A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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ケー kee (kee) ⓪ 名
- 櫂。?eeku, ?weekuともいう。
ケー kee (kee) ① 名
- ひつ。衣裳箱。唐櫃に似た中国風の箱であるが,足はない。衣類を入れる。かぶせぶたがあり,さらにkakuguという中ぶたがあって,その下に衣類を入れる。婚礼の時,花嫁が着物をいっぱい入れて持参する。敬語は'Ncee。
ケー kee (kee) ① 名
- 粥。?ukeeともいう。
ーケー -kee (-kee) 接尾
- 階。家の階数を数える接尾辞。niikee(二階),saNkee(三階)など。
ーケー -kee (-ke]e) 助
- よ。「禁止形」に付く。<?ukee(置けよ)。sjuna~.するなよ。?ikuna~.行くなよ。
ケーー kee- (kee-) 接頭
- 動詞につき,ちょっと…する,軽く…する。また,思い切って…する,…しちゃうなどの意を表わす。接頭辞ciiと似ている。keehoocuN(ちょっと掃く),keenadijuN(ちょっとなでる),keekoojuN(買ってしまう,思いきって買う)など。
ケーイ keei (keei) ⓪ 名
- おつり。つり銭。keesimudusiともいう。
ケーイ keei (keei) ⓪ 名
- 帰り。帰路。
ンケー nkee ('Nkee) ① 名、接尾
- 向かい。向かい側。~ja taa 'jaga.向かい(の家)は誰か。
- (接尾)向き。hweeNkee(南向き),?agariNkee(東向き)など。
ウケー ukee (?ukee) ⓪ 名
- おかゆ。?ukeenu ?usiru.旧暦7月15日盆祭りの終わりの日に祭壇に供える,あずきのかゆと汁。汁は煮出汁に醤油を加えたもので,実に冬瓜・豆腐・肉その他色色のものを賽の目に切って入れる。~nu ?waajuu.おかゆのうわ湯,すなわち重湯。
ーケーン -keen (-keeN) 接尾
- 回。回数を数える接尾辞。cukeeN⓪(一回),takeeN①(二回), mikeeN①(三回), 'jukeeN①(四回), ?iCikeeN⓪(五回), mukeeN①(六回), nanakeeN⓪(七回), 'jakeeN①(八回), kukunukeeN⓪(九回), tukeeN①(十回), ?ikukeeN⓪(何回)など。
フィケー fikee (hwikee) ① 名
- 控え。写し。副本。
- 控え。そばに控える者。
ケーイー keeii (keeii) ⓪ 名
- keeruuと同じ。
ケーナ keena (keena) ⓪ 名
- かいな。二の腕。肩から肘までをいう。
ケーティ keeti (keeti) ⓪ 副
- かえって。むしろ。keetee, keetiNkaiともいう。
サケー sakee (sakee) ⓪ 名
- 境。境界。
トゥケー tukee (tukee) ① 名
- 渡海。航海。海を渡ること。
- 海洋。渡る海。tukeja hwizamitiNtiru Cicija hwituCi,?amaN nagamiju-ra kijunu suraja.[渡海や隔めても照る月や一つ あまも眺めゆら 今宵の空や]海は隔てても照る月は一つ,あのかたもこよいの空を眺めているだろう。
ウンケー unkee (?uNkee) ⓪ 名
- お迎え。人をお迎えすること。
- ?usjooroo?uNkeeの略。
アーラーッサーケーン [⸢ʔaːraː⸣ s⸢saː⸣keːŋ] (文)
アザケーン [ʔa⸢ʣa⸣keːŋ] (形)
- 清潔である。
uby{清清}{スガ|スガ}しい。清らかである。衛生的である。
Example phrases
- ウ⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァー ドゥー⸣ヌ ⸢ミーマールン⸣ ア⸢ザケーアザケー⸣シティ ア⸢タラ⸣サン⸢ツォー
[ʔu⸢nu⸣ f⸢faː duː⸣nu ⸢miːmaruŋ⸣ ʔa⸢ʣakeːʔaʣakeː⸣ʃi̥ti ʔa⸢tara⸣san⸢ʦoː]
(その子は身の回りも清潔で可愛いんだよ) - イッ⸢ケナ⸣ ア⸢ザ⸣ケーンティ ス⸢クタヌ⸣ ア⸢ザ⸣ケー ⸢ナーン⸣シェン
[ʔik⸢kena⸣ ʔa⸢ʣa⸣keːnti su̥⸢kutanu⸣ ʔa⸢ʣa⸣keː ⸢naːŋ⸣ʃeŋ]
(非常に清潔だと聞いたが清潔ではなかった) - ⸣アイニ ア⸢ザ⸣ケー プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
[⸣ʔaini ʔa⸢ʣa⸣keː pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
(あのように清潔な人はいない)
アラブシケー [ʔa⸢rabuʃi̥keː] (名)
- 屋号。⸣ウブシケー[⸣ʔubuʃi̥keː](大城博氏宅)の東隣の大工修氏宅(「東大城家」の儀)や大工新吉氏宅。⸢ダイ⸣ケー[⸢dai⸣keː](大工定市氏宅)の前隣。
Example phrases
- ア⸢ラブシケーヌ⸣ アー⸢パー⸣マー ユ⸢ナ⸣デーヌ ミ⸢ドーン⸣ッふァ ヤ⸢ロー⸣リ ⸢マイトゥブ⸣レーヌ ⸢モー⸣シェンマーヌ ブ⸢ネーヌ⸣ ウヤ ヤ⸢ローッ⸣タ [ʔa⸢rabuʃi̥keːnu⸣ ʔaː⸢paː⸣maː ju⸢na⸣deːnu mi⸢doːŋ⸣ffa ja⸢roː⸣ri ⸢maitubu⸣reːnu ⸢moː⸣ʃemmaːnu bu⸢neːnu⸣ ʔuja ja⸢roːt⸣ta] (大工新吉氏宅のお祖母さんは与那田家の娘であられ、吉川家の森子氏の母親であられた)。ア⸢ラブシケーヌ⸣ ウ⸢キ⸣ナザーテー[ʔa⸢rabuʃi̥keːnu⸣ ʔu⸢ki⸣naʣaːteː](大工修氏宅<東大城家の宇慶那氏宅>)ともいう。⸢アーラ⸣・⸣ウブシケー[⸢ʔaːra⸣・⸣ʔubuʃi̥keː](東・大城家)が音韻変化して生成された合成語。大工修氏らは戦前に鳩間島漁業組合の設立に貢献され、鳩間島漁業組合のコンクリート建て冷蔵庫をカ⸢ザケー[ka⸢ʣakeː](加治工家)の前海岸に建設された
イシケーズニ [⸢ʔiʃi̥keːʣuni] (名)
- (海底地名)。鳩間島の⸢マイ⸣ズニ[⸢mai⸣ʣuni](前曽根)の中のフ⸢ターチズニ[ɸu̥⸢taːʧiʣuni](二つ曽根)の西側にある曽根。鳩間島からフ⸢ノー⸣ラ(船浦)へ向かう船は、タ⸢カ⸣ビー[tḁ⸢ka⸣biː](高干瀬)の津口の側にある、フ⸢ターチズニとマ⸢ルスニ[ma⸢rusuni](丸曽根)の東側にある⸢イシケーズニの間を通り抜けて行く
イチフンケーン [ʔi⸢ʧiɸuŋ⸣keːŋ] (連)
- いとこ(従兄弟)たち。
Example phrases
- イ⸢チフン⸣ケーン ムー⸢ル⸣ ア⸢ツァ⸣ミティ パ⸢ナシアー⸣シバ
[ʔi⸢ʧiɸuŋ⸣keːm muː⸢ru⸣ ʔa⸢ʦa⸣miti pa⸢naʃiʔaː⸣ʃiba]
(従兄弟たちをも全 員集めて話し合いなさいよ)
イラカザケー [ʔi⸢rakaʣakeː] (名)
- 屋号。西加治工次郎氏宅。
Example phrases
- イ⸢ラカザケーヌ⸣ マンタナール ⸢プール⸣ヌ ⸣サンシケー ス⸢クーローッ⸣タ
[ʔi⸢rakaʣakeːnu⸣ mantanaːru ⸢puːru⸣nu ⸣saŋʃi̥keː su̥⸢ku⸣roːtta]
(西加治工家の前に<ぞ>豊年祭の桟敷は作られた)
インタパナシケー [⸢ʔintapanaʃi̥keː] (名)
- 屋号。花城伊佐氏宅。花城家の分家。⸢西花城家」の義。
Example phrases
- ⸢カンザトゥ⸣ヤーヌ ⸢シー⸣ネール ⸢インタパナシケー ヤッタ
[⸢kanʣatu⸣jaːnu ⸢ʃiː⸣neːru ⸢ʔintapanaʃi̥keː jatta]
(慶田城家の後<北>隣が花城伊佐氏宅であった) - ⸢インタパナシケーヌ⸣ ヒ⸢ロスケザー⸣ キ⸢チゴンヌ⸣ ジーシンカ ヤ⸢ローッ⸣タ
[⸢ʔintapanaʃi̥keːnu⸣ çi⸢rosukeʣaː⸣ ki̥⸢ʧigonnu⸣ ʤiːʃiŋka ja⸢roːt⸣ta]
(花城家<西花城家>の廣助兄さんは結願祭の村踊りの地謡仲間<臣下>であられた)
ウーケーマ [ʔuː⸢keː⸣ma] (名)
- 小さな桶。⸢ウー⸣キ[⸢ʔuː⸣ki](桶)に指小辞の⸢ヤー⸣マ[⸢jaː⸣ma](小さな物)が付いて、[⸢ʔuː⸣ki+jaːma] → [ʔuː⸢kjaː⸣ma] → [ʔuː⸢keː⸣ma] のように音韻変化して形成された語。
Example phrases
- ⸢ホンマ⸣ケー ウー⸢ケー⸣マナ ⸣ザコー ス⸢クイ⸣ トゥリティ マ⸢コーッ⸣タ
[⸢homma⸣keː ʔuː⸢keː⸣mana ⸣ʣakoː su̥⸢kui⸣ turiti ma⸢koːt⸣ta]
(本撒<生餌撒き>は小さな桶に雑魚<生餌>を掬い取って撒かれた)
ウイカナケー [⸢ʔuikanakeː] (名)
- 屋号。浦崎家。浦崎英行氏宅。「上兼久家」の義。浦崎英行氏は鳩間島の名士で、伝統舞踊の名手でもあった。戦前に福吉丸の船主としてカツオ節製造工場を経営していたが戦争で工場が爆撃され、戦後事業から撤退された。次男の浦崎英七氏は竹富町役場に勤務し、町の発展に尽した。
Example phrases
- イ⸢クサユー⸣ヌ ⸣マイナー ⸢ウイカナケーヌ⸣ プ⸢スン⸣ カ⸢ツシン⸣ ムティ ⸢オーッ⸣タン
[ʔi⸢kusajuː⸣nu ⸣mainaː ⸢ʔuikanakeːnu⸣ pu̥⸢suŋ⸣ kḁ⸢ʦuʃim⸣ muti ⸢ʔoːt⸣taŋ]
(太平洋戦争前には浦崎家の人もカツオ漁船を持っておられた)
ウイカナケーヌエイキツァザーテー [⸢ʔuikanakeːnu ʔeikiʦaʣaːteː] (連)
- 屋号。兼久英吉氏(浦崎)宅。鳩間村一斑の⸣ジロッピテー[⸣ʤiroppiteː](大城次郎氏宅)の後隣にあった。戦前は浦崎英光氏と共にカツオ漁業(福吉丸)を経営していたが、米軍の空襲によってカツオ節製造工場が爆破された。戦後は台湾貿易に従事したが成功しなかった。長男の浦崎雪雄氏は、小浜光次郎氏と共に鳩間島出身で初めて琉球大学を卒業し、教職に就いて島の教育に尽力した
ウイナケー [⸢ʔuinakeː] (固)
- 浦崎家の屋号。浦崎英行氏宅。「上兼久家」の音韻変化したもの。
Example phrases
- ⸢ウイナケーヌ ジー⸣ガー カ⸢ツシンヌ⸣ ウ⸢ヤ⸣カタン ⸢シー オー⸣リティ パ⸢トゥ⸣マ ⸣イチヌ ブ⸢ドゥルゾージ⸣ ヤ⸢ローッ⸣タ
[⸢ʔuinakeːnu ʤiː⸣gaː kḁ⸢ʦuʃinnu⸣ ʔu⸢ja⸣kataŋ ⸢ʃiː ʔoː⸣riti pḁ⸢tu⸣ma ⸣ʔiʧinu bu⸢duruʣoːʤi⸣ ja⸢roːt⸣ta]
(浦崎家のお祖父さんはカツオ漁船の親方もしておられて、鳩間一番の踊り上手<名手>でもあられた)
ウケーピケーシ [⸣ʔukeːpikeːʃi] (副)
- 重言。一進一退。良くなったり悪くなったり。
Example phrases
- ⸢ヤン⸣マー ナー⸢イ⸣ ウケーピケーシル ⸢ブー
[⸢jam⸣maː naː⸢i⸣ ʔukeːpi̥keːʃiru ⸢buː]
(病気はただ一進一退の状態だ<一進一退でいる>)
ウケーラスン [ʔu⸢keːrasuŋ] (他動)
- 浮かす。浮かべる。
Example phrases
- ス⸢ナカ⸣ナー ⸣フニ ウ⸢ケーラスンティ ベー⸣ヌンドゥ ウ⸢ケーラサランバン
[su⸢naka⸣naː ⸣ɸuni ʔu⸢keːrasunti beː⸣nundu ʔu⸢keːrasarambaŋ]
(海に船を浮かべようとしているが、浮かべられない) - ウ⸢ケーラシ⸣ ミサカー ウ⸢ケーラス⸣ クトー ⸣ナルン
[ʔu⸢keːraʃi⸣ misakaː ʔu⸢keːrasu⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
(浮かべてよければ浮かべることは出来る) - ⸢パー⸣ク ウ⸢ケーラシェー⸣ ミサムヌ
[⸢paː⸣ku ʔu⸢keːraʃeː⸣ misamunu]
(早く浮かべれば良いのに) - ⸣クナー ウ⸢ケーラシ
[⸣kunaː ʔu⸢keːraʃi]
(此処に浮かべよ) - ⸣フニ ウ⸢ケーラスン
[⸣ɸuni ʔu⸢keːrasuŋ]
(船を浮かべる) - ウ⸢ケーラサヌ
[ʔu⸢keːrasanu]
(浮かべない) - ウ⸢ケーラシ⸣ プサンドゥ ウ⸢ケーラス⸣ フネー ⸢ナー⸣ヌ
[ʔu⸢keːraʃi⸣ pu̥sandu ʔu⸢keːrasu⸣ ɸuneː ⸢naː⸣nu]
(浮かべたいが浮かべる船がない)
ウケールン [ʔu⸢keːruŋ] (自動)
- 浮く。浮かぶ。
Example phrases
- ⸣クマナー フ⸢ネー ウ⸢ケールン
[⸣kumanaː ⸣ɸuneː ʔu⸢keːruŋ]
(ここには、船は浮く<浮かぶ>) - ⸢スー⸣ヌ ⸣ミツカー ウ⸢ケールン⸣ パジ⸢ダー⸣ヌ マ⸢ダ⸣ ウ⸢ケーランバン
[⸢suː⸣nu ⸣miʦukaː ʔu⸢keːrum⸣ paʤi⸢daː⸣nu ma⸢da⸣ ʔu⸢keːrambaŋ]
(潮が満ちたら浮かぶはずだが、まだ浮かばないわい) - ウ⸢ケーリナー⸣ヌ
[ʔu⸢keːrinaː⸣nu]
(浮いてしまった) - ⸣クナーティン ⸣フネー ウ⸢ケールン
[⸣kunaːtiŋ ⸣ɸuneː ʔu⸢keːruŋ]
(ここでも船は浮かぶ<浮く>) - ⸣クナーテー ウ⸢ケーラヌ
[⸣kunaːteː ⸣ɸuneː ʔu⸢keːranu]
(ここでは船は浮かばない) - ウ⸢ケーリ⸣クン
[ʔu⸢keːri⸣ kuŋ]
(浮いてくる) - ウ⸢ケール⸣クトー ウ⸢ケールンドゥ ⸢ウーカサラ⸣ヌ
[ʔu⸢keːru⸣ku̥toː ʔu⸢keːrundu ʔuːkasara⸣nu]
(浮くことは浮くが動かせない) - ⸢マー⸣ビン ウ⸢ケーレー⸣ ミサムヌ
[⸢maː⸣biŋ ʔu⸢kereː⸣ misamunu]
(もっと浮かべばよいのに) - ⸢マー⸣ビン ウ⸢ケーリ
[⸢maː⸣biŋ ʔu⸢keːri]
(もっと浮かべよ)
ウシッケーラスン [ʔu⸢ʃikkeːrasuŋ] (他動)
- 押しもどす。押しやる。突き飛ばす。「押し・返らす」の転訛したものか。
Example phrases
- ⸢マイッサー⸣リ ⸢シー⸣クー ⸣ムノー ウ⸢シッケーラシ⸣ パ⸢ラ⸣シ
[⸢maissaː⸣ri ⸢ʃiː⸣kuː ⸣munoː ʔu⸢ikkeːraʃi⸣ pa⸢ra⸣ʃi]
(行く手を阻む<前塞がりしてくる>者は押し戻せ) - タ⸢ー ヤラバン⸣ ウ⸢シッケーラスン
[ta⸢ː jarabaŋ⸣ ʔu⸢ʃikkeːrasuŋ]
(誰であろうが押し戻す<返す>) - ウ⸢シッケーラサラヌ
[ʔu⸢ʃikkeːrasaranu]
(押し戻されない) - ウ⸢シッケーラシ⸣ ミサカー ウ⸢シッケーラス⸣ クトー ⸣ナルン
[ʔu⸢ʃikkeːraʃi⸣ misakaː ʔu⸢ʃikkeːrasu⸣ ku̥toː ⸣naruŋ]
(押し戻し<返し>て良ければ押し戻すことは出来る) - ウ⸢シッケーラシェー⸣ ミサムヌ
[ʔu⸢ʃikkeːraʃeː⸣ misamunu]
(押し戻せ<返せ>ば良いのに)
ウシトゥンケー [⸢ʔuʃi̥⸣tuŋkeː] (名)
- 弟たち。弟妹たち。⸣-ケー[⸣-keː](~たち)は主に人間の複数を表し、尊敬、丁寧の意味を含む接尾語。先祖を表す語にも下接する。
Example phrases
- ⸢ウシトゥンケー⸣ヤ ムー⸢ル ヤーバカ⸣リ ⸢シェー⸣ン
[⸢ʔuʃi̥tuŋkeː⸣ja muː⸢ru jaːbaka⸣ri ⸢ʃeː⸣ŋ]
(弟妹方は皆分家<家別れ>した)
ウシヌシケー [ʔu⸢ʃi⸣nu ⸣ʃi̥keː] (連)
- 臼のゆりわ(揺輪)。米を搗き臼に入れて搗く際に米粒が臼の外へ弾き出されないよう、臼の縁にはめる藁製の揺輪。直径約3センチの藁束の輪に仕上げたもの。
Example phrases
- ウ⸢シ⸣ヌ ⸣シケー シ⸢キティ⸣ ッサウカー ⸢マイヌ⸣ シジェー トゥ⸢ビンジラ⸣ヌ
[ʔu⸢ʃi⸣nu ⸣ʃi̥keː ʃi̥⸢kiti⸣ ssaukaː ⸢mainu⸣ ʃiʤeː tu⸢biʔnʤira⸣nu]
(臼の揺輪を付けて搗く<精げる>と米粒は外へ飛び出ない<弾けない>よ) - 最初は軽く搗いて、ア⸢ザラスン
[ʔa⸢ʣarasuŋ]
(米糠が出る状態にする) - の状態にして俊強く搗く。 ウ⸢シ⸣ヌ ⸣シケー ⸣シキティ ⸢マイ⸣ ッサイバ
[ʔu⸢ʃi⸣nu ⸣ʃi̥keː ⸣ʃi̥kiti ⸢mai⸣ ssaiba]
(臼の揺輪を嵌め<付け>て米を搗きなさい)
ウッケースン [⸢ʔukkeː⸣suŋ] (他動)
- ひっくり返す。裏返す。引き返す。⸢ウッケーラ⸣スン[⸢ʔukkeːra⸣suŋ](ひっくり返す)と同じ。
Example phrases
- ⸢ウッケーサン⸣タンティン ⸣ミサン
[⸢ʔukkeːsan⸣tantim ⸣misaŋ]
(ひっくり返さなくてもよい) - ⸢ウッケー⸣シ ⸣ミサン
[⸢ʔukkeː⸣ʃi ⸣misaŋ]
(ひっくり返してもよい) - ⸣ドゥーシ ⸢ウッケー⸣スンティ ⸣ウムーカー ⸢ウッケー⸣シバ
[⸣duːʃi ⸢ʔukkeː⸣sunti ⸣ʔumuːkaː ⸢ʔukkeː⸣ʃiba]
(自分でひっくり返してもよいと思うならひっくり返しなさい) - ク⸢レー ウッケー⸣ス ⸣クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[ku⸢reː ʔukkeː⸣su ⸣ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(これは、ひっくり返すことは出来ない) - ⸢パー⸣ク ⸢ウッケー⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢paː⸣ku⸢ʔukkeː⸣ʃeː ⸣misamunu]
(早くひっくり返せばよいのに)
ウッケーラスン [⸢ʔukkeːra⸣suŋ] (他動)
- ひっくり返す。裏返す。⸢ウッカイラ⸣スン[⸢ʔukkaira⸣suŋ](ひっくり返す)と同じ。⸢カイ⸣スン[⸢kai⸣suŋ](返す)ともいう。
Example phrases
- イ⸢ガー⸣ プ⸢スマティダヌ⸣ ウ⸢チ⸣ナー ⸢ウッケーラ⸣シティ ⸣プシバ
[ʔi⸢gaː⸣ pu̥⸢sumatidanu⸣ ʔu⸢ʧi⸣naː ⸢ʔukkeːra⸣ʃi̥ti ⸣pu̥ʃiba]
(烏賊は昼間の太陽<昼間太陽>があるうちに裏返して干しなさい)
ウッケールン [⸢ʔukkeː⸣ruŋ] (自動)
- ひっくり返る。覆る。⸢ウッカイ⸣ルン[⸢ʔukkai⸣ruŋ](覆る)と同じ。
Example phrases
- ナ⸢カバー⸣ラン ⸢ウッケー⸣ルンダ ⸢ウッケーラン⸣ヨーニ キ⸢ミリ
[na⸢kabaː⸣raŋ ⸢ʔukkeː⸣runda ⸢ʔukkeːraŋ⸣joːni ki⸢miri]
(中途からでも覆るから、覆らないように決めなさい) - ⸢ウッケー⸣リ ⸢ナー⸣ヌ
[⸢ʔukkeː⸣ri ⸢naː⸣nu]
(覆ってしまった) - ⸢ウッケー⸣ル ⸣クトゥン ⸣アン
[⸢ʔukkeː⸣ru ⸣ku̥tuŋ ⸣ʔaŋ]
(覆ることもある) - ⸢ウッケー⸣レー ⸣ミサムヌ
[⸢ʔukkeː⸣reː ⸣misamunu]
(覆れば良いのに) - ⸢ウッケー⸣リバ
[⸢ʔukkeː⸣riba]
(覆れよ)
けいたい・ケイタイ・ケータイ【携帯】
(Common Noun)
- Mobile telephone; Cell phone
— Abbreviation / Colloquialism / Word usually written using kana alone
- Something carried (in the hand); Handheld; Portable
ケーソンこうほう【ケーソン工法】
(Common Noun)
- Caisson method
でんげんケーブル【電源ケーブル】
(Common Noun)
- Power cable; Power lead
ケーナ
(Noun)
- Quena (Andean flute)
ケール
(Noun)
- Kale (Brassica oleracea var. acephala)
カオス・ケーオス・ケイオス
(Common Noun)
- Chaos
ケース・ケイス
(Common Noun)
- Case (e.g. receptacle, condition, event, legal action, letter style, etc.)
- Computer-Aided Software Engineering; CASE
スカラー・スカラ・スケーラー・スケーラ
(Noun)
- Scalar
ロケート
(Noun)
- Locate; Locating
たけえん【竹縁】
(Noun)
- Veranda with bamboo flooring
かけえり【掛け襟】
(Noun)
- Protective collar on kimono or bed clothes
ケーゲル
(Noun)
- Pubococcygeal muscle; Kegel muscle
けいばん・ケーばん・ケーバン・ケイバン【携番・ケー番】
(Noun)
- Mobile phone number
— Colloquialism / Abbreviation
ケッパー・ケイパー・ケーパー
(Noun)
- Caper (Capparis spinosa)
ケーワイ・ケイーワイ・ケイワイ【KY】
(Noun)
- Being unable to read the situation; Being unable to pick up on the mood of a conversation (e.g. A and B are complaining about C, and D joins the conversation praising C)
トッケイ・トッケー
(Noun)
- Tokay gecko (Gekko gecko); Tokay
けいどろ・ケードロ・ケイドロ【警泥・刑泥】
(Noun)
- Cops and robbers (hide-and-seek game)
— Word usually written using kana alone
けいはん・ケーファン【鶏飯】
(Noun)
- Dish of seasoned chicken with rice, pickles, etc. (from Kagoshima and Okinawa)
ケーキや【ケーキ屋】
(Noun)
- Cake shop; Pastry shop
ガラけい・ガラケー・ガラケイ【ガラ携】
(Noun)
- (Japanese) feature phone; Traditional Japanese-style cell phone (in contrast to smart phones); "Galapagos" cell phone (Japanese brand)
— Abbreviation / Word usually written using kana alone / Colloquialism
どろけい・ドロケイ・ドロケー【泥警・泥刑】
(Noun)
- Cops and robbers (hide-and-seek game)
— Word usually written using kana alone
さんケー【3K・三K】
(Noun)
- Difficult, dirty, and dangerous (work)
- Three bedrooms and a kitchen (in real estate)
- Three kilograms (or kilometers, etc.)
アルケー
(Noun)
- First principle
オッケー・オーケー【OK】
(Common Expression)
- OK
— Colloquialism
ケーオー
(Common Noun)
- KO; Knock-out