしゃった)
くくる【括る】
(Common Godan verb, transitive)
- To tie up; To tie together; To bind; To bundle; To fasten
— Word usually written using kana alone
- To hang (oneself)
— Word usually written using kana alone
- To summarize; To put (it all) together; To consolidate
— Word usually written using kana alone
- To estimate; To expect
— Word usually written using kana alone
- To tie-dye
— Word usually written using kana alone
- To detain; To check; To restrain
— Archaism
しめくくる【締めくくる・締め括る】
(Godan verb, transitive)
- To bring to a finish
- To bind firmly
- To superintend
ひっくくる【引っ括る】
(Godan verb, transitive)
- To bundle; To tie up
くびをくくる【首を括る・首をくくる】
(Expression)
- To hang oneself; To strangle oneself
たかをくくる【高を括る・高をくくる】
(Expression)
- To underrate; To make light of
はらをくくる【腹を括る・腹をくくる】
(Expression)
- To prepare oneself for the worst; To strengthen one's resolve; To accept one's fate; To prepare oneself
きではなをくくる【木で鼻をくくる】
(Expression)
- To give a blunt answer
JLect: Japonic Languages and Dialects Database
Possible results from JLect’s Japonic Languages and Dialects Database, created by Zachary Read, © JLect.com.
Search languages: Japonic (all languages and dialects) ↔ English ↔ Japanese
Ryukyu (Okinawa)
すく【底】
(Noun) Bottom; bottom of a ravine, valley bottom, valley floor