A dictionary of the Ryukyuan language
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū (Okinawan Language Dictionary Data Collection), published by the National Institute for Japanese Language and Linguistics, © CC BY 4.0.
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シタタカ shitataka (sitataka) ⓪ 名・副・連体
- したたか。ひどく。はなはだ。非常に。~na'janaa.ひどく悪い者。~ni 'wiitooN.したたか酔っている。~suguraQtaN.ひどくなぐられた。~'NditaN.ひどくぬれた。~'janakaagii.はなはだ容貌の醜い人。
クシタタチ kushitatachi (kusitataci) ⓪ 名
- 腰をたたくこと。あんま。
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いっぺー/じこー/したたか/でーじな/さっこー
- とても、ひどく
Example phrases
- いっぺー/じこー/したたか をぅたとーん。
(とても疲れている) - いっぺー/じこー/したたか うぃーとーん。
(ひどく酔っている) - いっぺー/じこー/したたか ぬらーったん。
(ひどく怒られた) - いっぺー/じこー/したたか すぐらったん。
(ひどく叩かれた) - じこー/したたか/*いっぺー っんでぃたん。
(ひどく濡れた) - いっぺー/じこー/したたか やなかーぎー
(ひどい不細工) - いっぺー/じこー/したたか/でーじな/さっこー よーさん。
(とても弱い) - さっこー とぅーさっさー。
(とても遠いね) - いっぺー/じこー/さっこー やむん。
(とても痛い) - いっぺー/じこー/さっこー いちゅなさん。
(とても痛い) - いっぺー/じこー/さっこー まーさん。
(とてもおいしい) - いっぺー/じこー/さっこー うとぅるさん。
(とても怖い) - さっこー をぅたてぃ よー。
(とても疲れてねえ) - さっこー なんぢ やたん。
(とても大変だった) - さっこーな すがい そーさー。
(みすぼらしい格好しているよ) - さっこー ふぃーさん。
(とても寒い) - さっこー んぢゃさたん。
(とても苦かった)
*(参考)あれー さっこー やっさー(あいつはひどいよ)
シタタカ [ʃi̥⸢ta⸣taka] (副)
- したたか。ひどく。甚だしく。沖縄本島方言からの借用語。
Example phrases
- カ⸢ツシンラ⸣ シ⸢タ⸣タカ ⸢モー⸣キティル ア⸢ラヤー⸣ ス⸢ク⸣リ ミ⸢ジ⸣グラン ス⸢ク⸣レー⸢ダー
[kḁ⸢ʦuʃinra⸣ ʃi̥⸢ta⸣taka ⸢moː⸣kitiru ʔa⸢rajaːn⸣ su̥⸢ku⸣ri mi⸢ʤi⸣guran su̥⸢ku⸣reː⸢daː]
(カツオ漁船からしたたか儲けて家も新築し、水タンク<水倉>も作ったのだよ) - シ⸢タ⸣タカ ⸢ビー⸣ブー
[ʃi̥⸢ta⸣taka ⸢biː⸣bu]
(ひどく酔っている) - シ⸢タ⸣タカ ⸢スングラリティル⸣ ナ⸢キベー
[ʃi̥⸢ta⸣taka ⸢suŋguraritiru⸣ na⸢ki beː]
(ひどく殴られて<ぞ>泣いている)
アースン [⸢ʔaːsuŋ] (他動)
- {Mn_1}木を揺すって実を落とす。「~置きて枯らしみ安由流<アユル>實波~。万、4111」の他動詞化したもの。「Aye,uru,eta(アユル)、シモの地方では、果実、穀粒、麦などが自然に落ちたり、汗血などがしたたり落ちる」『邦訳日葡辞書』の他動詞化したもの。
Example phrases
- フ⸢ナ⸣ブ ⸢アースン
[ɸu⸢na⸣bu ⸢ʔaːsuŋ]
(九年母<蜜柑、シークヮーサー>の実を揺すって落とす) - ⸢ゴーナキ⸣ヌナロー マ⸢ダ ウーマン⸣バ ⸢アーサラヌ
[⸢goːnaki⸣nunaroː ma⸢da ʔuːmam⸣ba ⸢ʔaːsaranu]
(桑の実はまだ熟れないから揺すって落とすことが出来ない) - フ⸢ナ⸣ブ ⸢アーシ⸣ミサン
[ɸu⸢na⸣bu ⸢ʔaːʃi⸣misaŋ]
(蜜柑の木を揺すって蜜柑を落としてよい) - ⸢アース⸣ クトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢ʔaːsu⸣ ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(揺すって落とすことは、してはならない) - ⸢アーシェー⸣ ミサムヌ
[⸢ʔaːʃeː⸣ misamunu]
(揺すって落とせばいいのに) - ⸢アーシ⸣バ
[⸢ʔaːʃi⸣ba]
(揺すって落とせよ) - ⸢ゴーナキー⸣ヌ ⸣ナル ⸢アースン
[⸢goːnakiː⸣nu ⸣naru ⸢ʔaːsuŋ]
(桑の実をゆすって落とす) - ⸢アーサヌ
[⸢ʔaːsanu]
(落とさない) - ⸢アーシ⸣プサン
[⸢ʔaːʃi⸣ pu̥saŋ]
(落としたい) - ⸢アース⸣ プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
[⸢ʔaːsu⸣ pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
(落とす人はいない) - ⸢アーシェー⸣ ミサムヌ
[⸢ʔaːʃeː⸣ misamunu]
(落とせば良いのに) - ⸢キー⸣ヌ ⸣ナル ⸢アーシ
[⸢kiː⸣nu ⸣naru ⸢ʔaːʃi]
(木の実を落とせ)
ウサイカサイ [ʔu⸢sai⸣kasai] (名)
- 散散に馬鹿にすること。したたかにに馬鹿にする。甚だしくけな(貶)すさま。
Example phrases
- ⸢ピンソー⸣ムヌティ ⸢シー⸣ ウ⸢サイ⸣カサイ シ⸢ラレー⸣ティ マ⸢ナ⸣マ ⸣ナリケー⸢ダー
[⸢pinsoː⸣munuti ⸢ʃiː⸣ ʔu⸢sai⸣kḁsai ʃi⸢rareː⸣ti ma⸢na⸣ma narikeː⸢daː]
(貧乏者と散散に馬鹿にされて今になってきてのだよ)
カシカシマースン [⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣suŋ] (他動)
- うまくすかす(
uby{賺}{スカ}す)。うまくだます(騙す)。機嫌をとってすかし
uby{賺}{スカ}し
uby{騙}{ダマ}す。したたかにすかす(賺す)。機嫌をとる。
Example phrases
- ヤ⸢ラ⸣ビ カ⸢シカシマー⸣スンティ ⸢スンド⸣ イッ⸢カ カシカシマーサラ⸣ヌ
[ja⸢ra⸣bi ⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣sunti ⸢sundu⸣ ʔik⸢ka kaʃi̥kaʃimaːsara⸣nu]
(子供を賺して機嫌をとろうとするが、一向に賺されない) - ⸢カシカシマー⸣シ ⸣ミサタンティン ⸣アイニ ⸢カシカシマー⸣ス ⸣クトー ス⸢ナ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃi ⸣misatantiŋ ⸣ʔaini ⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣su ⸣ku̥toː ⸢su⸢na]
(賺し騙して良くても、あんなに賺し騙すことはするな) - ⸢カシカシマー⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃeː ⸣misamunu]
(賺し騙せば良いのに) - ⸢カシカシマー⸣シバ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃiba]
(賺し騙しなさいよ) - ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢カシカシマー⸣シェーティル シゥ⸢カーリ
[ja⸢ra⸣beː ⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃeːtiru si̥⸢kaːri]
(子供は宥め賺しながら<ぞ>使われる) - ⸢カシカシマー⸣スンティ ⸢スンドゥ カシカシマーサラ⸣ヌ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣sunti ⸢sundu kaʃi̥kaʃimaːsara⸣nu]
(宥め賺そうとするが、宥め賺されない) - ⸢カシカシマー⸣スクトー ナ⸢ラ⸣ヌ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣su ⸣ku̥toː na⸢ra⸣nu]
(宥め賺すことは出来ない) - ⸢カシカシマー⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃeː ⸣misamunu]
(宥め賺せばよいのに) - ⸢カシカシマー⸣シ
[⸢kaʃi̥kaʃimaː⸣ʃi]
(宥め賺せ)
サキタルン [sḁ⸢ki⸣ taruŋ] (連)
- 酒を醸造する。⸣ムルン[⸣muruŋ](もろみ)を蒸留して冷却し、酒を醸造した。⸣タルン[⸣taruŋ](垂れる{EOS}したたる)の義で、「~奈美太 多利<ナミダ タリ>~。万、4408」の転訛したもの。
Example phrases
- イ⸢クサユー⸣ヌ アトゥ⸢バー⸣ケー パ⸢トゥ⸣マナーン サ⸢ケー⸣ タ⸢ローッ⸣タン
[ʔi⸢kusajuː⸣nu ʔatu⸢baː⸣keː pḁ⸢tu⸣manaːn sḁ⸢keː⸣ ta⸢roːt⸣taŋ]
(終戦後までは鳩間島でも酒を醸造され<垂られ>た) - サ⸢キ⸣ タルンティル ⸢コージバ⸣ タティシケー⸢ダー
[sḁ⸢ki⸣ taruntiru ⸢koːʤiba⸣ tatiʃi̥keː⸢daː]
(酒を醸造しようと麹をたててあるよ)
ザラ [⸣ʣara] (名)
- 砂利。枝珊瑚が死んで、その死骸が砂利状になったものにもいう。鳩間島と西表島上原の中間に海中に、枝珊瑚の砂利が集積されて出来た島のような洲がある。終戦直後までは周囲約200メートル程の島状の洲をなしていた。これを鳩間島ではユ⸢ニ[ju⸢ni](「寄丹」、「寄土」の義か)という。戦後の一時期、これをコンクリート用の砂利に使用したため、コンクリートの鉄骨が塩分で酸化し劣化したので、現在は使用していない。
Example phrases
- パ⸢トゥ⸣マレーヌ ⸢インタヌ⸣ ユ⸢ネーラ⸣ル パ⸢トゥ⸣マ ⸣プソー ⸣ザラ ト⸢ロー⸣リ ⸢コン⸣クリー ス⸢ク⸣ローッタ
[pḁ⸢tu⸣mareːnu ⸢ʔintanu⸣ ju⸢neːra⸣ru pḁ⸢tu⸣ma ⸣pu̥soː ⸣ʣara tu⸢roː⸣ri ⸢koŋ⸣kuriː su̥⸢ku⸣roːtta]
(鳩離島の西のユニ<砂利が堆積して出来た砂洲>から鳩間の人は砂利を取ってコンクリートを造られた)
サンザン [⸢san⸣ʣaŋ] (副)
- 散々に。したたかに。甚だしく。
Example phrases
- ⸢アン⸣バ ⸢パンツァシティ⸣ イ⸢ゾー⸣ ムー⸢ル ピンガ⸣シティ ⸢サン⸣ザン<シ⸢タ⸣タカ> イ⸢ザリティ⸣ マ⸢ガリベー
[⸢ʔam⸣ba ⸢panʦaʃi̥ti⸣ ʔi⸢ʣoː⸣ muː⸢ru piŋga⸣ʃi̥ti ⸢san⸣ʣaŋ<ʃi⸢ta⸣taka> ʔi⸢ʣariti⸣ ma⸢garibeː]
(網を手放して魚を総て逃がしてしまって、散々に叱られて縮こまっているよ)
サンザンクンザン [⸢sanʣaŋkun⸣ʣaŋ] (副)
- 散々に。したたかに。⸢サン⸣ザン[⸢san⸣ʣaŋ]のABCDEBCD型の重言。強調表現。
Example phrases
- ウ⸢カ⸣ヌ ⸢ソーヤンツァン ヌー⸣シカヤーティ ⸣ウムイ ⸢ベー⸣カー ヤン⸢バー⸣キ カ⸢カ⸣リ ⸣キモー ⸢サンザンクン⸣ザン ナリ⸢ナー⸣ヌ
[ʔu⸢ka⸣nu ⸢soːjanʦan nuː⸣ʃikajaːti ⸣ʔumui ⸢beː⸣kaː ⸣jam⸢baː⸣ki kḁ⸢ka⸣ri ⸣kimoː ⸢sanʣaŋkun⸣ʣan nari⸢naː⸣nu]
(借金の心配ですら、どうなるだろうと思っていたら病気にまで罹ってしまって、心は千千に思い乱れてしまった)
シタダレー [ʃi̥⸢ta⸣dareː] (固)
- (地名)。⸢ユシ⸣キダー[⸢juʃi̥⸣kidaː](南ヨシキダ)とサ⸢キンダー[sa⸢kindaː](崎田)の境界地点の海岸に、山から流れ出る水がシターンシターンと流れ落ちているところ。山の水がしたたり落ちている所から命名されたものであろう。
Example phrases
- ⸢ユシ⸣キダタバルヌ ⸢ター⸣ヌ シ⸢ビナー⸣ル シ⸢タ⸣ダレーヤ ⸣アル ⸣スバナーヤ ク⸢メーヌ ター⸣ヌン ⸣アン
[⸢juʃi̥⸣kidatabarunu ⸢taː⸣nu ʃi⸢binaː⸣ru ʃi̥⸢ta⸣dareːja ⸣ʔaru ⸣subanaːja ku⸢meːnu taː⸣nuŋ ⸣ʔaŋ]
(ヨシキダ田袋の最下手の田の尻にシタダレーはある{EOS}側には小浜家の田圃もある) - シ⸢タ⸣ダレーラ ニ⸢シェーキル⸣ サ⸢キンダー⸣ティ ア⸢ズ⸣ダー
[ʃi̥⸢ta⸣dareːra ni⸢ʃeːkiru⸣ sḁ⸢kindaː⸣ti ʔa⸢ʣu⸣daː]
(シタダレーから北側をサキンダー<崎田>と言うのだよ) - ⸢ユシ⸣キダタバルヌ ニ⸢シンタヌ⸣ ク⸢メーヌ ター⸣ヌ シ⸢ベー⸣ シ⸢タ⸣ダレー ⸣ナリ ⸢ブー⸣ミー
[⸢juʃi̥⸣kidatabarunu ni⸢ʃintanu⸣ ku⸢meːnu taː⸣nu ʃi⸢beː⸣ ʃi̥⸢ta⸣dareː ⸣nari ⸢buː⸣miː]
(ユシキダ田袋の北側の小浜家の田圃の田尻はシタダレーになっているねえ)
シタックラスン [ʃi̥⸢takkura⸣suŋ] (他動)
- ぶん殴る。したたかに打つ。「したたかに懲らす」の義か。
Example phrases
- ⸣ドゥクナリ ⸢ブー⸣カー シ⸢タックラ⸣シバ
[⸣dukunari ⸢buː⸣kaː ʃi̥⸢takkura⸣ʃiba]
(あんまりひどかったらぶん殴れよ) - シ⸢タックラ⸣スンティ シ⸢タンティン⸣ フ⸢ドゥヌ マイ⸣ヤンダ シ⸢タックラサラ⸣ヌ
[ʃi̥⸢takura⸣sunti ʃi̥⸢tantiŋ⸣ ɸu⸢dunu mai⸣janda ʃi̥⸢takkurasara⸣nu]
(ぶん殴ろうと思っても背丈が大きいからぶん殴られない) - シ⸢タックラシ⸣プサカー シ⸢タックラ⸣ス プ⸢スバ⸣ タ⸢ナ⸣ミティ シ⸢タックラ⸣シェー ⸣ミサムヌ
[ʃi̥⸢takkuraʃi⸣ pu̥sakaː ʃi̥⸢takkurasu⸣ pu̥⸢suba⸣ ta⸢na⸣miti ʃi̥⸢takkura⸣ʃeː ⸣misamunu]
(ぶん殴りたかったら、ぶん殴る人を頼んでぶん殴れば良いのに)
スズーク [suʣuː⸢ku] (副)
- 強く。たくさん。十分に。しっかりと。したたか(強か)。ひどく。「強強と」の義。首里方言の⸢cuuzuuku{Mn_1}(副)たいそう強く。きつく」『沖縄語辞典』の転訛したもの。スズー⸢コ[suʣuː⸢ko](強く{EOS}したたか<強か>に)ともいう。
Example phrases
- スズー⸢ク⸣ イ⸢ザレー⸣ン
[suʣuː⸢ku⸣ ʔi⸢ʣareː⸣ŋ]
(ひどく叱られた) - スズー⸢ク ファイヤー⸣ン
[suʣuː⸢ku faijaː⸣ŋ]
(たくさん食べた) - スズー⸢ク ネーシェー⸣ン
[suʣuː⸢ku neːʃeː⸣ŋ]
(しっかりと、十分に煮てある<十分に煮た>)
スズーコ [suʣuː⸢ko] (副)
- 強く。ひどく。きつく。随分と。したたか<強か>に。
Example phrases
- ウ⸢ヌ⸣ クトゥシェー ⸣ウヤン スズー⸢コ⸣ イ⸢ザレーン⸠ダー
[ʔu⸢nu⸣ ku̥tuʃeː ⸣ʔujan suʣuː⸢ko⸣ ʔi⸢ʣareːn⸠daː]
(そのことでは親に随分とひどく叱られたよ)
タタックラスン [tḁ⸢takkura⸣suŋ] (他動)
- ぶん殴る。強く殴る。したたかに殴る。「叩き殺す」の転訛。
Example phrases
- ヤ⸢ナクトゥ⸣ シ⸢ター⸣ タ⸢タックラ⸣スンティ ⸢ベーン⸣ケンマー ⸢ピンギラ⸣リティ タ⸢タックラサラ⸣ヌ ⸢サーリ⸣ クーカー タ⸢タックラ⸣シ ⸣ミサン
[ja⸢nakutu⸣ ʃi̥⸢taː⸣ tḁ⸢takkura⸣sunti ⸢beːŋ⸣kemmaː ⸢piŋgira⸣riti tḁ⸢takkurasara⸣nu ⸢saːri⸣ kuːkaː tḁ⸢takkura⸣ʃi ⸣misaŋ]
(悪い事をしたのでぶん殴ろうとしているうちに逃げられて、ぶん殴られない{EOS}連れてきたらぶん殴ってもいい) - タ⸢タックラ⸣ス ⸣クトゥ
[tḁ⸢takkura⸣su ⸣ku̥tu]
(ぶん殴ること) - タ⸢タックラ⸣シェー ⸣ミサムヌ
[tḁ⸢takkura⸣ʃeː ⸣misamunu]
(ぶん殴ればいいのに) - ヤー⸢ディン⸣ タ⸢タックラ⸣シ
[jaː⸢din⸣ tḁ⸢takkura⸣ʃi]
(必ずぶん殴れ) - ウ⸢ヤ⸣ヌ ⸣ムニ シゥ⸢カン⸣カー タ⸢タックラ⸣スン⸢ダー
[ʔu⸢ja⸣nu ⸣muni si̥⸢kaŋ⸣kaː tḁ⸢takkura⸣sun⸢daː]
(親のいうことを聞かないとしたたかに殴るぞ) - タ⸢タックラサ⸣ヌ
[tḁ⸢takkurasa⸣nu]
(ぶん殴らない) - タ⸢タックラシ⸣ プサン
[tḁ⸢takkuraʃi⸣ pu̥saŋ]
(ぶん殴りたい)
タラスン [ta⸢ra⸣suŋ] (他動)
- 垂らす。したたら(滴ら)す。液体を流す。
Example phrases
- ユ⸢ダル⸣ タ⸢ラ⸣スン
[ju⸢daru⸣ ta⸢ra⸣suŋ]
(よだれ<涎>を垂らす) - ユ⸢ダル⸣ タ⸢ラサン⸣ドーシ ッ⸢ふァイ⸣バ
[ju⸢daru⸣ ta⸢rasan⸣doːʃi f⸢fai⸣ba]
(涎を垂らさないで食べなさいよ) - タ⸢ラ⸣シ ⸢ベー
[ta⸢ra⸣ʃi ⸢beː]
(垂らしている) - タ⸢ラ⸣ス ⸣クトー ス⸢ナ⸣ヨー
[ta⸢ra⸣su ⸣ku̥toː su⸢na⸣joː]
(垂らすことはするなよ) - ⸢マー⸣ビン タ⸢ラ⸣シェー ⸣ミサムヌ
[⸢maː⸣bin ta⸢ra⸣ʃeː ⸣misamunu]
(もっと垂らせばいいのに) - ン⸢ベーマ⸣ タ⸢ラ⸣シバ
[ʔm⸢beːma⸣ ta⸢ra⸣ʃiba]
(少し垂らしなさいよ)
ドゥーシトゥナウン [⸣duː ʃi̥⸢tu⸣nauŋ] (連)
- 体を打ちのめす。体をしたたかに打つ。
Example phrases
- ⸢キーヌ パン⸣ターラ ⸣ウティティル シ⸢タ⸣タカ ⸣ドゥー シ⸢トゥ⸣ナイ ヤ⸢マ⸣シ ⸣シケーバン
[⸢kiːnu pan⸣taːra ⸣ʔutitiru ʃi̥⸢ta⸣taka ⸣duː ʃi̥⸢tu⸣nai ja⸢ma⸣ʃi ⸣ʃi̥keːbaŋ]
(木のてっぺんから落ちて<ぞ>体をしたたかに打って痛めてあるわいな)
ブナージマヌー [bu⸢naːʤimanuː] (名)
- (地)トゥ⸢マダタバル[tu⸢madatabaru]の南側、ティ⸢ドゥ⸣ク[ti⸢du⸣ku]山の北側斜面に、幅約50メートル、長さ約100メートルの茅の密生した原野がある。これをブ⸢ナージマヌーという。明治末期から大正期にかけて、⸣シザバナリ(下離)の炭坑用の坑木を伐採したり、炭焼き用の材木を伐採したためにできた原野といわれている。昔は竹富島の山で、⸢ソー⸣ノー[⸢soː⸣noː](樟脳の木)を植林した原野という(加治工伊佐氏談)
したたらず・したったらず【舌足らず・舌たらず・舌っ足らず】
(Noun)
- Lisping
- Inadequate linguistic ability
したたか【強か・健か】
(Adjectival noun)
- Tough; Stubborn; Determined; Hard
— Word usually written using kana alone
(Adverb)
- Severely; Heavily; Hard; A great deal; Much
— Word usually written using kana alone
したたり【滴り】
(Noun)
- Dripping; Drop; Trickle
- Water trickling from moss, rocks, or cliffs in the summer
したたる【滴る】
(Godan verb, intransitive)
- To drip; To drop; To trickle
- To overflow with freshness
したためる【認める】
(Ichidan verb, transitive)
- To write up
— Word usually written using kana alone
したたるい【舌たるい】
(I-adjective)
- Lisping; Cooing
したたかもの【したたか者・健者・強か者・健か者】
(Noun)
- Strong-willed person; Old hand; Shrewd rascal; Wily fox; Desperate character; Formidable woman
- Strong man; Brave man
したたりおちる【滴り落ちる・したたり落ちる】
(Ichidan verb)
- To trickle down
みずもしたたる【水も滴る・水もしたたる】
(Expression)
- Splendidly handsome